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日常の写真や旅先での写真など写真がメインの話です。
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【写真】おんなじ場所で

【写真】おんなじ場所で

いつも何でもない街並みの写真をスマホで撮っている。ちゃんと写真を勉強する気は全くなくて、ただ自分の見た景色を忘れたくないだけで撮っているのだけれど、やっぱりいっぱい撮っていると、どんな構図がいいかななんて考えるようにもなってきた。

夕方、線路沿いの雑草と空の感じがいいなと思って写真を撮った。

撮っていたら電車が通っていった。

電車のブレた感じがよい気がする。
同じ場所だけれど写真の印象が違っ

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【写真】銀座で探す懐かしフォント

【写真】銀座で探す懐かしフォント

ふらっと銀座に行ってきた。
銀座はさすが歴史ある街で、昔ながらの風景がたくさん残っている。そういうところを探して歩くのが楽しい。街並みや建物もいいし、案内の表示やお店の看板の字体がレトロなところもいい。

行くとつい、いろんな字体をみつけて写真を撮ってしまう。今日もたくさん撮った。

この看板にひかれてフラフラと宝龍に吸い込まれ、海老そばを食べて帰ってきた。
とろみのあるシンプルな塩味のそば。気づ

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【写真】真昼の新宿ゴールデン街を徘徊する

【写真】真昼の新宿ゴールデン街を徘徊する

新宿に行ったらまず紀伊國屋書店をのぞいて花園神社にお参りして、昼間でもゴールデン街をウロウロする。ほとんどの飲み屋は閉まっているけれど、ちいさな店がひしめく様子は演劇のセットの書割の街みたいで、虚構の世界に迷い込んでいくような気持ちになる。

開店前の飲み屋の二階の細長い窓から垂れたカーテンが揺れる。なんだかいい雰囲気。
ここはきっといいお店だろう。

次は夜に来て一杯呑んでみたい。

【写真】真昼の歌舞伎町を徘徊する

【写真】真昼の歌舞伎町を徘徊する

真昼の新宿に行った。何の用もなかったが、昼間の歌舞伎町はどんな感じだろうと思って、ちょっぴり歩いてみた。キャバクラ、ホストクラブ、風俗店、ラブホテルが乱立する妖しい大歓楽街。そんな街の真昼は、普通の街の真夜中みたいなものだろう。眠らない街が眠っている様子をみてみたかった。

道端で座り込む泥酔カップルや、昭和テイストなスーツで佇むホストっぽいおじいちゃんを見かけた。眠らない街は、真昼でもやっぱり魔

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【写真】なんでも撮っちゃう理由

【写真】なんでも撮っちゃう理由

本当になんでもない、何気ない当たり前の景色なのに、つい写真に撮ってしまう。

スマホのフォルダがすぐにいっぱいになってしまう。後から見返すこともそんなにないので消そうと思っても、やろうとすると、なかなか消せない。

忘れてしまいたくないのだ。
写真を消したら、こんな些末な日々のできごとなど、すぐに忘れてしまうから。

【写真】日が暮れるまでの散歩

【写真】日が暮れるまでの散歩

休日に出かけて、ちょうど太陽が落ちていくくらいの頃に帰路についていた。

帰る方向が日が落ちる方だった。歩くにつれて、だんだん空が赤く染まっていく。空の赤いほう赤いほうに向かって私は歩いていく。

これがぜんぶ同じ日の空で。
当たり前のことではあるけれど、毎日暮れていく空の美しさや不思議さには、ゆっくり見上げているとはっとさせられる。

【写真】夕焼けの話。

【写真】夕焼けの話。

私の住む都内の下町は、空が狭い。
ごちゃごちゃと建ち並ぶ民家や、新しく乱立していくマンションに隠れて、空はどんどん狭くなる。

だから、たまに大通りを通りかかって広い空を見ると、ああきれいだなぁと思う。
ちょうど夕焼けの時間だったりすると、なおさら。

暮れていく空。街が紅い闇に染まるのも、蒼のなかに沈んでいくのも、きれい。

【写真】知らない町の国道沿いの夜

【写真】知らない町の国道沿いの夜

特に意味もないのに、わざと遠くの田舎町の健康ランドに行った。駅から少し遠かったけど歩いた。その帰り道。すっかり暗くなった国道沿いの広い道を歩いていた。

猫じゃらしのような草が道端に生えていて、街路灯に照らされて綺麗だった。

まだ田植えを終えたばかりの田んぼに、家の灯りが映り滲んでいた。

こんななんでもない景色は、地元のひとはきっと誰も気にしない。余所者の私が写真を撮る側を、何台もの車が通りす

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