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【上品な印象の秘訣】そろえること&先と先

指をそろえる

もし可能でしたら、この記事を読み進める前に、あなたが普段お使いのハンカチやハンドタオルを持って鏡の前に立っていただけますか?

そしてそのハンカチで、いつもと同じように顔の汗をおさえるしぐさをしてみてください。

今、あなたの指先はおそらく、自然な形に開いているのではないでしょうか?だとしたら、その指先を閉じてみてください。

どうですか?ぐんと上品な印象になったと思いませんか?

無造作に開いた指でものを扱うとガサツな感じに見えますが、きちんと指をそろえれば、一瞬で美しく見えます。

そして、丁寧にものを扱うしぐさは、好感を持たれ、礼儀正しい印象になります。

「あの人、なんか上品な感じだったな」と思う人は、指をキレイにそろえていることが多いはずです。

「指先を閉じる」ことでしぐさが上品に見える。代表的な場面をいくつか挙げてみましょう。

◇ハンカチで顔の汗をおさえるとき→ハンカチを持つ手の指先を閉じる
◇机の上でメモを取るとき→用紙をおさえるほうの指先を閉じる
◇飲み物を飲む&配るとき→コップやペットボトルを持つ手の指先を閉じる

どの場面も、指先を閉じるだけで、人に与える印象は大違い。「微差が大差を生む」のです。

汗をおさえるとき、書き物をしているとき、飲み物を手にしたとき、「あっ」と気づいた瞬間に実践するようにしましょう。

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ひざ頭から足先までをピッタリつける

手のポイントをおさえたら、次は脚です。

いすに深く腰掛けて、ひざを90度に曲げ、両脚のひざ頭とかかとの内側、つま先をピッタリとつけてみていただけますか?

力を抜いて座ると、ひざとひざの間はだらしなく開いてしまいますが、意識的に「ひざ頭から足先までをピッタリつける」だけで、上品に見えますよね?

しかも、実際やってみると、この姿勢を長く続けるのは意外に大変で、たくさんの筋肉を使っていることがおわかりいただけると思います。つまり、それを習慣にすれば筋力がついて、ひざの周りが引き締まり、脚もキレイになるというわけです。

ちなみに脚を組むのは、脚の形を悪くしますし、印象も良くないのでおすすめできません。

また、脚は斜めに流せばキレイに見えるかというと、必ずしもそうではありません。ひざ下がモデルのように長くて細い女性なら脚を流しても良いですが、標準的な体型の女性の場合、脚を流すとふくらはぎがたるんでみえることがあるのです。

座った姿を上品に整えたいなら、脚はそろえてまっすぐに下ろしましょう。

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体の先端に気をつかう

「身だしなみの基本は『先と先』にある」これは、自分磨きの仕事の経験と観察から得た私の持論です。

人は、相手の「体の先端」、つまり「頭の先」「指先」「足先」の3か所を無意識のうちにチェックしています。

そのため、いくらオシャレな洋服を着ていても、髪の毛がボサボサだったり、指先がささくれ立っていたり、靴の底がすり減っていたりしては、人に好印象を与えることはできません。「先と先」にもっと意識を向けましょう。

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①頭の先(髪の毛)

髪はツヤが命です。髪の毛がツヤツヤしているだけで実年齢より若く、好印象に映ります。髪をキレイに整えいている女性は、顔立ちを超えてとても素敵に見えます。

髪を美しく保つために、できれば月に一回は美容院に行っていただきたいと思います。そして髪質によって、「どんなツヤ出し法が向いているのか」「トリートメントのペースはどうしたら良いのか」などを美容師さんに相談してみてくださいね。

ヘアカットの最中は、雑誌を読んだり仮眠をとったりして、リラックスしているという方。ときにはそれも良いでしょう。でも、せっかく美容のプロが個別対応してくれているのですから、あなたに合ったヘアケア法を教えてもらうといですよ。

美容院でアドバイスをもらったら、教わったことを家で実践するよう心がけてください。髪を輝かせるためには「バランスの取れた食生活」も欠かせません。

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②指先(手)

人の目は「動く」ものに集まります。会話中や仕事中、食事中など、さまざまな場面で、手の動きは人に見られています。つまり、それは指先がキレイかどうかも見られているということです。

炊事・洗濯をする指先は、放っておくと乾燥し、ささくれ立って、生活感がにじみ出てしまうので、ハンドクリームをこまめに塗ることが大切です。

私はハンドクリームをポーチに入れて持ち歩くだけでなく、ベッド脇のサイドボードや洗面台、会社の机にも常備しています。手を洗った後や、「ちょっと乾燥してきたな」と思ったらすぐに塗れるようにしているのです。特に、乾燥しやすい冬は、こまめに塗っています。それだけで、指先はほどよくしっとりし、美しく見えます。

また、マニキュアがはげているのはだらしない印象を与えるので、最大のNG。マニキュアを塗らない場合には、爪が伸びていないか、黒く汚れていないかチェックしましょう。爪を整え、指先を清潔にすることは、大人の身だしなみとして必須です。

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③指先(靴)

足先の身だしなみとは、靴の手入れをすることです。この機会に、普段あなたがはいている靴が、次のような状態になっていないかどうかをチェックしましょう。

◇裏返すと、底がすり減っている
◇つま先がささくれ状態になっている
◇はいているとき自分では見えないけれど、ヒールの革が少しだけめくれて
 いる
◇ちゃんと磨いていないために革の色がくすみ、ツヤがなくなっている
◇ハイヒールの底がすり減って金属芯がむき出しになり、歩くとカチカチ音
 がする

もし一つでも当てはまっていたら、修理に出したり、丁寧に磨いたりしてください。

靴は、お気に入りだからといって同じものをはき続けるのではなく、1日はいたら次の日は休ませて、別の靴をはくようにしましょう。靴が長持ちします。そして、こまめに靴磨きをしていれば、靴底の減りや皮の痛みにも早めに気づくことができます。

そうやって手間をかけることで、靴への愛情が湧き、足先への注意力も高まるのです。


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