ミステリ少なめアクション濃いめ！　　　名探偵コナン　紺青の拳（フィスト）

はじめに

今回もコナン映画！
（次は別の映画にするかなー）
シリーズ23作品目「紺青の拳」
園子ちゃんと京極さんを中心にした話のようです。

2019年公開の映画ですねー。この時期、私は映画にも何にも興味がなく
「なにがおもろいねん」みたいなかなり拗らせていた時期でした。
その時の印象が強く、「京極さん主役で映画作れるの？」
と懐疑的な考えでした。
いざ見てみると、いやー、色々ぶっ飛びすぎだろと。
最近昔のコナン映画を見返していますが、ほんとに近年のコナン映画はアクションも爆発も規模がすごい！

良かったところ

声優さんについて

恒例の豪華声優陣！
とりあえずリシくんは梶くんね！もうこの時点で怪しいよ。
なんかあるやろ、と思ったらなんかあった。
そして、中富さんは、高橋広樹さん！こういうポンコツで嫌味なキャラもいい感じに演じてくれる！

そして、シェリリンさんは、浅川悠さん！ほんとに美女が良く似合う…

今回の映画ゲスト声優陣がなんともいい味を出しております。
レイチェル役の河北麻友子さん！日本語のセリフは若干怪しかったですが、英語のセリフが完璧！一瞬別の人かなと思ったぐらいでした！

そして今回のMVP、レオン役の山崎育三郎さん！
一貫して悪役ポジでしたが、怪しさがにじみ出るいい演技でした！
英語も完璧！ナルシスト感がめっちゃよかった！
やっぱ舞台出身の俳優さんは声での演技がお上手なのね。

そして急に出てきた林修先生！
結構棒読みやった。。。。

コナン映画といえば、ゲスト美人キャラ！

勝手に恒例としていますが、個人的にコナン映画といえば美女！なんですよ。

まずはシェリリンさん！
金髪の弁護士！いかにも仕事できそう感がすごいです！
京極さんを連れてきた人ですね。レオンさんに宝石を渡さないための策だったので、彼女も色々思惑あってのことでしょう。
悪女？ではないけど、何か腹に一物抱えてそうなミステリアス美女でしたね。
冒頭で死ぬにはあまりにもったいない。

そして、レイチェルさん！
前髪パッツンの秘書さんですねー。こちらも美しい！
正直もうちょっと活躍してほしかった。
レオンさんの策略に付き合わされ、色々とやらされてましたね。
なんともかわいそうな立ち回り。良心の呵責から、リシさんに情報を流していたそうですが、リシさん側も結構あくどいことしてるので、どっちにしろ消されてたかも。
今作の不憫枠です。

映画前半で美女二人がいなくなるので、個人的に残念でした。
まぁ、園子ちゃんとか蘭ねーちゃんがその分魅力的に描かれていたので、そこはいいかな。

そして悪役キャラ！

今回の悪役、レオンさん！
個人的にマジで大好きなんですよ。自身の計画が認められず、全部壊して新しい街を作るっていう無茶苦茶なところも好きだし、そのために色んな手を考えておくところも。
本人のフィジカルが強くないので、頭脳面ではだいぶ強キャラでしたね。
オーラ？とかでどんな人物か判断したり（キッドをマジシャンだと見抜いたり、コナンくんに何か感じたり）、洞察力も先読み力も半端ない。
でも、結局自分が中心なので、人望がないのよね。それが原因で足元すくわれてるし。いいキャラでした！

そしてリシ君。
正直レオンさんのことが好きすぎて、あんまり印象に残ってない。
単純に復讐者というキャラかな。海賊に根回しして、レオンさんを再度裏切らせたのは結構な策士やなーと。
梶君の豹変した凄みのある演技が良かった。

シンガポール側の反応について

観光名所とか破壊しすぎて、心配になりました。
血を吐くマーライオンとか、ロケットランチャー撃ち込まれるホテルとか、タンカー突っ込んでくるとか。現地の人はどう思ってるんやろと。
Xのつぶやきで教えてくれた方がいたのですが
エンドクレジットにはシンガポール政府観光局の名前があるとのこと。
しかも現地の人は笑っているとのこと。まじで懐深いな～。

キッドとのコンビ映画

京極さんと園子ちゃんの映画かと思ってみてたら、実際の印象としては
キッドとコナンのコンビものの印象が強かったですね。
この二人が互いに助け合って、事件の真相に迫る。
こいつら互いに敵？の癖に仲良すぎなんですよ。

京極さんについて

正直言いますけど、まじで化け物。
置いてある甲冑の槍を片手で受け止めるし、そのあと握力で握りつぶしかけるし。対戦相手ぶっ飛ばすし。
キッドのトランプ銃を片手でつまんで対処してるし。（ジャマルッディンは苦戦してたのでこの時点で勝負ついてる）
やばエピソードをあげれば、この映画だけでもキリがないくらい出てくる。
こういうキャラにありがちな、理性がない破壊者ではなく、しっかり常識も兼ね備えているというまじで完璧。

