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受けた恩を倍以上にして返したい!ー惜しまぬ努力で結果を残し続ける事業開発リーダー太田の行動力の秘訣ー【メンバーインタビュー#11】

皆様こんにちは。note 担当の安井です。
今回は事業開発チームに2023年3月に入社した太田に、これまでの経験や株式会社 INDUSTRIAL-X(以下I-X)へ参画の理由などを聞いてきました。


1.学生時代に注力してきたことは、なんですか?

野球と塾講師のアルバイトです。
野球は小学校からはじめ高校生までの9年間続けました。
また塾講師は大学の4年間と卒業後1年半の計5年半、元々高校時代に通っていた塾でアルバイトをしました。

――野球に打ち込んだ9年間

小学4年生から地元の少年野球チームで野球をはじめてから高校卒業まで野球に打ち込みました。
小学校時代はあまり強いと言えるチームではなかったのですが、中学校は当時、地域の中で一番の強豪校で、甲子園常連校並みに上下関係の厳しい先輩の元で練習に励みました。
この厳しさは負の側面も同時に伝統として受け継がれていたのですが、どうしてもこの状況を変えたいという思いがありました。
そのため、3年生になってからも誰よりも早く準備やグランド整備を率先することによって、その背中を見た後輩たちが自発的に行動してくれるようになり、先輩と後輩の関係性が変わるきっかけにつながりました。
上下関係では、シゴかれて辛いこともたくさんありましたが、とにかく野球が好きだったので続けられました。
また辛いことを共に乗り越えた仲間はかけがえのない存在で、今でも年に1回は必ず集まって昔話に花が咲きます。

――自分自身を大きく変えたきっかけ

中学時代は試合に出たいけど、監督に選ばれず試合に出られないこともあり、部活に参加すること自体を遠ざけてしまう時期もありました。
そんな中、中学2年生の時に顧問が変わったタイミングで試合に出してもらえることがありました。
その先生は熱い方で、学校で1番足が速いという能力を買ってくれ、応援してくれました。
それでも部活を休んでいた自分をなぜ起用してくれたのか疑問に思い、あるとき質問をしてみると「俺はお前が変われるのを信じてるから」という言葉が返ってきました。
今でも忘れることのない一言で、この人の期待に応えたいという思いでいっぱいになり、そこから自分自身が変われたと思います。
先生との出会いが自分の中での大きなターニングポイントとなりました

――挫折を経験した高校時代

高校はスポーツ推薦で野球が強い進学校に入学しましたが、周りの秀でるメンバーに焦りを感じ頑張りすぎてしまった結果、1年の秋にヘルニアを患ってしまいました。
それからはメンバーサポートとして裏方にひたすら徹しました。
先輩のフォロー、メンバーの体のケア、グラウンド整備、炎天下の中3時間の打撃練習補助、また疲労がたまったメンバーのために独学で学んだマッサージなど、何かチームに貢献できることがないか日々考え行動しました。
それに加えいつかメンバーとしてまた活躍できる日を目指して、腰を使わないトレーニングも欠かさずおこないました。
 
野球推薦で期待されて入部した分、怪我に苦しみ、正直気持ち的に辛いと思う場面も何度もありました。
しかしそこで辞めずに踏ん張り続けられたのは、「太田が辞めたら楽しくない」と引き留めてくれた仲間のおかげです。
それから徐々に回復し、11か月後にはプレイヤ―として少しずつチームに合流しました。
最終的にはベンチ入りも果たし、諦めずに努力してきたことが報われた瞬間でした。
 
ちなみに高校時代は野球だけでなく、勉強面でも挫折を経験しました。
中学校まで学力はトップクラスにいて、また高校入試も好成績で入学できたため気持ちに大きな余裕がありました。
しかし初の定期テストで、学年で半分程の順位と知らされた際に世間の広さに気付かされ、ショックを受けました。
悔しさをバネにそこからは勉強も必死に頑張り、それからはずっと学年上位の成績をキープしました。

――塾講師のアルバイトの大変だったことと、それを乗り越えて得たことはありますか。

塾講師のアルバイトは、高校時代から塾長に「大学に入ったらぜひうちに来てほしい」という言葉をもらっていたこともあり、大学1年の4月から始めました。
大学までの通学に片道3時間かかっていたため、必然的にサークルや部活に入ることも難しく、また将来の夢のためにもお金を貯めたいと思っていたので、懸命に励みました。
アルバイトを始めてから1年後、体制の変更等により、講師や生徒が減少し塾の存続の危機に立たされたことがありました。
 
そこで塾長と二人三脚で教室再建のため、授業が始まる前の時間を利用し、2カ月かけて市内全域に体験会チラシのポスティングをしました。
そこで応募があった生徒は私が全員担当し、体験を通じて本入会してくれる生徒の成約が1年目は6〜7割程度でしたが、2年目からは100%全員が入塾を決めてくれました。

――成約率を上げるために工夫したことはありますか?

