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年末年始に読みたいマンガ

「冬に聴きたい名盤」を紹介しました。

これまで note では、
「冬」や「年末年始」に
オススメしたい作品を
多く紹介してきました。

というのもの、
私が住む北海道は、
当たり前のことですが、

冬の寒さが厳しいです。

一日の最高気温が氷点下
(0℃以下)
なんてザラですし。

若い頃は気になりませんでしたが、
歳を重ねるごとに、
寒さが身体にこたえるように
なってきました。

そんなわけで、
少しでも楽しいものがないと
やってられないんですね。

そんなわけで、
冬に楽しみたいエンタメは
他の季節よりも
多くきた気がします。

そんな中でも、
今日は私が必ずと言っていいほど
「年末年始」に読むマンガを
ご紹介します。


10年近く前になりますが、
オノ・ナツメというマンガ家を知り、
彼女の作品にハマりました。

まず紹介したいのは、
『ラ・クインタ・カーメラ』
という作品です。

こちらはイタリアが舞台の物語で、
4人の中年男性が住むシェアハウスに
5人目の同居人がやってくる話です。

5人目の同居人は、
留学生が多く、
出会いと別れが次々に
展開されます。

この中に冬のエピソードが
出てくるんですよね。

私もこのマンガを読んで
はじめて知ったのですが、
イタリアではクリスマスのことを
「ナターレ」と言います。

イタリア人にとって、
ナターレは1年で最大のイベントで、

日本で言えば、
「大晦日」のような
過ごし方をします。

故郷から離れている人も
この日は故郷に帰って、
実家で家族と
過ごしたりするんですね。

そんなわけで5人目の同居人は、
シェアハウスに一人、
取り残されてしまうんですが、

このエピソードが
とても心が温まるものでした。

ラストにおまけ的に収められた
元旦のエピソードも
とても印象に残っています。
(日本人留学生がお雑煮を振る舞う)

このマンガは
1巻しかないので、
サラッと読み返せるのもいいです。


オノ・ナツメの作品は、
冬の描写が印象的で、
年末年始に読みたくなる
作品がもう一つあります。

それが『さらい屋 五葉』です。

こちらは、江戸時代の日本を
舞台にした作品になっています。

オノ・ナツメは、
海外を舞台にした作品を
多く手掛けていますが、

時代劇も好きなそうで、
こういったタイプの作品も
いくつか発表しているんです。

「さらい屋」というのは、
「人さらい」をなりわいとする者で、

本作に出てくる「さらい屋」は
5人組のため、
「五葉」という名前になっています。

私は30代の後半から、
年末年始には必ずと言っていいほど、
時代物の小説を読むんですね。

最近はそうでもないですが、
昔は大晦日やお正月は、
「時代劇」というイメージでしたよね。

私自身はそれほど時代劇に
精通していないのですが、
なんだかこの歳になると、
そんなものが恋しくなるんです。

そんなわけで、
『さらい屋 五葉』も、
私の年末年始のお気に入りの
一つとなっています。

全8巻と、少し長めなので、
読み返すのにそれなりに
時間がかかります。

こういう作品は
連休中にいっき読みするのが
いいですね。

二つの作品が気になったら、
ぜひ、この年末年始に
読んでみてください。

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