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はじめてのランニングシューズ★20120317

一週間前、はじめてのランニングでいきなり20キロを走った。

意外に順調に走れた。それはよかったのだが、実はその後が大変だった。翌日から丸三日間、ずっと膝が痛かった。膝のどことかではなく、膝全体が左右両方とも、まるで熱を帯びたかのように痛いのである。

こんな経験は生まれて初めてで、とても不安になった。幸い一週間たってなんとか治まったが、今後また同じことにならないよう気を付けなければならない。原因としては、まずは急に長い距離を走ってしまったことだろう。最初はもっと短い距離から初めて、それから少しずつ距離を伸ばしていくのがいいのかもしれない。

次にシューズだ。今までのウォーキングの時に履いていたシューズで走ってしまった。やはりマラソン用のちゃんとしたランニングシューズを買わなければならない。

ネットなどで色々調べたところ、初めてのランニングシューズを選ぶ際には「初心者向けの、クッションの効いた厚底のもの」がいいらしい。なるほど。あとは個人的には値段はやはり安いほうがいい。最初から高いものを購入して、もし自分に合わなかったら大変だ。

というわけで、今日は実際にスポーツショップにシューズを購入しに来た。ランニングシューズが陳列されている棚を見ると、その種類の多さに圧倒される。中央の目立つところには、高価な、速そうなシューズが並んでいる。

『自分もいつかこんなシューズを履いてみたいな。』

そう思いながら、初心者向けのシューズを探す。色々見た中で、一足のシューズが目に留まる。「アンダーアーマー」のシューズだ。初心者向けのクッションが効いたシューズで、値段もそこまで高くない。それに気に入ったのがそのデザインとカラーだ。青と黒の色合いがとてもきれいでオシャレだ。

早速試着させてもらう。しかし実際に履いてみると幅が狭い。店員さんに聞いてみると、シューズによって幅の広さというものは違うとのこと。そして私の足は幅広なので、ワイドタイプのシューズがいいらしい。

というわけでワイドタイプのシューズを見てみるが、まず何よりそのワイドタイプ自体の数が少ない。それにカラーも地味なものが多く、どれもピンとこない。気に入ったものが見つからなかったので、先ほどのアンダーアーマーのシューズをもう一度履いてみる。

しかしやはり窮屈だ。かといってサイズを上げると長さが合わない。これで42キロ走ることを想像すると、かなり不安だ。

そんな中、ふとある一足のシューズが目に入る。棚の一番下の段の目立たないところに置いてあった「アディダス」のシューズだ。カラーは真っ黒。お世辞にもオシャレとは言えない。しかし「ワイドタイプ」と表示されている。

『ま、一応履いてみるか。』

そう思い、期待せず履いてみる。するとどうだろう。なんと私の足にピッタリだ!!足先がメッシュになっていて指も痛くない。歩いてみると体ごと前に押し出してくれる感じがする。シューズによってこんなにも履き心地が違うのかと驚かされる。しかも値段もお手頃だ。

『これで決まりだ。』

こうして私のはじめてのランニングシューズが決まった。
「adidas Response CSH 20」だ。
棚の隅の方に置いてあった、見た目もタイプではないこのシューズ。でも自分に合ったシューズ、自分だけのシューズを見つけた気がしてとてもうれしかった。

会計を済ませ品物を受け取った私は、それを大切に抱え、笑顔で誇らしげに帰宅したのであった。


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