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コロナ禍の就活を転機に

1.コロナ禍の就活生

こんにちは。あっという間に今年も6月。昨年を思い出します。私は、2021年度に大学を卒業したので第一回目の緊急事態宣言と就職活動が重なった最悪?の就活生です最終的にコロナ禍の就活で良かったと思える結果となったのですが・・・。私の人生は、どうも人と被らず、”みんなと同じ道”に歩むことが良くも悪くもできません。就職活動中、この自分自身の性格の壁に何度もぶつかりました。今から記載することは、丁度就活を終えた学生がもう一度考え直す場となるのか、これから就活を迎える学生のためとなるのか、それとも既に働いている人が自分のキャリアを見つめ直すきっかけとなるのか、誰のためにもならないのか(笑)わかりませんが、きっと面白いです。

2.就活に対するモチベーション

大学生あるある?なのかわかりませんが、大学3年生ぐらいから一気に就職活動への熱がヒートアップします。私もそうでした。1年前から企業分析をし面接に備えておけば就活なんて余裕でしょと簡単に考えていました。そのため、3年生の時は全く就活が苦じゃなかったです。それもそのはず、自分自身と向き合うことを忘れ、とりあえず大手、名の知れているところに入れば給与もよく福利厚生も社会的信頼度も高く問題ない、と考えていたため頭の悪い私はそれだけの理由で”丸の内OL”になりたいとずっと思っていました。もしそのまま、丸の内OLになっていたら・・・1年以内に辞めていたなと社会人になった今思います(丸の内OLを否定しているのではなく私の性格には全く合わない職業だったため)。そして、大学4年を目前にコロナウイルスが流行し、1日中家に引きこもる謎の就活生が大量発生しました(笑)その時私は、先ほど言った通り就活が苦ではなく、むしろzoomなどで面接が済むようになったため、面接が始まるギリギリに起き台本通りに面接をし、終わったらNetflix、のような怠惰な就活生でした(きっと私以外にも多いはず)。着々と内定をGETしある程度満足をしていたところで、自分が”行ける”と思っていたところから”ご健闘をお祈りします”といういわゆる”お祈りメール”が届いたのです。そこから全く病まない私が病み期に突入します

3.私とは?

病み期に突入をした私は、今までやっていた就活全ての意味が分からなくなったのです。なぜ呪われたように、大手を何社もエントリーし思ってもいないことを面接でしゃべっているのだろう。なぜここの面接を受けているのか?本当にこの仕事がしたいのか?と自問自答を繰り返し、ほとんどがNOだったことに気づいてしまったのです。しかし、月日はもう6月。就活に区切りをつけるべき時でした。その時、”私は間違っていた!しかしもう遅い!”と気づき、絶望しました。私の人生はなんなのか、何がしたいのか・・・。興味のない仕事をし、疲れ果てて帰ってくるだけの社会人になった自分の姿を想像し、また絶望しました。それと同時に、なぜ私は大学まで出て、最終的なゴールが自分の満足できない結果となってしまったのか、両親に申し訳ない。と思い本当に苦しいぐらい病みました。悩んでも、もう遅いと思ってはいたものの、諦めきれませんでした。そこでやっと、”私が好きなものは何か、何の仕事がしたいのか、何の仕事なら自分の好奇心が掻き立てられ、やる気になるのか”など本質を見極めることができたのです。(遅い)

4.目標(期限)設定

自分の間違った就活のやり方に気づいた後、両親に相談しました。両親は”何でそこじゃダメなの?”(内定をもらっていた会社のこと)と言いました。両親からするとなぜちゃんとしたとこから内定をもらっているのに今更そんなことを言うのか、と思ったのです。確かに私が両親の立場なら安定している大手で福利厚生の整っている会社に入って欲しいと思うでしょう。両親の気持ちも痛いほどわかり、尚更どうするべきか葛藤しました。こういう相談をすることで、両親に心配をかけていることもわかっていました。そこで私は、今年中(2020年が終わるまで)に自分と向き合い進路をどうするべきか決め、納得のいく結果がでなくても絶対就職浪人はせず来年は社会人として自立するという目標を設定しました。この目標は当たり前かも知れませんが、大学3年生から就活をしていた私にとって本来就活を終えるべき時期に再始動をすることはリスクがあることでした。当時6月で、約半年の間に自分と向き合い、業界・会社を見つけそこから内定を得なくてはいけないと言うハードなものでした。(自分が悪いのですが)しかし、目標を設定してからやる気が湧いてきたのです!私の場合、運よく自分の好きなものが明確だったことが良かったのかも知れません。しかしコロナ禍で採用を停止しているところも多く簡単な道のりではありませんでした。

