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【映画】「脳男」泣いてくれる人がいること#37

こんにちは。

GWも明けて、今日から仕事再開して休みモードから、
仕事モードに切り替える方も多いのではないでしょうか。

今回は、生田斗真さん主演「脳男」を紹介します。

私はこの映画を観てから、
生田斗真さんにはまってしまい、
他の出演作品も観るようになりました。

ドラマ「花ざかりの君たちへ」の役とはまた違った
魅力を感じました。

人は習慣の生き物

物語のあらすじは、感情なく犯罪者を暴力により制裁を与える主人公(生田斗真)と、自身の家族問題と重ね合わせつつ犯罪者の精神鑑定を行う精神科医(松雪泰子)、主人公に一方的に同族意識をもち無差別殺人を繰り返すサイコキラー(二階堂ふみ)を中心に物語がすすみます。

主人公の過去に触れるシーンで、印象に残ったひとつが
「トイレトレーニング」です。

幼少期に祖父の教育により、
感情のない殺人ロボットに育てられる中で、
決まった時間にトイレに自分で行けるようになる
トレーニングを受けます。

家庭教師が1日の中で、決まった時間に
トイレに主人公を連れていき
用を足すことを繰り返したことで、
大人になってからも時計を見なくても
決まった時間にトイレに行く習慣が残ります。

何かしら現状の結果を変えたい、
今以上に成長したい、
と思った時に習慣を変えることをおすすめされました。

変えた習慣は、自分のものになることを感じました。

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想いを行為にする

ラストシーンで、
主人公が精神科医のために殺人を犯します。

精神科医がなぜ殺人を行なったか問うシーンで、
主人公の回答が

先生は僕のために泣いてくれました。

と言って、感情を表に出すことのなかった主人公が
最後に笑顔を見せます。

「感情がない」と思われ続けてきた主人公に対し、
「感情があるはず!」と信じて関わり続けた
精神科医に主人公が心動かされたシーンです。

相手に対して言葉だけでなく、
どういう想いで関わっているのか
受け取っているんだなと感じました。

「経済は感情で動く」という本もありますが、
動機となるものは、「感情」と学んだ作品でした。


枡田泰明

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