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ガンだったわたしがワンオペ育児を楽しめたワケ

わたしは19歳のときにガンになりました。

何年かあとに結婚し、奇跡的に子どもは授かりましたが、子育てをする体力はまったくありませんでした。

それだけではありません。
誰にも言わなかったけれど、体調を崩すたびにガンの再発の脅威に怯えていました。

そう考えているとわかったら、親や夫、子どもたちが悲しむと思ったのでずっとひた隠しにしていました。

わたしは今年48歳になります。
そう、辰年生まれの年女です。

病弱ではありますが、ガンの再発もなく、なんとかこの歳まで過ごしてきました。

若くガンを患い体が弱かったわたしですが、夫の仕事柄ワンオペ育児をどうにかこなすしか道はありませんでした。

そんなわたしが波乱に満ちた?ワンオペをどうやって乗り切ったのかを、お伝えしたいと思います。

病気のせいで、身長が165㎝、体重48Kgだった身体は38kgまで痩せてしまいました。
 
妊娠時は体重が増えたものの、普通に生活しているだけで40kgを切ってしまうのです。
子どもが小さいときは、自分のことだけで精一杯でした。

夜中ミルクをあげるのも、おむつを替えるのも、しんどくてやっとの思いで起きていました。

下の子(息子)はよく眠る子でした。夜中起きずに朝までぐっすり寝てくれたので助かりました。いまでも寝てばかりいます笑

夫の仕事は転勤が多く、わたしと子どもたちはその都度帯同していました。
 
引っ越しは嫌いじゃないけど、知らない土地で子育てをするのが不安……。

そんなわたしが下の子(息子)を出産し数か月で転勤になったとき、ストレスフルなワンオペ育児がはじまりました。

不安要因として、病院選びです。

わたしも子どもも体調を崩しやすかったので、具合が悪くなる前にリサーチ開始。

当時、インターネットはあったものの、病院のHPはあったりなかったり。
「百聞は一見に如かず」で、受診して合う合わないを繰り返していました。

同じように、ドラッグストアやスーパーは、都度違うお店へ行って食材の鮮度や価格で比較。

それだけでなく、子どもが遊べる公園や保育園探しもありました。

土地勘がなかったので、会社の上司や同僚の家族に聞けたので助かりました。(あのときは、ホントに優しさに感謝の日々でした!)
 
病院もスーパーも保育園の見学も……
どこに行くのも子どもをつれて行動するので、体力のないわたしはヘトヘト。
 
新しい土地に慣れるだけで大変なのに、ワンオペ育児に加え引っ越しの荷物の片付けもあります。
 
その転勤先は冬になると雪が降り積もる土地だったので、運転が怖く外に出られない。
寒さに弱いので、しょっちゅう風邪を引いていました。
 
夫は帰宅が遅く出張もあるため、家を留守にしがち。
仕事を一生懸命している夫に迷惑をかけられない……。

「自分で何とかしなくちゃ!」

という気持ちが強かったんだと思います。

しかし、楽しいことを見つけようとせず、不安ばかりを口にしていました。
そして、徐々に自分の殻にこもるようになりました。

半年くらい経って?生活に慣れたある日。

息子が歩けるようになったことに気づきました!

それまでは毎日あっという間に過ぎてしまい、息子にかまっていなかったのかもしれません。
(ネグレクトという意味ではなく、自分のことで精一杯だったのです)

なんて時間のムダをしているんだろう!

と、そのとき気づいたんです。

同時に、おしりをプリプリさせて、よちよち歩く息子がかわいくてたまりませんでした!

2歳違いの娘はおしゃべりが上手でこまっしゃくれ。
わたしが洗濯物を畳むのをマネたり、食事の後片づけもしてくれるほど頼りになりました。

「こんなにかわいい時期を見られるのはいまだけなんだ!」

と気づいたのです。

子どもたちの成長を実感できたわたしは、

「○○ちゃん(娘)、おはしの持ち方上手ね!」
「△△くん(息子)、たくさんごはん食べたね!」

などと話しかけることが多くなりました。

すると、子どもたちはニコニコしてわたしを見るんです。

それがたまらなく愛おしく、気づかなかった自分が悔しくて涙がでました。

その後も変わらず、体調が悪いときも多々ありました。

夫も仕事で忙しいのでワンオペは続きましたが、子どもたちの成長を楽しみにして乗り越えてきました。

子どもたちが成人したいま、ワンオペでよかったと思うことがあります。
 
仕事が忙しかった夫は、小さいころの子どもたちの記憶があまりないと言います。
その分、わたしは独占できました。

いつもニコニコしていた子どもたちは、どこに行ってもかわいがられました。
息子はご近所のおじさんに「にこにこマン」とあだ名をつけられたほどです。
(愛想がいいって得しますね)

思春期で生意気なことを言われたこともありました。
でも、子どもたちのかわいい頃を知っているので許せるんですよね。

子どもは無条件でかわいいです。
 
当たり前のことなんですが、そのことすら気づけないくらい不安だったのかもしれません。
経験したからこそ、大切なことを学べたと思っています。
 
子どもは宝ですね。

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