TAROKEN

40代、子育て中。 子どもの立場から(子どもの気持ちを想像して)、日々の出来事を書いて…

TAROKEN

40代、子育て中。 子どもの立場から(子どもの気持ちを想像して)、日々の出来事を書いています。

最近の記事

吾輩はまめたである(総集編)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 僕、まめたは2018年6月に生れた。 本当は、7月に生れる予定だったけど、お腹の中にいつまでも居るのは退屈だし、ワールドカップ(2018年6月14日から開催)も見たかったので、早く出てきた。 これからは両親が育っていく様子を、こっそり書き記す。 時間があれば読んでくれると嬉しいな。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ まめた2歳 2020/11/26(木) 寒くな

    • パパのウソつき-吾輩はまめたである30

      まめたです。豆みたいな顔してるから、そう名付けられたよ!生まれてまだ4年。だから毎日が発見の連続です。 内緒だけどパパはウルトラマンタロウなんだ。 ぼくがウルトラマン図鑑を読んでいると、パパが寄ってきた。 パパ「おっ!ガンQじゃん。今日見たよ」 ぼく「えっどこで?」 パパ「駅前のスーパー」 ぼく「まめたの家から近いじゃん。怖いよー。」 パパ「団子買ってたよ。子どもに買ってくんだって。でも、パパがやっつけちゃったから、子どもは団子食べられなかったけどね」 ぼくは、ガンQとその

      • 吾輩はまめたである29-オシッコか?汗か?それが問題だ

        ぼくはまめた。生まれて4年。夢はウルトラマンになる事。それか、大谷選手と藤井風と一緒に住むこと。身の回りに起こった事と、それによって親が成長する姿を書く。読んでくれよな。 朝日がまぶしくて目を覚ます。 誰だい!カーテンを開けたのは! 布団をかぶって、もう一度寝ようとする。 でもなんだか、ズボンが濡れていて気持ち悪い。 酸っぱいにおいもする。 あれ?なんで?昨日寝る前オシッコしたよなぁ。 ぼくはもう4歳だぜぇ。 オシッコを漏らしたなんて、口が裂けても言えないや。 あ!言いこと

        • ブラジル-吾輩はまめたである28

          オッス、オラまめた。 ダンゴムシとセミの脱け殻が好きな4歳児だ。 寒いからか、どっちにも最近会ってない。だから、パパがダンゴムシの歌を作ってくれたよ。 ♪ダ、ダ、ダンゴムシ ♪鼻に付けるとハナクソみたーい ♪ダ、ダ、ダンゴムシ ♪ほっぺに付けるとホクロみたーい 部屋を走っていると、パパに怒られた。 「ダメだよ、まめた。下の部屋に住んでいる人に迷惑だよ。」 なんだい、なんだい。そしたら一軒家に引っ越したらいいじゃん。 パパ「走っていいのは、ジイジとバアバの家に行ったときだけだ

        吾輩はまめたである(総集編)

          お風呂屋さんごっこ-吾輩はまめたである27

          パパとお風呂に入った。 ぼく「いらっしゃいませ ~、お風呂屋さんです」 パパ「幾らですか」 ぼく「700円です」 パパ「高い!」 高いって何? パパ「例えば、700円は500円に比べて高い、反対に500円は700円に比べて安いって言うよ」 ふーん、わかったような、わからないような… ぼく「じゃあ、ひゃくごじゅうななひゃくえんです」 パパ「幾らだかわからないな」 ぼく「お会計お願いします!」 パパ「あっごめん、ごめん。財布忘れてきちゃった」 良いこと考えた! ぼく「じゃ

