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2015年2月の記事一覧

アートパワハラ

アートパワハラ

こんにちは。今週も気ままに想った事を書いてみます。

さて、皆さんは絵を鑑賞していて知ったかぶりをした事はありますか。

知ったかぶりは少し言い過ぎでしょうか。でも、正直良く分からないのになんとなく凄いと言ってみたり、説明を読んだり聞いたりしてとりあえず納得してみたり、そんな事はありませんか。

美術館に行ったりすると、目の前にあるからにはこのアートには絶対的価値があって、凄いものなのだと思わざる

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こじらせ女子よ、どこへゆく

こじらせ女子よ、どこへゆく

こじらせ女子という名前は、雨宮まみさんが付けたらしいけれど、もう◯◯女子とか男子とか、そういう表現に辟易している。
でも、それは、当てはまるのが悔しいから。言い当てられない、何者にもない自分でありたいから。そしてそういうもがいている様が、すでにこじらせ女子の条件を暗に充してしまっているからなお腹立たしい。

自分に置き換えてみれば、ようやく過去の踏んだり蹴ったりを、こじらせ女子として揶揄することが

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努力を褒めずに育てると子どもはアルファツイッタラーになってしまう、というお話

母に褒められた記憶がない。

100点を取っても「このレベルの問題ならまあ、当然。次もちゃんと満点取りなさい」と言われるだけである。

実際、私は勉強のデキる子だった。

小学校はいうまでもなく、中学高校でも常にトップクラスの成績だった。それでも母は私に対して「まあ、当然」としかコメントしないので、自分自身もそれが当たり前だと思うようになっていった。

あれは中学の期末試験だっただろうか。ヤマをか

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ある幼児持ち専業主婦のぼやき

子どもは1歳で、保育園などには預けていないので、基本的には私が子どもを見ている。子が寝ている間にぼけっとネットを見たりするわけだが、私が見る日本語ネット圏では、ワーキングマザーの話ばかり目に入ってくる。twitterでワーキングマザーが家事をどう省力化するか、夫にどう育児を手伝ってもらうかなどの話をしているが、ご存知でしたか、専業主婦だって家事を省力化したいと思っているし、夫の協力が全くなければ育

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0to9さぁ、参加型にしたら需要あるかなあ? 今日のテーマは0!みたいな。そんでタグだけつけて投稿。絵、写真、つぶやきなんでもOK。
アイデア吐き出したくて仕方ない人にはいいかなーと。
AtoZやっててさ、アイデアくれた方もこれなら楽しめるんじゃないかと思った。

わたしが、知りたい

わたしが、知りたい

コミュニケーションの話からはじまった。

にんげんの話になった。

愛の話に着地して、ふたたびコミュニケーションに行きついた。

ほぼ日刊イトイ新聞できょうまで連載された、糸井重里さんと阿川佐和子さんの対談「名付けられていない場所」の話です。対談の名手、名聞き役といわれることの多いお二人が向かい合ったとき、なにを聞いて、なにをしゃべるのか。かなり過剰な期待をもって読んだのですが、いやあ予想をはるか

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「やってみなはれ」の意味

問題意識をもって物事を観察して考える訓練を積んでいると、年をとる毎に、いろんなものが見えるようになっていって、物事の問題点を見つける精度というのは上がっていくのだと思う。にもかかわらず、最近は自分が思ったことのうち、特に否定的なことを言うことにまごつくようになった。

というのも、例えばその人がやろうとしている事業に根本的な欠陥が見えるとして、それを僕が口にして何になるのだろう。ここでいう根本的な

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好意や善意もハラスメントに成り得るということ

「ありのままの姿」や「本当の自分」のようなものがもてはやされて久しい。抑圧された生活の中で求められる役割を演じることに疲弊し、それらの存在を信じることが生きる糧になっているのかもしれない。しかし実際のそれは「意のままに好き勝手に振る舞う粗野な自分」や「理想化された自分」をあらわしているような気がする。
社会性を喪失しても良い、というのでなければ恐らくは概ね後者への憧れであると思われるが、あまりにも

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「わからない」ことは武器ではない

わたしは読解力が低く、あらゆるリテラシーに乏しく、物事を理解するのに時間がかかるし時間をかけても理解できないことが多い。そうして、そのことを恥ずかしいことだと思っているので賢いひとと話しているとついていけなくて申し訳無い気持ちになることが多いし、卑屈な気持ちになってくる。それだからこそ、そのことで相手に迷惑をかけたくないと気を付けているのだが、昨今は「アタマが悪い」ということを武器にするひとが多く

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がんばるひとへ

がんばるひとへ

「いやあ……ラクに書けた本なんて、一冊もないですよ」

先日、バトンズのみんなでごはんを食べているとき、大越さんがしみじみと漏らしたことばです。……ほんっと、そうだよなあ! と、これまでの仕事を振り返りつつ、こういう実感を共有できる仲間がそばにいてくれることのありがたさを噛みしめました。

会社組織をつくり、チームを名乗ったところで、やっぱりライターはひとりで完走する以外にない仕事です。目の前にい

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