だからこそ、恋愛面では不器用な感じが、いいギャップでキャラが立ってるんですよね。園子ちゃんとの関わりはほんとにかわいい。
レオンさんから言われた、なんのために力を使うのかについて、京極さんは悩んでいたみたいだけど、あの絆創膏からも分かる通り最初から答えが出てるんですよね。

園子かわいすぎやね

いやマジで、今回園子ちゃんの一挙手一投足がかわいい！
最後の髪おろしたところは、もちろんかわいいけど、その前からもうかわいい。動きがいいね。作画が園子ちゃんだけ気合が入ってた気がする。
個人的なお気に入りは
京極さんのスポンサーになるのシーン。かわいい。

もしかして気づいてる？蘭ねーちゃん

今回あんま目立ってなかったけど、要所で活躍する蘭ねーちゃん。
ちゃんとキッドの変装見破っててよかった。
そして、園子ちゃんの恋のサポートもちゃんとしている。地味ながらいい立ち位置にいた。
最後もアクションもしっかり敵を殴り倒しているし、最後警察呼んでキッドを追い詰めるし、言うことなし！

ミステリーというよりもアクションだね！

今回、殺人事件があったにはあったけど、そんなに目立ってなかったし、どちらかといえば最後のアクションですよ。

崩れ落ちるホテルの屋上で繰り広げられるバトル！これはコナンでしか描けません！
しっかり、活躍する蘭ねーちゃんとおっちゃん！

なんといっても最後の京極さん。
今まで待たされていたジャマルッディンとの一騎打ち。
もうここにきて、私はミステリーとか忘れて「一騎打ちきたー！」と完全にバトル漫画のテンションでした！
最後のパンチはなんですか。
急に赤色のオーラをまとって、ドラゴンボールかヒロアカですか？
マジでよかったです。

細かいこと言うなら、園子ちゃんと京極さんのランチで襲ってきた人たちとの戦闘シーンすき。ナイフに三節混に蟷螂拳と、アクション映画オマージュがあってよかったです！

気になったところ

恒例の突っ込みどころ整理の時間です。
ごめんね。

コナン国外に脱出、そして騙されるレギュラー陣

まぁパスポートないし、仕方ないけどあのケースに閉じ込められて飛行機はマジで怖かった。閉所恐怖症なので個人的に一番怖かったシーン。
そして、肌の色については全く言及されないし、それであっさり騙されると。物語的に仕方ないけど、もうちょっと変装してほしかった。

おっちゃんについて

おいおいおい！おっちゃんにオーラ感じないとはどういうことやねん！
と憤慨しそうになったが、普段はだめだけど、やるときはやる男がおっちゃんなので、まぁ仕方ない。
今回、おっちゃんの扱いが結構悪い。基本酒飲んでるし、推理なんてしないし、タンカーが突っ込んできてるのに呑気に酒飲んで寝てる。
もうちょいなんとかしてほしいね。

キッドが結構やらかしてる

2度もはめられてます。今回のキッドさん。レオンさんが予想以上に切れ者だったので仕方ないけど、ぶっちゃけ2回ほど死んでもおかしくない。

最初の盗みでテーザーガンであっさり気絶させられてるし、あそこで死んでてもおかしくない。「まさかテーザーガンをつかうとは！？」と言ってたけど使うでしょ。何だったら普通に撃ち殺されても文句言えないし、気絶した時点で大分やばいでしょ。レオンさんが余裕ぶっこいて、水で溺れさせようなんてアホなことせず、順当に拘束なり、殺すなりされてたら終わってた。
なんか、迂闊な行動が目立った印象でした。
まぁ、話の都合上仕方ないんだけど。

京極さんがサッカーボールを迎撃するところ

あそこおかしくない？
ビルの上から京極さんに正確にボール撃ち込んでるコナンもおかしいし、
それを正拳突きで迎撃してるのおかしいし、
その衝撃で回りも吹き飛んでるし、
ボール破裂するし、
もう突っ込みどころ満載よ。
これぞコナン映画。

「らぁぁぁぁぁん」「いっけぇぇぇぇぇぇ」ノルマについて

空中から降りてきた勢いを利用して、大量の椅子を巻き込み、敵を倒す。
うーん。アクション的にも展開的にもかなり強引だった印象でした。
毎回のノルマを達成するために、あのシーンを無理やりねじ込んだようにも見えました。
ここが一番気になった。

最後の落下シーン

ふつうに死ぬやろ！

最後に

何度も書いてるけど、アクション映画って感じでした。
その分エンタメに振り切ってて、いつもとは違うテンションで楽しめました！
アマプラで見えるので気になった方はぜひー