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Vol38 湘南へGo!移住の心得

湘南は、日本有数のビーチと人気おしゃれなSHOPが並び、移住者からも大人気のエリアです。
その湘南に憧れて移住をしたけれでも、失敗をする人もいます。

こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2000組以上の移住相談対応から、
皆さんにお役に立てる情報を発信しています。
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1⃣ 湘南に憧れて移住

東京都心で一戸建ての家はハードルが高くても、湘南であればその夢も叶います。
リビングの大きな窓から、相模湾に面した湘南の浜辺を眺めながら、のんびりとした暮らしは、誰もが憧れます。

また、湘南の魅力のひとつに、充実した交通環境があります。
国道1号線、小田原厚木道路・西相バイパスなどが整備されている湘南は、名古屋・大阪方面だけでなく、信州方面や北関東・東北方面に向かうにも、渋滞している東京都心を通らずに行くことが可能です。

そして、JRの湘南新宿ラインや上野東京ライン、小田急線を使えば、東京都心までもおよそ1時間です。

こうした交通の便利の良い湘南には、ファミリー層からリタイア層まで、あらゆる世代から人気の移住エリアです。
そんな湘南に憧れて移住する人が後を絶ちません。
しかし、夢見ていた湘南での暮らし、せっかく移住が叶ったのに、戸惑っている人もいます。

2⃣ 湘南に移住して失敗したと感じる3つの事



1.観光地ならではの住みづらさ

湘南は夏にはたくさんの海水浴客が訪れ、また1年中観光客が訪れるスポットもたくさんある人気のエリアです。
とくに、人気の海岸近くになるほど、観光客も多くなります。

夏の海水浴や花火大会では、自転車のカゴにゴミをポイ捨てするなど、観光客による近所迷惑な行為がたくさんあります。
町全体が騒々しいイメージもあり、想像していたのんびり暮らしとは掛け離れてしまうのです。

移住の指南BOOKには、「観光地は住む所ではなく行く所」と書かれたものも存在しています。

このように、湘南に移り住んではみたが、観光地としての住みづらさを感じてしまい、移住は失敗だったと感じる人がいるのです。

2.やりがいある仕事が見つからない

湘南で一番多い求人は観光やサービス業です。
観光地だけあって、求人サイトなどで一番募集をしているのは、お土産屋さんやレストランやカフェなどの飲食店に宿泊施設などになります。

こうした観光やサービス業は、週末の土日は出勤が一般的ですので、これまで東京で会社勤めをしてきた人には、すぐに馴染めないかもしれません。
また、湘南から横浜への通勤を考える人も少なくありません。
しかし、思っていた以上に通勤が大変なことを知り、暮らしに疲れてしまう人もいます。

3.湘南ブランドで物価高


湘南の町を一見すると、良くある田舎町です。
しかし、湘南ブランドに憧れて移住者が増えることで
住民にはオシャレでプライドの高い人が増えています。

この湘南ブランドの影響から、エリアによっては不動産価格が値上がりしています。
特に、海岸に近づくほど不動産価格も高騰しており、「湘南は都心からも離れた田舎なのに、思った以上に値段が高い」と感じる人も少なくありません。

その一方で、人気の海岸に近づくほど、塩害が大きくなります。
憧れていた海岸エリアに住んでみると、「塩害で自転車はすぐ錆びてしまい、エアコンの室外機はすぐ壊れてしまう」といった話も聞きます。

3⃣ 湘南への移住を成功させる2つの秘訣とは

1.観光地から遠ざかる

湘南に移住をしたものの、観光地としての住みづらさを感じるのであれば、そこから遠ざかることです。
そもそも、湘南は相模国の南部を指しており、「湘南エリア」と呼べる範囲はとても広くなります。
例えば、行政区分でみると、藤沢市から、大磯町や二宮町までになります。

湘南エリアのなかでも、移住に人気の町はたくさんあります。
学研パブリッシングが調査した、主婦が住みたい湘南エリアでは、藤沢市が1位に選ばれました。藤沢にはJR東海道線、小田急江ノ島線、江の島電鉄と3つの沿線が乗り入れしており、品川や新宿までのアクセスも抜群です。

江ノ島や茅ヶ崎といった海岸沿いにこだわらなければ、暮らしやすい町はたくさん存在いたしますね。

2.出来るだけ高台に住む

「湘南に住むのならば海岸近く」と、誰しもが考えますが、家賃も高く塩害もひどくなります。

そこで、湘南に住むのであれば高台がオススメです。
塩害も軽減できて、家賃も抑えることが出来ます。
そして何よりも、高台に住むことで、素晴らしい眺望を堪能できるかもしれませんよね。

4⃣ 湘南は2地域居住がおススメ


湘南だから出来る移住方法とは?
それは、「ウィークデイ移住」と呼ばれるものです。
湘南スタイルは、「ウィークデイを湘南で過ごし、週末は東京で過ごす」といった、新しいスタイルです。

「テレワーク」という言葉が浸透してきた昨今では、パソコンひとつあれば、どこでも仕事が出来るようになってきました。
また最近では、カフェでパソコンを開いて仕事をする「ノマドワーカー」が急増しています。

このようなビジネススタイルの変化が、「湘南スタイル」と呼ばれるライフスタイルとマッチしたひとつが「ウィークデイ移住」になります。

5⃣ TOP画像

神奈川県湘南江の島

朝日に照らし出されるサーファー達。
私の世代なら、湘南の海を見ていると、頭の中にサザンオールスターズのメロディーが流れ出します。
こんな幻想的な風景の中を、毎朝散歩できれば、なんて幸せなんでしょう。
サーファーでなくても憧れの場所ですね。

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移住専門FP「移住プランナー」として活動をしています。これまで17年間2000組以上の移住相談に対応をしてきました。ここでは、私の経験からお役に立てる情報を日常的に綴っていきます。「移住」という夢の実現にお役に立てればうれしいです。大阪出身、北海道と鹿児島の3拠点生活中。