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抜く


★ 力を抜くことの難しさからの解放

私は、自分のことをかなりの怠け者だと思い込んできました。

実際そうかもしれないし、本当のところはいまだにわかりません。

昔からそう思っていたもので、なかなか「いや違う」と思うには、何らかの宗教から脱会するほど大変なことのような気もします。

子供の頃、学校へ行くと、いろいろな決まりや指示がありましたよね。

ここに座れ、ここにものを置け、あれをやれ、これをやれ、この順番でこんなふうにさっさと、次はあれ、はい何分休み、その後はこれ、これを持ってこい、はい動いて、しばらく座ってこの勉強、これは人に聞け、それは自分で考えろ、家ではこれをやってこい、持ってくるのを忘れたら怒られること必須だぞ、これできなかったら忘れたら恥ずかしいからね……みたいなことが盛りたくさん。

それらすべてが嫌すぎて、面倒くさくて、やりたくない。そんなことなら寝ていたい。ぼんやり空想していたい、好きな歌について考えていたい。大好きな動物を見ていたい。

そんなふうにひっそり思っていた自分を「ダメなやつだなあ」と決めつけていたところから自分をなまけものだと感じるようになったのではなかと、最近気づかされました。

だいぶ遅い気づきです。

学校環境や家庭環境ももちろんありますが、最終的にはもはや自分洗脳ともいえる「自分なまけものでは妄想会」という宗教みたいなものからの脱会をはじめたのはここ最近のことです。

今回書くことは、というか最近どんどんそうなっているのですが、これまで私が人に言いたがらなかったこと、あえて言う必要もないと思ったこと、言ったらかっこわるいだろうなと思ってきたことのひとつです。

人には人それぞれ「自分の思う自分」や「人の思う自分」や「人も自分も想像しえない自分」という部分があって、混ざり合ったり、ぶつかったり、誤解があったり、わからないままだったりしたまま、そこに存在しているんだと思います。

でもひとつ「正直になること」で、見えてくるその人というのもあると思うんですよね。

正直すぎると、そして、これまで語ってこなかった部分を語るとあなたの思うような私ではないかもしれないということが起きてくる。

そこを通ることもまた、こういったマガジンの文章の醍醐味だなと思い、今日は綴ってみます。

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★ こんなことになるなんて思ってもみなかった

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