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薔薇に溶ける



薔薇の香りに誘われて、日差しさすなか、足を動かす、たくさんの赤、ピンク、白、オレンジ色で埋め尽くされて、改めて、存在できていることに感謝した、振り向けば、みんな笑顔でいて、それだけの力があるのだと、見えないなにかに、手を伸ばした、正午の事。

水と土と空気で私たちは作られている、法則にのっとり、今日も1000は旅立ち、1500は降り立つ、理由はないようであるから、一呼吸しましょう、目の前の珈琲に、刺激をもらって、目的を果たすの、このまま目を閉じられたらいいのにって、甘えたくなってしまう、夕方の事。

先の見えない未来を、時々私は飲み込んでは吐き出す、不味いわ、口直しって、浄化した水で口を濯ぐ、右側が、いつも釣られているから、真っ直ぐな人間じゃないみたい、それがいいから、今日も私は自由なのと、握り拳を天に仰いだ、月夜の事。

私が私でいることを、真実を、美味しいと言えることを、当たり前にあることを、いっぱい好きと言って、たくさん愛していると伝えて、ね。




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