ことばを外気に触れさせる前に。
言葉というのは不思議なもので。
こころがざわついているとき、なんでも無闇に書かないほうがいい。書きたくなる自分、言いたくなる自分はいるだろうが、「無闇に」書くことはよしたほうがいい。たとえそれが自分の発した言葉であっても、人の思考は言葉に引きずられていく。なんとなく書いた言葉のほうへ、自分をいざなっていく。そして奥の奥、ぬかるみだらけの湿地帯へと足を踏み入れ、もはやそこから出られなくなる。
各所でしばしば、「あの人はツイッターをはじめてからおかしくなった」という声(人物評