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『オオタニサン』

世間ではオオタニサンという人が話題らしい。
わたしは、新しいものや話題のものが大好きなので、すぐに何者か気になった。
しかし、オオタニサンという人はわたしの頭の引き出しにはない。

そこで調べてみた。

これが、そのオオタニサンだ。

「ファイヤー!」というかけ声とともに、有刺鉄線があるところで闘ったり、自ら電流に向かっていったりするすごい人だ。
ファイヤーと叫ぶところからして、火が好きなのだろう。普通、哺乳類は火が弱点であるところから考えると、火が好きと意思表示をする行為は、幽霊とか怖くないぜと言っている行為に似ていてカッコいいのその先の尊敬に値する。
わたしなどは、喫煙所に溜まっている大人たちなどを見かけるだけですぐ泣く。火が怖いのもあるが、あの人たちは戦隊ものの敵の兵隊たちに似た雰囲気を醸し出しているからだ。

わたしは、オオタニサンという人がこんなにもすごい人だとは知らなかった。
こんなことなら、なぜ早く情報を仕入れなかったのかと思っている。世界中の人々を魅了されるのもわかる。
タニ、という響きもカッコいい。
わたしは、かねてからタニという部分を鍛えるといいという師匠(毎日学ランを着て公園で遊んでいる浪人生)からの教えを守り、よくシーソーで股の部分を打ち付けている。

片側の座る部分に大股で立ち、もう一方の座る側に小学生たちをジャンプして乗っかってもらうのだ。
すると、勢いをつけた座る部分がわたしの股を打ち付ける。
「ああ~!!」
叫び声と共に、目の前には白っぽい天国が見えるのだ。
これは、修行というより中毒性がある嗜好と似ている。かつて、ブッダが修行の先に見た曼陀羅やケミカルな映像を、わたしは、時々、体験しているのだ。
たまに買い物に行く途中の母に見られるが、その度に泣いている。日々、修行を行っている姿を見て誇らしく思っているのだろう。

聞くところによると、オオタニサンは、ベイブルースよりすごい人だとも言われているそうだ。
ちなみにベイブルースとは、この人だ。

米ブルースと書いてベイブルースと呼ぶ。
これもわたしの師匠から習った事だ。
アメリカを愛し、アメリカの半分から愛され、アメリカの半分から首をかしげられた、偉大なる人物だ。
映画ホームアローンにも出演していて、テレビでコントとかやっていたビジネスマンである。
米を謳っているわりには、米はあまり食べず、シリアルとかオートミールを好む。
歌っているのは、たぶん、氷川きよしのズンドコきよしだろう。わたしはこれでも、唇を読めるのだ。

それでは、みなさん、いってみよう!

♪ズン、ズンズン、ズンドコ、きよし!


♪ズン、ズンズン、ズンドコ、きよし!


♪ズン、ズンズン、ズンドコ、きよし!

       オオターニサーン!!

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