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仕事は個人技だけで戦うのではなくチームで戦う No.773

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2023年2月14日 「DAYONE日記」No.773
本ブログは、何か新しいことを始めるきっかけになることを書いていきます。365日、1日も欠かさず発信します。
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おはようございます。

仕事をしていると、
たまに見かける事象があります。

それは、
部下が頑張って取り組んだ仕事を
まるで我が物顔のように
自分の手柄にしてしまう上司です。

そんな事象をみると…

「言いたくても言えない状況。
 部下は辛いだろうなぁ」

と感じてしまいます。

一方で、
その上司の心境を想像してみると…

この仕事で自分が評価されたい
自分は凄いと認められたい
周りから必要とされたい

という自分よがりな気持ちが
あるのではないかと思います。

他人から認められたいという気持ちは
人間であるが故に、承認欲求もあるので
理解できる部分もありますが、
その手段が良くないという事です。

部下の出柄はとってまで
認められたいというのは少し度が過ぎて
いますが、他人から認められたいという事を
自分も振り返ってみると、どうだったのか?

自分自身も20代や30代前半までは
自分が取り組む仕事を自分1人で遂行して
周りから評価されたい、褒められたい、
目立ちたい、という気持ちが強くありました。
(ギラギラしていたのかも知れません…(笑))

でも、自分も少しずつ部下を持ち
マネジメントする中で、気づいた事があります。

それは、仕事は一人でやるのではなく
周りとの協力やチームで取り組むという事。

だから、
仕事は「自分」を中心にするのではなく
「仕事」を中心に考えるという事。

大事なことは、

「いかに仕事を前に進めるか」

という事です。

自分一人でやって
自分だけレベルアップしても
一人で出来る限界が物理的にあるのです。

でも、チームや組織全体でやれば
周りの成長と同時に、できる仕事の幅を
広がるのです。

そして、チームでやるからこそ
ある程度、物理的な限界も超えていく事が
できるのです。

だから、
チームや組織という起点で考えると
「自分」が主ではなく、「仕事」が主なのです。

何よりもマネジメントにとって
大事なのが部下の成長です。

それを促すには、
リーダーである自分ではなく仕事を任せる
という考え方や仕事を進めるためには?
という発想が必要なのです。

サッカーでいえば
昔は、1人のプレイヤーとして
個人技だけで周りへのパスもせずに
ゴールを狙うスタイル。

それは、目立つという狭い発想。
これが、自分を中心にした考え方。

でも、
今は監督の立場として
全体を見渡しながら指示をする。

そして、
相手から点を奪われそうになったり
負傷した選手がいれば、
自分も監督兼プレイヤーになり、試合に出る。
そして、全員で試合に勝つというスタイル。

これが、仕事を中心にした考え方。

この考え方は、
あのPドラッカーも
「非営利組織の経営」でこのように
言及しています。

ーーーーーーーーーーー

リーダーたるものは
自らを仕事の下におかなければならない。

リーダーたるものは献身しつつも
個たりえなければならない。
その時、仕事もうまくいく。

また、
自らを仕事の外におかなければならない。

さもなければ、
大義のためとして自らのために
仕事をすることになる。

自己中心的になり、虚栄の虜になる。

ーーーーーーーーーーーー

と言及されています。

どこまでのレベルで
自分ができているかどうか分かりませんが
少なくとも意識はしているつもりです。

本当に、成果を追い求めるばかりに
「自分が…自分が…」とならないように
部下の成長を考えながら
仕事を中心にして前に進めていく。

それが結果的に、
チーム全体としてパフォーマンスが上がり
より高いレベルの仕事にもチャレンジできる。
と信じています。

それを導くのが
本当にリーダーの役割だと
思っています。
本当に言うは易く行うは難しですが…

ドラッカー流にいえば…

重要なものは仕事であって
自らはその道具に過ぎない

ということです。

それを意識しながら
いかに仕事を前に進めるか、
そこに専念したいものです。

でも、大事なことは…

仕事では、仕事が主役。
でも、人生は、自分が主役。

それを忘れずに
日々、取り組んでいきたいものです。

それでは皆さん。
本日も良い一日をお過ごしください。

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