断捨離をゆるく３か月続けたら、思いもよらない幸運の連鎖が起きた話
「断捨離って、そんなに大切？」
「ミニマリスト、捨て活なんて言葉が流行っているからでしょ？」
「断捨離」がTVから流れてくる度に、こんな風に思っていました。
部屋はそれなりに片付いてるし、狭いマンションに家族4人で暮らしてるんだし、最低限のモノしかない。
毎日それなりに暮らせていれば、あえて断捨離をするのは面倒くさいし、しなくてもいいと思っている方も多いのではないでしょうか？
今回はズボラなわたしでも、あるキッカケで断捨離をすることにしたら、みるみるうちに心や体、環境が変わり、ついには思わぬ幸運までもが舞い込んできたというお話をしますね。
＊
わが家は子どもの巣立ちの時期。
上の子は昨年の春、就職と同時に一人暮らしをはじめました。
今春は息子が社会人になります。
就職してすぐに一人暮らしはしないけど、仕事に慣れたら一人暮らしをする予定（らしいです）。
いままで子どもたち中心に生活してきたのですが、気づいてみたら夫婦2人の生活がすぐそこに！！！
最初は、夫もわたしも「寂しい」という気持ちが先行していました。
しかし、息子の大学卒業が近づくにつれて……
現実を受け止めたのか？
それとも慣れたのか？
はたまた諦めたのか？
いつの間にか
「子どもたちが帰ってきたくなる家にしよう！」
という考えに気持ちが変わってきました。
でも、どんな風にしたら子どもたちが帰ってきたくなる？
と、夫婦で考えると、夫は「リビングにDJブースを作って、子どもたちと音楽を楽しみたい！」と言うのです。
え？何言ってんの？
楽しむための場所を提供したいって、10代や20代じゃあるまいし……
確かに、夫は昔から音楽が大好きで趣味でDJをしていたことがあります。
一人暮らしの部屋にはDJブースもあったし、いまでも当時のレコードは取ってあります。
子どもたちが音楽フェスやBLUE NOTEへ行くようになったのをしめしめと思っていたのかな。それでDJブースを作りたいと言ったのかもしれません。
とはいえ、わたしは自宅のリビングをリラックスできる場所にしたいと思っているので呆れてしまい、却下しました。
バッサリ「ダメ！」と言うのが可哀想だったので、夫には伝えず内緒にしています。
そんな経緯があって、昨年末から少しずつはじめた断捨離。
はじめは子どもたちが使っていたマンガで覚えられる歴史の本、百人一首などをメルカリに出品していました。
案外、コンスタントに売れるので、洋服やバッグなども出品するようになりました。
すると、部屋がスッキリして、余裕の空間ができました。
モノがぎちぎちに入っていたクローゼットや棚がスッキリすると同時に、どんどん「捨てたい欲」が出てくるのです。
「これ捨てていい？」と夫や息子に聞いて、捨てていいと言われたものはポイポイ捨てるようになりました。
ときには、一人暮らしをしている娘に写メを送って不用品かどうかを聞いたこともあります。
おそるべし「捨てたい欲」！
ごちゃごちゃした部屋が徐女に気持ち悪く感じるようになり、ついにわたしの仕事部屋兼、寝室の不用品を処分して模様替えをしました。
（それなりに片付いていると思っていましたが、断捨離していくと前の部屋がいかにごちゃごちゃしていたかわかりました汗）
そうするうちに、夫はDJブースを作りたいがためにリビングの配置を変えようと言いだし、夫とわたしで毎週末に断捨離をすることに。
でも、わたしはリビングにDJブースを作りたいワケじゃない。
どうしたら気を逸らせるのかと思い、悩んだ挙句。
まずはキッチンを整理したいと夫には伝え、賞味期限切れの調味料や食材を捨てることにしました。
それによって、冷蔵庫がキレイになって勢いづき、お皿やあまり使わない調理器具を処分しました。
要らない割り箸がたくさんあってゲンナリ。
まとめてみると、数の多さにビックリ！
大家族じゃないんだから、どうすんのよぉーーーー！
心の叫びです。
余計なモノがなくなったので、レンジや炊飯器などのレイアウトも変えてみると……