生徒に楽しさと成功体験を積ませることを意識しました。
楽しさの面では、授業開始10分間は全く勉強に関係のない、生徒の好きな事を聞いて会話をし、まずは関係性を築くことに注力しました。
成功体験の面では、何か1つでいいので、”できた”という実感をもってもらうことを意識しました。
 
塾講師としての質も上げるために、大学の休み時間はひたすら中学生の5科目、高校生の担当科目の勉強を徹底的に行い、いかに授業を楽しんでもらえるかということに時間を費やしてました。
小中学生以外も入塾ができたので時には、英語が苦手な大学生の塾生の英語も担当したこともあり、大学の休み時間に辞書を引きながら、難関大レベル英語を教えられるように準備したこともありました。
様々な工夫を凝らした結果、生徒の意欲が上がり、成約と生徒の志望校合格に繋がり嬉しかったです。

――やりがいは何でしたか

生徒たちの志望校入学への夢を叶えること、そして雇用いただいた塾への恩返しです。
受け持った生徒は中学生・高校生がメインでしたが、入塾に年齢に制限がなかったため、一番上は70歳の定時制に通うおばあちゃんを担当しました。
電話口で「どうしても7の段の掛け算が覚えられない」という相談を受け、一緒に復唱したりして・・・懐かしい思い出です。
 
楽しいだけでなく、挫折もありましたが、その挫折があったから乗り越えられたこともたくさんあり、今思い返すと全てが良い経験です。
ちなみに、今でも1月~3月の受験シーズンに、電車で受験生を見かけると、あの特別な緊張感を思い出し、受験生とその親御さんたちの気持ちを想像し、心の中で「頑張れ!」とエールを送ってしまいます...(笑)

2.今までどんな仕事に携わってきましたか?

大学卒業後、お笑い芸人として養成所時代含め大手お笑い事務所に約6年間、並行して大手ECサイト運営企業にて派遣・契約社員として6年間従事しました。

――お笑い芸人を志した理由

昔からお笑いが大好きで、関西の芸人さんが好きで憧れがありました。
ただ芸人になりたいという思いはなく、公務員を目指していました。
高校2年生までは高卒で警察官か市役所職員になろうと決めていて、大学進学も考えていなかったのですが、高校3年生の時にふと、この先の将来これでいいのか、と疑念が生まれました。
そこで気持ちを整理する中で、皆がやったことがないことに挑戦してみたい。という気持ちが生まれ、それが芸能界でした。
その中でもミュージシャン・俳優・お笑い芸人と悩み、消去法でお笑い芸人を選びました(笑)
小学生の頃から目立つのが好きなひょうきん者で、先生からも「将来吉本に入ったら?」と言われていたこともあったりして、自分の気持ちの中でもお笑い芸人一択になりました。

――初舞台はどうでしたか

3月に養成所に入り、初めてのライブが7月にあり、小さなホールに30~40人ほどのお客さんが入っていました。
当日を迎えるまで、たくさんネタの稽古をし、これまでの塾講師などの経験からも人前に立つことには慣れていたはずだったのですが、いざ出番が近づくと体中が震えだしたことを今でも鮮明に覚えています。
そのまま本番の舞台では緊張で声も震えて・・・
思い返してみると、これまでは「自分」が目立ちたいという思いが大きかったことに気づきました。
しかしお笑いは「お客さん」を笑わせなければならないため、急に恐怖感が芽生えました。
この時お笑いの舞台は世界観が違うということを実感し、その後引退まで、本番前に緊張しなかったことは1度もありません。

――お笑い芸人時代の思い出

良い思い出の1つに、養成時代に東京校代表として大阪の有名劇場で舞台に立ったことです。
当時私たちは”アマテラス”というコンビ名で活動していましたが、大阪校にも”アマテラス”というコンビ名で活躍している同期がいて、東西の「アマテラス対決」が実現しました。
 
憧れの地の大阪で、立ち見も含め300人ほどのお客さんが見守る中での舞台は、芸人人生の中で一番緊張した瞬間でした。
出番直前、東京校で有力と言われていたコンビのネタが一笑いも起きておらず、厳しい現実を目の当たりにする中で、「真のアマテラスを決めましょう!」という紹介と共に出番が来ました。
相方の機転もあり、はじめに会場に笑いが起きると、その後のネタが全てウケて、あの時の感覚は今でも忘れられません。
その勝負に勝利をおさめ、それからはライブに引っ張りダコとなり、トリをつとめる舞台も増え徐々に認知してもらえるようになりました。
 
