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絶対やめさせたいんだけど…退職した父が没頭する個別株

先日、久しぶりに実家に帰った時の話です。普段このブログでは「図解で」「一口サイズで」わかる新NISA情報をお届けしてますが、今日は少しテーストも内容も違った記事です。

これまで趣味という趣味を持たなかった父が、退職してから見つけた新たな興味――「個別株投資」に夢中になっていたことが、先日帰省した時に判明…!

今日は、意外すぎて改めてその固定概念を考え直すきっかけとなった、といいう話です。最後までお付き合い頂けたらと思います!



「絶対やめさせたい」。父がハマった個別株

ちょうど、インデックスを書き始めて「投資のリスクをちゃんと理解しようね」「分散させようね」と発信している手前、一番距離が近い家族が「個別株」をやっているとは… 控えめに言って、マジでびっくりしました笑

「どうやめさせようか」そう頭をよぎっていました。

しかし、そんな僕の気持ちを無視するかのように、一つずつ丁寧に、細かく、しかもかなりの熱量で、説明してくれました(聞きたくない!とも言えず…)

夕食後の食卓(汚くて”実家感”満載なのはご愛嬌笑)



退職した父とはどんな父?

そもそもインデックス夫婦(夫のほう)の父とは。

父は今年で66歳。元エンジニアで、理系の勤勉な真面目な性格。今は母と二人、のんびりした老後を楽しんでいるようで、それが何よりの幸せです。

でも、彼が退職するにあたり父には長らく「これ!」という趣味がなかったんです。だから家族の間では「老後、どうするんだろう?」という笑って話していました。実際は、夫婦での旅行や、区から農地を借りて自家栽培を始めたり(野菜は一切買わなくなったそう!これはこれでスゴイ)、健康維持のために1日2時間のウォーキングをしたり….。色々リスペクトの要素は多いのに。それに加わったのが、まさかの個別株投資。まったくの想定外の変化球過ぎました。



親の資産形成、あまり話さない…

それぞれの家族で違うと思いますが、我が家ではあまりお金のことを話しません。親がどれくらい持っているかも、何に投資をしているかもあまり話題になることはありませんでした。子供の時のままの印象でいうと「節約」「無駄遣いしない」「家計簿はしっかりつけている」。そんな家庭。

ただ今回の帰省で少しだけ話せて、僕の知る限りでいうと、親の資産はこんな感じ

・ほとんど預金で持っている(円も外貨も)
・新NISAは全額やっている(インデックスで、おそらくオルカン)
・外貨建て一時払い終身保険(正直、これはめちゃくちゃお得なのでは?ローリスクで毎年100万円以上配当で入ってくるとのこと)
・そして、個別株をやっている…



毎朝6時起きのルーティーン

巷ではインフルエンサーのモーニングルーティーン動画が流行っていますが笑、決して父のはお見せするようなものではない。そう言い切れます。

…がどんな生活をしているかというと、彼は毎朝6時台に起き、市場が開く2時間前から、自分でゼロから作成したエクセルモデルで株価の動向をチェックし、投資の判断を実施。

・毎日市場開始前に、保有株10-20銘柄の株価トレンドをチェック。PBRPERなど複数指標で、税引後3万円の利益が出る株価を常にモニタリング
・専用ツールを使っている訳ではなく、エクセル関数を駆使し(僕もエクセル詳しい方ですが、かなり高度なものを作ってました笑)
・常に100くらいの銘柄を検討中

これが、まるで新しい仕事のように父を夢中に。 母は「楽しいことやっているから」 と笑って呆れており、 父は「頭を使うからいいんだよ」と新しい遊びを覚えた子供のような笑みを浮かべ。そして僕は心配でしかない…



退職した父が得た境地?

「確かに」と共感する部分もあります。

これまで30年間社会人として、バリバリとキャリアを積んできた人から「仕事」というタスクを取り上げたら、人生一気に空っぽになってしまうなぁと。それこそ、僕自身も「動かないとソワソワする性格」なので(しっかりDNA受け継いでしまってますね笑)その気持ちはわかる気がします。そこで、個別株は頭を使うし、万が一全額なくなったとしても困らない生活レベルではある。ここめちゃくちゃ大事ですよね。でもこの前提のもと、なぜか、ロジカルでは全くないものの、肯定的な気持ちになってしまいました。家族って怖いですね。

個別株のスパイスが強すぎる気もしますが、「統計学的にやってるから」とのこと。まあまあの額の掛け金をかけて 、数ヶ月でプラス 数百万とのこと。正直どれだけ儲かったというところは関係なく、むしろ読者の皆さんにも変な誤解を招くリスクすらあるので詳細は控えますが、脳みそを回してエクセルに向き合っている姿を見るとなぜか、僕自身が「もっと仕事を頑張らねば」 と思ってしまったのです。

家庭をリスクにさらしてギャンブルや投機的なことをする人では絶対ないのと、ある程度余裕がある中でのこと前提で、割り切って見守ることにしたのです。そして、買うのも売るのも明確な「ルール」を儲けているそう。人間の欲に負けないよう、機械的に投資することはよく言われるやり方ですよね。これは一つ(小さな)安心材料ではありました。

「エクセルのこれはどういう色付けなの?」とジャブを売ったら、5分間くらいぶっ続けの容赦ないカウンター喰らったのは、さすがに笑っちゃいましたが笑




このブログでこれを書いている理由

このブログではいつも皆さんにとって「正しいこと」を意識して書いています。もちろん、僕も妻も一社会人として、自身の経験やデータに基づいて、信じているものに沿って運用をしています。このブログはそういう内容しか書きません。それはお約束できます。(60代のおっちゃんが趣味がてら個別株をやるのは「正しい」とは、当然のことながら、言い難いです笑)

ただこのブログでそういうことを綴っているものの、僕も1人の人間。家族への愛着があるので、父母には楽しみながら長生きしてほしい。

「投資のリスク」なんて、皆さん耳にタコができるほど聞かされていると思いますが、あえてリスクという言葉を借りると「ボケリスク」。自分で調べて、言葉の定義書作ったり、どの資料をみるといいとか、各会社の決算後の値動きの傾向みたり、エクセルの構造考えて作ってみて調整したり。それが一つ、家庭の話題となったり。彼曰く、色々頭を働かせるのがいいとのこと(自分のことはとことん肯定する人なんです笑)。


でも、確かになぁと。 エクセルを僕に説明するときも、テンション高めに説明してくれて、横で母は何回も聞いているので「ようこの熱量で話せるなぁ」と言わんばかりに笑みを浮かべながらみている、そんな実家の光景。


翌朝は月曜日。朝7時前からリビングのパソコンに向かい、僕や母の話は完全スルー。後日談ですが、その日は少し儲かったとのこと。

今回実家に帰って色々話せました。個別株のことについても、新NISAについても、このブログを始めたことも、結婚式の準備についても、もちろんくだらない昔話も。もしかしたら、そこに価値があったのかもしれないですね。よい帰省となりました。

ショパン君も連れてきましたが、個別株の話にはついてこれなかった模様



再掲)どんなブログにしていくの?

改めて、1か月前からこのブログ始めました、インデックス夫婦です!ここでは、新NISAについて、初心者から中級者に向けて有益情報を発信していこうと思います。特徴としては 「図解で」「一口サイズで」学んでいく、そんな場にできたらと思っています!これまでも以下のような記事書いていますのでもしよかったらぜひ!

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