【day58】相手のニーズを汲み取ろう!〜欲求から考える〜
おはようございます!
本日も書いていきます!
本日も昨日に続きこちらの書籍からです。
昨日の記事はこちら
本日の内容は、相手のニーズを汲み取るということについてです。
私自身、転職後特に意識するようになったと思います。
患者さんに対してはもちろんのこと、他のスタッフに対しても考えるようになりました。
私は、現在医療面接チームの開始メンバーとして部署内で円滑に医療面接を行えるような仕組みづくりを考えています。
その中で、HOPEやNEEDを聞くことがあります。
療法士の多くでは、HOPE歩きたい、NEED筋力増強のように終わることがよくみられます。
しかし、HOPEや NEEDの背景を考えることが大切だと私は思います。
何のために歩きたいのか?歩いて何をしたいのか?などです。
今回はそんな背景を考えていく上で手助けとなる内容になれば幸いです。
では、少し考えていきましょう!
欲求から考えていく
欲求について考えていく上で参考になるのは、有名なマズローの5段階です。
生存の欲求
安全の欲求
帰属(社会的)欲求
自尊心・貢献の欲求
自己実現欲求
があります。
これらを少し考えてみましょう。
これらは低次のものが達成された後につぎの階層に移ると言われています。
低次の順にご紹介していきます。
○生存の欲求
生命活動を維持するために不可欠な、必要最低限の欲求です。
空腹などの時は他のことに注意が向きませんよね?
それは、生存の欲求が関与します。
○安全の欲求
身体的に安全で、かつ経済的にも安定した環境で暮らしたいという欲求です。
自分自身の身の安全が保たれていない場合には、他のことに注意を向けることは難しいと思います。
患者さんの中には、介入していくことが恐怖に繋がることもあり見極めが重要です。
○帰属(社会的)欲求
何らかの社会集団に所属して安心感を得たいという欲求です。
集団活動やセラピストとの関わりで満たすことができるのではないかと考えられます。
○自尊心・貢献の欲求
所属する集団の中で高く評価されたい、自分の能力を認められたいという欲求になります。
これらは、成功体験やポジティブフィードバックにより刺激することができると思われます。
○自己実現欲求
自分にしかできないことを成し遂げたい、自分らしく生きていきたいという欲求です。
障害を受容し、生きがいややりがいを見つけていくような関わりで刺激することができると思います。
目標設定や課題の提示により、刺激していきましょう。
これらは患者さんに対してはもちろんのこと、スタッフとのやりとりや教育の際にも活かしていくことができます。
相手がどの欲求段階なのか?
それにはどのような課題があるのか?
考えていくことが大切になってきます。
相手が、物事に対して求めていることを捉えることで的確に介入していくことができるようになります。
ぜひ、本日から意識して相手に接してみましょう!
本日の内容は以上になります。
また明日お会いしましょう!
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