苦い思い出としては、養成所時代に舞台演劇メンバーの選抜として舞台に出演した際に、周囲からのたくさんのアドバイスを取り入れた結果、役づくりに迷走し、1ミクロンもウケず、お客さん全員が引いていくのを感じたことです。
この日、塾講師時代の同僚たちも来てくれていたのですが、同じく引いている様子が伺えて辛かったです(笑)

芸人下積み時代の太田

――大手ECサイト運営企業での経験

芸人と並行して大手ECサイト運営企業にて派遣・契約社員として勤務していました。
主な業務としては、洋服を畳んで、封入するラッピングでしたが、レディース、メンズのトップス、ボトムス、アウター、小物類と種類も幅広く、それぞれ綺麗に見えるラッピング方法が異なります。
またラッピングだけでなく、品番チェックや検品をしながら、美しくかつスピーディな作業が求められました。
通常ノルマは1日250品のところ、日々500品処理していたので、太田さんの技術をなんとか機械化できないかと上層部の方が視察にきたこともありました。
また主担当であるラッピング業務以外にも、時期によってボトルネックとなる部署が異なるので、撮影・採寸・物流など様々な部署へ積極的にヘルプにいきました。
その経験により全部署の仕事がわかるという強みがさらに加わり、リーダーを選任する際には、会社満場一致でリーダーに選ばれました。
その後狭き門ながら、正社員になるための内部公募への打診がありました。
業務自体は好きでしたが、異なる社風の新しい企業にチャレンジしてみたいと思い、芸人の区切りのタイミングで転職を決意しました。

3.I-X入社の理由を教えてください。

約6年間お笑い芸人として活動をする中で、自分の中の区切りとして30歳までと決めて活動していました。
その時期がちょうどコロナ禍と重なったこともあり、引退を決意しました。大学卒業から6年間お笑い芸人をしていたため、改めて社会に出るとなると周りの友人から遅れをとっている焦りもあり、3年で皆の7年を超えてみせるという決意の元、厳しい環境に身を置くことを決めました。
 
そこで、まずは自分の職業適性を見極めるべく、転職エージェントへ相談をしました。
担当エージェントがとても優秀で親身な方で、個人としての成績よりも、相談者の幸せを第一に考えてくれるのが伝わるアドバイスをくれる方だったので、とても信頼していましたし、その方にじっくり話を聞いてもらう中で、営業職または人材紹介業に適性があるのではという助言をもらい、その2軸で仕事を探しました。
I-Xもそのエージェントの方に紹介してもらった企業の1つで、ゼロからキャリアを形成していかないといけない中、経験者募集となっていたのでダメ元で、未経験のキャリアアドバイザーとして応募しました。
 
最終的にI-Xを選んだ理由としては、スタートアップという環境の中で挑戦・成長ができると思った点。
人材事業の新規チーム立ち上げというポジションでの応募でしたので、主な業務以外も幅広く経験できるという期待です。
そして何より、代表八子が語ったI-Xのこれからの展望と人柄に魅力を感じました。
また、人事の横田が、応募者の私に寄り添って、入社後の懸念や不安に対して丁寧に真摯に向き合い、答えてくれたことを通じて、メンバーを大切にする会社だと感じられたので、I-Xへの入社を決意しました。

4.I-Xに入社してどうですか?

DXという難しい分野なので、超エリートが集まって殺伐と切磋琢磨しながら働く環境を想像していました。
実際に入社すると、皆とてもフレンドリーで、わからないことがあれば丁寧に教えてくれる環境に恵まれていると感じています。
またその中で日々やりがいを感じています。
特に直属の上司である柿本が、とても思いの強い人で、「太田を一人前のCA(キャリアアドバイザー)に育てたい」という真っすぐな言葉をくれたことが心に残っています。
そして、その言葉の通り一から丁寧に指導してくれました。
この人の期待に応えたい、これが今の原動力の一つです。

――やりがいはどんな時ですか

採用支援をしていた方の内定が出た瞬間です。
内定者ご本人・募集企業・I-Xと3者全員が幸せになる瞬間ですし、達成感を感じます。
またやりがいとは少し異なりますが、課題があると燃えます。
今は採用候補者との面談に課題を抱えており、反省の日々です。
もっといい面談ができたのでは、もっといいアドバイスができたのでは・・・と悩みは尽きないです。
人材業界は未経験でしたが、I-Xというデジタルの力により産業構造を変えることをミッションにしている企業にいるので、今後は人材業界の仕組みやロジックをつくり、リードしていけるような存在になりたいと奮起しています。

