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ガンのせいでずっと働けなかったわたしが、収入を得られるようになるまで

「病気はたしかに生活上の挫折であり失敗である。しかしそれは必ずしも人生上の挫折とは言えないのだ」

これは遠藤周作の言葉です。

わたしも若くしてガンを患いました。
当時はわたしの身体に何が起こっているのか、理解する間もなく体重が減り、体力もみるみるうちになくなりました。

しかし、その経験があったからこそ大切な人とのつながりや宝物ができました。
そして、いまわたしは生きています。

ガンになったからって、「人生での挫折」なんて言いたくないです。

ガンを患った女性でも、無理せず母業と仕事を並走したいという願望を抱いている方は多いのではないでしょうか?

今回は、ガンサバイバーでも諦めず、収入を得られるようになったわたしの無理しない働き方をお話しします。

わたしは19歳のときにガンを患い、その後も病弱なまま結婚しました。

数年後には奇跡的に妊娠でき、無事に出産。

体力がないなか、専業主婦で子育てを精一杯してきたつもりです。

子どもが大きくなるにつれ、他のママ達は次々に働き出しました。

忙しそうにしているママ友を見て、
「いつかわたしも働いて自分の収入を得たい」
と、羨ましく思っていました。

しかし、わたしの体調は安定しませんでした。
体調が落ち着いているからと友達と会って、はしゃいだ(子どものように動き回ったわけじゃなく、おしゃべりしすぎた)次の日に微熱で起き上がれないこともしばしば。

「気合いが足りないのかな」
「自分に甘いからなんだろうか」

と、精神論まで持ち込み自分を責めてしまったことが、何度もありました。

あるとき、求人票を見ているわたしに
「働けるようなら挑戦してみれば?」
と、夫が言うのです。

そのときわたしはまだ、自分の体力の無さは棚に上げて、根性がないから仕事が続かないと思っていたのです。
夫は「体力の無さ」を理解して欲しかったんでしょうね。

早速、その案件に応募して1日5時間のパートをしてみました。
……が、週末は決まってダウンする始末。

落ち込んだわたしに「無理しなくていいよ」と、夫は優しい言葉をかけてくれます。
それでも、自分が情けなくて気持ちはどん底に落ち込んでいきました。

結局、そのパートは体力が続かず2か月でやめてしまいました。

数年後、夫の仕事の都合で、実家に同居したときにチャンスが巡ってきました。

両親がわたしの育児のサポートをしてくれるというのです。
またとない機会だと思って、1日6時間、週4日のパートをはじめました。

そのときは、なんとか2年続けられました。

しかし、突然の高熱・腹痛で2週間入院することに。
絶食で激ヤセしてしまい、結局復職はできませんでした。

その後も体調不良が続いたり、転勤で別の土地へ引っ越すことになったりで、仕事は諦めることになりました。

その度、夫は「無理して働かなくていいよ」と、言ってくれたので、それが救いでした。

「このままずっと働けないのかな」と、思いながら数年が経ち、子どもたちが中学生と高校生になったとき。

近所の会社で営業事務のパートを募集していました。

家からも近いし、朝は10時スタートで夕方18時まで。
営業事務の経験があるからと応募し、働き出しました。

その職場は、ほとんどのスタッフが子育て中のママでした。
シンママも数人いたので、残業はできない状況。

それでも、仕事は超多忙。
わたしもできることを精一杯していました。

スタッフみんなが仲良しでチームワークもよく、業績も右肩上がりでした。

すると、社長から仕事を評価され、時給も上がりインセンティブまでいただけることに!!!

営業事務チームを束ねる仕事もさせていただき、気づいたら、毎日仕事に行くのが楽しくなっていました。

「いむれさんだと安心する」
「仕事がしやすい」
「先読みしてくれるからありがたい」

などと言葉をかけていただき、仕事って楽しいなぁ!と実感していました。

しかし、少しずつ身体の不調が出てしまい、時短勤務を余儀なくされました。
それでも体調は回復せず、微熱や身体がだるい日々が続き泣く泣く仕事を辞めました。

チームワークがよくて、仕事が楽しかっただけに悔しくてたまりませんでした。

それから数年経ち、流行りの病でリモートワークが多くなってきたとき。

「在宅ワークならできるんじゃない?」と娘に勧められて、真剣に仕事を探すようになりました。

わたしが仕事を探すうえで重視したポイントは、

・人に褒められたこと
・これまでの経験で得たスキル
・がんばらなくてもできること

これらを意識して探してみると、やはり営業事務や営業アシスタントでした。

それと同時にライティングスクールに入学して、ライティングを学びライターデビューを果たしました。

その結果、在宅での営業アシスタント(オンライン秘書)とライターで安定的な収入が得られるようになりました。

現在は収入の柱が2つになり(一時期は3つでした)、すべて在宅で完結できる環境なので、急な体調不良があっても問題なくやりくりできるようになりました。

いまでも体調を崩すときはあります。
しかし、受けた仕事をしっかり納品することで少しずつ信頼関係を築いてきました。

いまはライティングに力を入れているので、オンライン秘書は単発で受けています。
それでも、「いむれさんがいいから」と、定期的に単発の仕事をいただけるので感謝です。

フリーランスですから、仕事がなくなったらどうしようという不安もあります。

しかし、「何ができるのか」「何を求められているのか」と考えて、受けた仕事には真摯に取り組んでいます。

いまはライターをはじめ、イラストレーター、動画編集、プログラマーなど在宅でできる仕事がたくさんありますよね。

自分の趣味や専門性に合わせて、自分の時間や場所を自由に決めることができます。

無理は禁物ですが、病弱でも諦めず自分の可能性を信じてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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