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#note俳句部
〈美濃菊や鋏入るればまたにほひ〉ほか俳句5句(『松の花』2022年12月号掲載)
結社誌『松の花』に掲載された、吉田作の5句です。
共鳴句、気に入った句などありましたら、コメントなどで教えてくださったら嬉しいです。
※月1、三鷹で句会をやっています。
〈庭の木を食みしは君か秋の蝶〉ほか俳句5句(『松の花』2022年12月号掲載)
結社誌『松の花』に掲載された、吉田作の5句です。
共鳴句、気に入った句などありましたら、コメントなどで教えてくださったら嬉しいです。
※三鷹で、月1句会をやっています。
〈筆止まる窓に日増しの木下闇〉ほか自作俳句6句(『松の花』松の花集 9月掲載)
松の花集の掲載5句結社誌『松の花』の2021年9月号に掲載された句です。投句したのは7月上旬でした。
風薫る書風明るき書道展
青き峰ローン三十五年なり
花びらを外し目玉の日輪草
筆止まる窓に日増しの木下闇
侵入の蝿と階下の工事音
風薫る書風明るき書道展→知人の出品する書道展へ、お招きにあずかりました。鳴鶴流天溪会、明るく清らかな書風が印象的な流派でした。東京芸術劇場にて。
青き峰ローン三十五
「泣く人の傍にただ居て六月尽」ほか自作俳句6句(『松の花』9月号「翠嶺集」掲載+α)
『松の花』9月号 同人「翠嶺集」掲載5句2021年6月25日〆切分ですが、編集長の寛大さに甘えて7月になってから投句しました……。
昼寝せる鼾(いびき)と見たる悲劇かな
信長の暴虐を読む外は雹(ひょう)
亡き夫(つま)を九十の夏に綴る人
落雷や命は道理外のもの
泣く人の傍にただ居て六月尽
信長の暴虐を読む外は雹(ひょう)→主宰している吉祥寺古典を読む会で、太田牛一『信長公記』を読みました。天正
「小町忌や借りたる本に付箋あり」ほか自作俳句8句(『松の花』8月号翠嶺集掲載+α)
『松の花』8月号 同人「翠嶺集」掲載5句2021年5月25日〆切分です。
小町忌や借りたる本に付箋あり
かすかなるむぎぶえ里は暮まだき
遠雷や太宰渡りし跨線橋
江戸の歌習ふ稽古場青簾
髪洗ふ源氏の姫は月一度
小町忌や借りたる本に付箋あり→小町忌は旧暦の3月18日で、2021年でいうと新暦の4月29日でした。図書館で借りた本に、誰かの学んだ痕跡である付箋が残っていたとき、改めて、多くの人に読み継
「春園やしやがむ二歳の目の高さ」ほか自作俳句18句(『松の花』2021年6月号掲載+α)
松の花集掲載句春雨や吉田博の版画展
暮れかぬる空に弦月潔し
春園やしやがむ二歳の目の高さ
昨年(こぞ)の葉とともに吹かるる柳の芽
母の木のひこばえは我が新居へと
春雨や吉田博の版画展→上野の東京都美術館に見に行きました。印象に残ったのが、「東京拾二題 神楽坂通 雨後の夜」など、雨の情景をやわらかく描いた版画でした。折しも展覧会を見に行った日も、春雨の日で、こんな一句となりました。
暮れかぬる空