          お風呂屋さんごっこ-吾輩はまめたである27

          素直になれませんー吾輩はまめたである26

          パパと図書館に行った。 僕は「ずかん、ずかん」と口に出しながら歩いた。 僕より2つ位上の男の子が、心配そうにこちらを見ている。 「ママ、あの子、ずかんって言ってるけど、ずかんの棚通り過ぎちゃったよ」 「そしたら、教えてあげたら?」 「うーん」 パパと棚を眺めているけど、ずかん無いじゃん! きょうりゅう図鑑とか、さかな図鑑とか、見たいのに! 男の子が近づいてきて「ずかんはあっちだよ」と言って、 取りに行ってくれた。 別に教えてくれなくても、すぐに自分で見つけられたんだけ

          素直になれませんー吾輩はまめたである26

          夫婦ゲンカは犬も食わぬー吾輩はまめたである25

          僕は4歳児のまめた。 パパとママはケンカばかりしているから、もう遊んであげないって言ってやった。 二人とも、反省した顔をしてたな。 さてさて、効果はあったのかしら? 朝、パパ手作りのだし巻き卵を一口食べたママが「甘い!」と言った。 パパ「だって、甘くしてって言ったじゃん」 ママ「私が言ったのは、美味しくてなおかつ甘くって事。これじゃ砂糖の味しかしないじゃん。却下!」 パパも口に入れて「本当だ。確かに甘い。伊達巻きみたいだな」と言って笑った。 僕も恐る恐る口に運ん

          夫婦ゲンカは犬も食わぬー吾輩はまめたである25

          嘘つきパパ -吾輩はまめたである24

          パパと買い物に出掛けた時の事。 パパのレーダーが美味しいものをキャッチしたみたい。 「まめた、秘密が守れるか?」 「うん」 「これからたい焼食べるけど、ママにはナイショだよ」 「いいよ!」 僕たちは、行列の出来るたい焼き屋さんで15分並び、こしあんを半分個した。 家に帰ってママに言った。 「あのね、さっきママにはナイショだよって、言われて、たい焼き食べた。ふぅふぅーして、あつかった。甘かった」 パパは寝室に逃げていった。 別の日の夜。僕は、ママの寝かしつけから脱走して、キ

          嘘つきパパ -吾輩はまめたである24

          鎌倉へ-吾輩はまめたである23

          僕は4歳児のまめた。 筆無精のため、久々の日記です。 藤沢から江ノ電に乗る。ちょっとちょっと、ずいぶん小さな電車じゃないかーい。 パパとママに挟まれて座ったよ。 ママがパパの顔をじっと見ている。 僕「ママ、なんでパパの顔見てるの?」 ママ「いやあ、すごい福耳だなーっと思って。」 そしてママは冷たく言った「いつ効果が出るの?」お!攻撃開始だね! パパは気まずそうな顔をした。「これからかな。ホップ、ステップ、ジャンプで言うと、今ホップ位」 ママ「ながーーーい!長すぎる!」

          鎌倉へ-吾輩はまめたである23

          たっぷり-吾輩はまめたである22

          ぼくは4歳児のまめた。ウルトラマンと恐竜が大好き!時々親が育つ様子を書いているので読んでくれると嬉しいな。 最近たっぷりという言葉を覚えたよ。 早速使ってみよう! 朝、ママがお皿にヨーグルトを入れてくれた。 ちょっと少ないなぁ。 ここは使うときだな! 「ママ、ヨーグルトたっぷり入れて!」 昼、保育園で昼寝をして、先生に時間だよ、と優しく起こされた。 ぼくは伸びをして言った 「たっぷり寝たぁ」 夕方、うんちをしたくなった。 でもなかなか出てこない。 「ママがハンドパワー

          たっぷり-吾輩はまめたである22

          ある朝の出来事-吾輩はまめたである21

          オッス!おらまめた! ダンゴムシを丸めて、鼻くそーって言うのが好きな4歳児だ。 この前パパがダンゴムシの歌を作ってくれた。今度歌ってあげるね。 朝ごはんはパパの担当だ。 ぼくが起きると、「まめたー、何食べる?」と聞いてくる。 ぼくは一文字ずつゆっくりと「パ パ を 食 べ ち ゃ う ぞ」と言った。 パパは大げさに驚いてくれた。 「そしたら、パパがいなくなっちゃうよ」 ママが話に加わってきた。 「新しいパパ探すから。いいよ、パパ食べて」 ママ、

