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学士(言語・地域文化)…とは?

我らが母校・東京外国語大学で私が取得した学位は、学士(言語・地域文化)である。

卒業式のとき、証書の記載を見て初めて知った。

この名称は、今でも変わっていないらしい。

しかも、どの学部で何を専攻しても「学士(言語・地域文化)」となるという。


法学士とか文学士なら聞き覚えがあるが、こちらは言語・地域文化学士と呼べばいいのだろうか。

10年ほど前から学部の改編が行われたので、学士の名前も変わったのかと思いきや、そのままだった。

言語は確かに勉強したが、専攻した言語に関する地域の文化を熟知しているかというと大変心許ない。

そういう名前の学位を授かると知っていれば、もっと気合を入れて勉強したかもしれない。


学部改編――外国語学部のみから、言語文化学部・国際社会学部・国際日本学部の3学部に――は、専門性向上のためと聞く。

しかしながら学位の名称からすると、相変わらず何を専門に勉強したのか分かりづらい。

ゼミは人文科学のみならず、法学や経済学も選べるのに、「学士(言語・地域文化)」では齟齬が生じてしまう。

学位の名称変更には、いろいろと手続き・制約等あるのだろうが、せめて学部ごとに違う名前にしたらよいと思う。

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