――入社前に不安はありましたか

ゼロではなかったです。
ただこれまでの人生を振り返った時、様々な事に挑戦し、多かれ少なかれ結果を残してきたという自信もありました。
その経験があったので、今回も粛々と努力をし、何か爪痕を残し、貢献したいと思う気持ちの方が大きかったです。
また同期の存在も心強くて、頼りになる存在であり刺激になっています。
約1年間で色々なことを吸収し、1年前の自分とは全く違った自分になれていると感じています。
これからはさらにI-Xに貢献する人材になることが目標です。

5.I-Xに入社して、チャレンジしたいことを教えてください。

現在、人材チームでCAとしてDX人材の採用支援を中心におこなっていますが、ゆくゆくは採用課題のある企業に対して、求める人材を獲得できる採用戦略を提案できるようになりたいです。
また、人材業界で課題となっている複雑な人材システムの統制を実現したいという目標もあります。
そのために、今注力しているCAとしてのスキルをさらに高めて、私の転職を支援してくれたアドバイザーさんのような、求職者に寄り添えるCAになることが今一番の目標です。

――目標達成に向けて、CAとして意識していることはありますか。

求職者の方に対しては、その方の今後のキャリアのために、次の転職先を見つけて長期的にキャリアや夢を叶えてあげられるような仕事をサポートしたいという想いがあります。
1人1人と真剣に向き合い、信頼関係を築いていくことで、たとえその場の実績に繋がらなくとも、長期的な支援また企業への貢献に繋がっていくと思います。
企業の方に対しては、紳士な対応を心掛け、お困りごとに対してしっかりと貢献できるように意識をして紹介をおこなっています。
もし、人材紹介という形での支援が叶わなくとも、I-Xの強みであるコンサルティングやDX人材の転職支援とリスキリングを提供する「Xist career」(エグジストキャリア)を用いての支援など、形を変えて貢献できる部分があると考えています。
I-Xには様々なプロがいて、DXに対しての知見があるため、企業の気づけていない課題を丁寧にヒアリングし、違う角度からもお手伝いできればと思っています。

DX人材の転職支援とキャリアアップのためにリスキリングを希望する方向けに育成コンテンツを提供する「Xist career」(エグジストキャリア)の詳細はこちらをご覧ください。

 所属している人材チームには、営業・人材育成というポジションもあり、いずれこれらの業務にも携わり経験を積みたいです。
また採用戦略の提案という目標の中で、人事にも興味があります。
人事といっても自社での採用担当というイメージより、今携わっていることの強みを活かして、企業の採用支援をしたいです。
自社で採用ができる体制や仕組みづくりの一助ができればと思います。

6.熱量高く取り組んでいることは、なんですか?
趣味や特技、マイブームなどを教えてください。

美味しいものを食べること、特に北海道のご飯が好きで、北海道フェスに行っては毎回爆買いをします(笑)
美味しいものはたくさんですが、何よりも魚介が好きです。
 
ちなみに最近食べたもので感動を覚えたのが、魚介ではないですが(笑)、中目黒の定食屋さんで食べたオムライスです。
久しぶりに衝撃を受ける美味しさでした。 

他には今でも野球が好きで高校、プロ問わず様々な試合を観戦します。

中目黒にお店を構える「キッチンパンチ」さんのオムライス

7.ちっちゃな野望
I-X・プライベート問わず、目標や今後の抱負があれば教えてください。

今年は年始の社内全体会でI-Xのメンバー全員を爆笑させると公言してしまったので、今年の隠れミッションとして頑張りたいです!
業務目標以上にプレッシャーを感じてます...(笑)

――編集後記

太田さんの取材を通じて感じたことは、どの場面を切り取っても「義理堅さ」「努力家」「貢献」のキーワードにふさわしい人物だということです。
自身を取り巻く環境や人への感謝やリスペクトの心をいつも忘れず、受けた恩は倍以上にして返していかないと気が済まないという言葉の通り、真面目に丁寧に時には大胆に行動で示していく姿は、太田さんの素晴らしい魅力だと感じました。
 
野球部での経験や芸人下積み時代など、逆境を乗り越えてきた逞しい心と、目標に向かって志高く努力を積み重ねる人柄で、これからも多くの人を幸せに笑顔にしていける方だと強く感じ、私自身も尊敬の気持ちでいっぱいになりました。
 
太田さん、ありがとうございました。

WRITER:YUKO
EDITOR:@enoy8977


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