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日本にはマチュピチュが多すぎる問題


私は先日、愛媛県の別子銅山を旅行で訪れた。
そこはマイントピア別子という観光地になっており、旧産業遺跡がマチュピチュに似ていることから、「東洋のマチュピチュ」としてPRしていた。


「東洋のマチュピチュかぁ…」と期待に胸を膨らませ、訪れたらマチュピチュとはこれだった。


ん…?
マチュピチュとは…?

私の想像しているマチュピチュとはこれ⇩

よくみるマチュピチュの風景


誤解してほしくないのだが
私は別子銅山を批判したいわけではない。
実際、別子銅山を訪れて楽しかったし、以下記事にしたとおり、満足している。


広告の仕方が誇張しすぎでは無いかと言いたいのだ。現地ガイドの方も「東洋のマチュピチュと呼ばれておりますが、マチュピチュと思うかどうかはその人次第」って言って笑いをとっていたが、流石にマチュピチュは言い過ぎではないか。


だから「東洋の」とつけて
規模感を縮小したつもりなのかもしれないが、そう反論されるとなんも言えないです。


この観光地のマチュピチュ命名問題が気になって
日本の観光地でマチュピチュと呼ばれるところをまとめてみた。

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【まとめ】日本のマチュピチュMAP

日本には確認できただけで
別子銅山以外にマチュピチュと呼ばれる観光地が7つあった。


①竹田城跡/兵庫県朝来市

日本のマチュピチュの代表格としては
竹田城跡だろうか?写真を見ていると確かにマチュピチュのように見える。

写真引用元

②備前大野城/福井県大野市

日本のマチュピチュとして有名になった竹田城に続けということで、日本のマチュピチュとしてPRしているのが備前大野城。

雲海に浮かぶ備前大野城が見れるのは
特定の気候条件下でしか見ることができない。



③備中松山城/岡山県

天空の城としてマチュピチュと呼ばれる
備中松山城。雲から少しはみ出て城が見えるとそこは全部マチュピチュになってしまうのか?

④宇佐のマチュピチュ/大分県宇佐市

国道287号線から覗ける風景が
マチュピチュの風景に似ていることから、そう呼ばれている。


これまで天空の城系マチュピチュが並んだが
こちらは風景系マチュピチュ。いろんなパターンがある

⑤天空の茶畑/岐阜県

今度は茶畑のマチュピチュです。
「やぶきた」という品種の茶葉が栽培されているようです。マチュピチュの由来は以下の通り。何か少しこじつけのような気がしなくもない。

「南米ペルーのマチュピチュのような高山(標高は約300メートル)でお茶が栽培されていることから、「天空の茶葉」、「岐阜のマチュピチュ」と称され」


⑥赤木城跡/三重県熊野市

ここも天空の城シリーズ。
つまりは少し雲海から城が見える「マチュピチュ」と名付けたがるのが日本人の性らしい。

⑦津和野城跡/島根県鹿足郡

ここが1番情報が少ない。
旅行サイトには日本のマチュピチュと掲載されていたため、ここでも載せておく

まとめ


お城が少し標高が高いところにあり、それが雲海に包まれると「マチュピチュ」と呼ばれる傾向が高いことがわかった。


そんな感じでマチュピチュと
呼称していいのかとも思うが…


別子銅山は「東洋のマチュピチュ」ではなく、水樹奈々の「禁断のレジスタンスPVロケ地」でPRしたほうがオタクが集まると思います。

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