5.就活=恋愛

”就活は恋愛と同じだよ”と何度か様々な会社の人事の方に言われたことがあります。本当にそうでした。私の性格と興味関心を踏まえて考えたところ、性格は夢中になると止まらない、自分に裁量(発言権)が欲しい、組織の駒になりたくない、好きな服を着て働きたいなど小さなものから大きなものまで様々でした。興味関心としては、プロダクトがあるもの、会社の運営に携われる、自分が考えたものを世に出せる(企画)、自分が美しくなれるもの、などまたたくさん出てきました。絞ると、化粧品+企画・開発+自由度の高いベンチャーだ!とピンときました。好きなものがあり、したいことが明確に決まった私は会社を探し内定を得るだけでした。”だけ”と言ってもここが一番難関です。しかしその会社との出会いは運命的なものでした。その会社の製品の世界観がタイプでその会社がローンチした時からInstagramをフォローしていたのですが、初めて採用活動を行うという投稿があったのです。運命だ!と思い”経験者募集”と言う文字を気にせず応募しました。(笑)もちろん、大学生の私は経験などあるわけもないのですが、気持ち悪いぐらい思いを伝えたエントリーシート(履歴書)が奇跡なのか間違いなのか通ったのです(笑)

6.面接=告白

就活が恋愛なら面接は告白ですね(笑)でも、私の面接は本当に告白でした。今までの面接は事前に聞かれるであろう質問を就活サイトなどで書き集め、台本を用意し面接では覚えた台本をスラスラと披露していました。もちろん、これが間違っているとわかっていたのですが、”大手”と言うだけで受けていたため台本を用意しなければ話すことがなかったのです。仮に絶対聞かれる志望理由を聞かれても答えれなかったでしょう(笑)運命の出会いをした会社の面接では、良い意味で何も準備しませんでした。台本もなく、ここが最後の面接だと決めていた私は、過去一番緊張をした面接でした。入社後、その時面接をしていただいた方が社長だと知り事前に知らなくて良かったと心から思いました(笑)淡々と進められた面接でしたが、本当に働きたいと思っていたため、全ての質問に全ての自分の思いをぶつけることができ、こんな素直な気持ちでできた面接は初めてでした。どの会社でも最後に逆質問というものがあると思います。台本を用意していた時は”御社のビジネスを知った上でこの質問をしていますよ”というような、本当に聞きたいことを聞くと不採用になる可能性があるため、逆質問も自分の実力をアピールする場でした。しかし、運命の会社の面接で”逆に質問ありますか?”と聞かれた時、素直に気になっていたである、”働いてて楽しいですか?”という質問ができたのです。今考えると社長に”楽しいですか?”と聞いているなんてヤバすぎますよね(笑)面接後、いつもなら、”いけた!とか、え〜無理かもなぁ”など結果を気にしていたのですが、その時は”全部やり切ったから結果がどうであれ終わり終わり!”とポジティブでした。結果、告白が成功し(笑)現在その会社で企画・開発に携わり店舗立ち上げに向け励んでいます。就活が何とか終わり、ここまで自分と向き合い諦めずに就活を続けることができたのはコロナ禍だったからかな、とも思います。まさかのコロナ禍の就活が功を成したのです。やはりネガティブなものなんて捉え方や考え方次第で良い方向へ変えることができるのですね。結局、自分次第

さて、今回は私の就活についてお話ししましたが、役に立ったでしょうか。面白いと思っていただけたなら私は満足です。今、就活生の方に伝えたいことは、妥協してないかもう一度自分自身に聞いてください。聞きたくないのなら、気づきたくないということなので、妥協しているということですよ。これから、就活の方は時間があるうちに、自分の性格・好きなものは何か考えてください。既に働いている方で、楽しくない毎日だと思っている方も同じです。好きな仕事に就けている方!私と同じく、告白に成功し今ラブラブ中(仕事中)ってとこですかね?(キモい)お仕事頑張りましょう!フラれないように!(クビにならないように)


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