          ある朝の出来事-吾輩はまめたである21

          「あ゛」って、何て言う?−吾輩はまめたである20

          (ぼくは4歳児のまめた。時々日記を更新中! 読んでくれよな!) 最近ひらがなが読めるようになった。 「゛」が付く文字は面白い。声に出すと、迫力がある。恐竜が喋ってるみたい。 ひらがなドリルを見て気づいた。 ぼくはボンヤリしてないから、何でも良く気がつくんだ。 「゛」があるのと無いのがある! なんで全部に「゛」つけないんだろうね。 パパが仕事から帰ってきたら聞いてみよう。 ぼく「パパ!」 パパ「なんだい?まめた」 ぼく「あ」に「゛」付けると何て言う? パパは少し考えて、そ

          「あ゛」って、何て言う?−吾輩はまめたである20

          突風ってなに?-吾輩はまめたである19

          僕はまめた。最近4歳になった。 出来ればいつまでも子どもでいたい。 だって、大人になると、オモチャ買ってもらえなくなるでしょ? 夜、稲光がして、大きな音を立てて風が吹いた。 ゼットンがとうとう来たか!ボクはパパのゴーグルをして変身し、来る戦いに備えた。 バーバが、突風っていうの、と教えてくれた。 ジージが詳しいから聞いてみて、長~く説明してくれるよ!と。 風呂上がりのジージに聞いてみた。 ジージは得意気だ。 「あのな、まめた、突風と言うのはな、熱せられた空気が空に昇る

          突風ってなに?-吾輩はまめたである19

          水族館へ -吾輩はまめたである18

          (ボクは4歳児のまめた。時々日記を更新中!) 今日は朝早く家を出発して水族館に行く予定なんだ。 ママは洗濯したり、出掛ける準備をしたり、忙しい。目がつり上がっている。ママの周りだけ、空気がキリキリしている。そんな顔してると、眉間にシワが出来ちゃうよ。 ボクは昆虫図鑑を広げて、書かれている文字を読んだ。「ハンミョウ!」「コガネムシ!」 パパが寄ってきた。「すごいな!まめた。カタカナ読めるんだ!じゃ、これは?」 ボク「ミズカマキリ」 パパは「すごい!すごい!」と言って

          水族館へ -吾輩はまめたである18

          マッシュポテト-吾輩はまめたである17

          (僕は4歳児のまめた。時々日記を更新中!) マッシュポテトって知ってる? 今日初めて食べた。 白くてフワフワしてとろける感じ。でも味が薄い訳じゃ無い。ポテトの味が濃厚なんです。 4年間生きてきたけど、まいりましたな、こりゃ。 出来れば独り占めしたい。 ぼくは皆に気づかれないようにそーっと自分のランチョンマットに移動させた。 ママ「みんなのものだよ。まめただけのものじゃないよ」 あれっ?気づかれちまったぜ。 ジージの目が光った。 おちっこ、おちっこ。行儀が悪いけど食事中にト

          マッシュポテト-吾輩はまめたである17

          蝉・毛虫・歯磨きー吾輩はまめたである16

          (僕は3歳児のまめた。親が育って行く様子を、たまに書いています) 土曜の朝、一番遅く起きてきたパパが、まだ眠そうにゆっくり歩いているのを見て、ママが「なになになに?死にかけた蝉みたいだよ」と言った。 眠たそうなのは、多分昨夜アマゾンプライムでジェームスボンドを見ていたんだろう。 蝉はママが、小学生の時、友達だったそう。庭の木に止まる蝉を捕まえては、羽根にマジックで「セミ」と書いて、逃がしてたんだって。かわいさのあまり、そんな事をしたって言うけど、良くわからないね。 僕も

          蝉・毛虫・歯磨きー吾輩はまめたである16