「誰にも頼れないお母さん」だった私が、潰れてしまったあの日に学んだこと。
3歳の娘の髪はボサボサ、10ヶ月の息子のオムツはパンパン。ふと外を見ると、雪が降り積もり、木々が白銀に覆われている。
その光景は美しいはずなのに、なのに…。私にはただ眩しく、そして重く感じられた。
その当時、わたしは転勤族の夫に帯同しながら生活していた。病気がちで38キロしかなかった上、知らない土地での子育ては常に不安と隣り合わせ。
毎日、孤独感と重圧感が、私の心に暗い影を落としていた。
正直、わたしは、知らない土地での子育てを、舐めていた。どうにかこうにか綱渡りのよう