掃除もしやすくなりました。
さらに断捨離は加速します！
電子レンジや冷蔵庫、炊飯器をそろそろ買い替えなくちゃ！と思っていたのですが、掃除して磨いたら、まだまだ活躍できる！と見違えるほどピカピカになりました。
そのお陰で、以前より掃除が行き届きキッチンが清潔に使えるようになりました。
＊
断捨離のモチベーションが下がるときもあります。
「もったいないな」
「これはまだ使えるかも…」
「頂いたモノだから捨てられない」
と思い迷ってしまうことも。
そんなときはYouTubeのミニマリストさんや断捨離の動画を見たりして、感化されてやる気を出していました。
頂いたモノには感謝の気持ちを込めて、写真に残し思い切って手放す。
しかし、どんなにモチベーションを上げる工夫をしても身体が思うように言うことをきかない時もあります。
実は昨年の後半から体調不良が続いていました。
朝起きられないことが多く、起きられたとしてもテキパキ身体が動かないので時間がかかってしまう。
そんなときでも、ちょっとだけ冷蔵庫の掃除をしたり、洗面台や洗濯機の掃除をしたりしていました。
大きなところから手をつけず、小さなところから始めることをオススメします！
たとえば、洋服から始めると春夏、秋冬とあって取捨選択にも迷うし疲れてしまう。
1日で終わらないと、もうやーめた！となりかねません。
1日で終わらせる自信がなかったので、下着や化粧品から始めました。
下着はくたびれたもの、1年以上着ていないものは即処分するだけで収納がスッキリしました。
どんだけ溜めてんじゃ―！！
化粧品は、デパートやドラッグストアでもらったサンプルを大切にとってあったのですが、実際使うのはお気に入りのメーカーのものだけとわかり、即処分しました。
「いつか使う」と思っても、使わないのが現実なんですよね。
わかっちゃいるけど、溜め込んでしまう……罪な奴です汗
そんなこんなで3か月ほど経ち、子供部屋以外はだいぶスッキリしました。
（洗面所やお風呂、お手洗いも断捨離しました。）
断捨離をしてみて思うことは、
・以前はモノが多く部屋が狭く感じていたけど、広々とした空間で快適に過ごせるようになった。
・モノの整理がしやすくなって、時間や労力を節約できるようになった。
・モノを捨てることで自分の価値観を見直すきっかけになった
・モノを捨てることで自分にとって本当に大切なモノに気づけた
ということ。
部屋が整理整頓されていると、空気までも違うような気がします。
以前より夫と仲良くなれた気もします。これは気のせいかッ！笑
でも、間違いなく変化したことがあります。
それは体調が回復してきたということ。
朝は起きられないことも多々ありますが、身体がだるかったり頭痛がしたり、なんだか体調がすぐれないなー！と思うことが減りました。
ぐずついた天気では決まって頭痛や耳鳴りがしていたのですが、それも感じません。
体調が回復してきたのを感じたのは、ここ1週間ほど。
キッチンやリビングなどの模様替えをしてスッキリしてからです。
それから、新しい仕事の依頼もいただきました！
これにはビックリしました！
自分がしたいことを優先するため、オンライン秘書の仕事やライターの仕事をセーブしたいと伝えていた会社からだったからです。
タイミングにも驚きなのですが、部屋がスッキリして一段落ついたその次の日の朝。
「新しい仕事の依頼についてご相談できますか？」
と連絡がきたのです。
わたしの状況を理解してくださって負担をかけない形で仕事ができるよう配慮してくださいました。
なんてことでしょう！
こんなステキなことばかり起きているのです。
いまはすっかり断捨離の魅力にハマってしまったわたしです！
まだまだ断捨離したいところはありますが、一気にしようと思うと疲れてしまうので、少しずつしていこうと思っています。
みなさんもゆるく断捨離をはじめませんか？
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