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サバティカル:人生100年時代の個人と組織の持続的成長を支える生産的な休暇。 (CASE:48/100)

▲「サバティカル」とサステナビリティ

私が憧れ続けていること、それが今回紹介したい「サバティカル」です。サバティカルとは、使途に制限がない職務を離れた長期休暇のことを意味しています。日本においては、長期間勤続した大学教員による、半年や1年間の「研究休暇」が、サバティカルの一例として知られています。

「使途に制限がない」というのが定義ではありますが、大学教員によるサバティカルでは、基本的には国内外の別の大学や研究機関に滞在し、これからの中長期の研究テーマや人的ネットワークを獲得する機会になっているようです。
一般的な企業においても、業務時間の20%などを使って自らが興味のある研究活動や事業活動を行う制度が広がっています。しかしながら、どうしても通常業務の合間に行うこととなり、長期的視点が失われやすかったり、他業務と比較して優先順位が下がったりしてしまう現状があります。

「サバティカル」では、物理的な場所が変わること、時間が全てその休暇に当てられることから、これまでの業務や人間関係から切り離された形で未来の構想と準備に集中することが出来るというわけです。

「人生100年時代」という言葉が、一般の人の中でも広がり、人生を通じた働き方と暮らし方について、これまでの慣習や上の世代の経験に囚われない、新しい価値観と行動が求められる時代です。長い期間仕事を続けるような時代が到来しますが、その時のモチベーションの作り方、保ち方は課題になっていくでしょう。また、人材獲得の難易度が増している時代において、それは個人の問題だけではなく、専門人材を多く抱える企業においても、課題となっていくでしょう。
そうした時代において、「サバティカル」という制度が、専門人材を多く抱える企業において、人材の燃え尽きを防ぎ、持続的な成長を支えるための長期視点に立った構想や知見、人的ネットワークを獲得する手段として、注目されています。
私自身も長い人生のどこかで「サバティカル」を取得したいと考えています。

▲参照資料

▲キュレーション企画について

イノベーション事例についてi.labがテーマにそって優れた事例のキュレーションを行い、紹介と解説を行います。

2022年のテーマは「サステナビリティ」です。

▲今回のキュレーション担当者

i.lab マネージング・ディレクター 横田幸信

▲i.labについて

i.labは、東京大学i.school ディレクター陣によって2011年に創業されたイノベーショ ン創出・実現のためのイノベーション ・デザインファームです。東京大学i.school(2017年4 月 より一般社団法人i.school)が世界中のイノベーション教育機関や専門機関の知見を研究しながら独自進化させてきた理論知と、i.labが産業界で磨いてきた実践知の両輪で、企業向けにイノベーションのためのプロジェクトを企画·運営しています。

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