冬木糸一

書評家もしくはレビュアーを名乗ることが多い。SFマガジン、家電批評に連載を持っている。…

冬木糸一

書評家もしくはレビュアーを名乗ることが多い。SFマガジン、家電批評に連載を持っている。「基本読書」というブログを書いている。noteでは日常の雑記を書いている。Amazonのアソシエイトとして、huyukiitoichiは適格販売により収入を得ています

最近の記事

GW初日にクレカが止められた男のGW雑記

GW初日に突然クレカが不正利用で止められ(新幹線のシステムのクレカ登録における1円決済で使われたので金額自体はたいしたことないが)クレカなし男になってしまった。クレカは他にもあるにはあるが、定期決済系が軒並み止まってしまってもはや何に登録していたかもよくわからなくなった。 まあそんなことはどうでもいい。自分が勤務している会社は有給とか使わずにGWは最大休暇にしてくれるので、今回は10連休である。というわけで、GWも折り返し地点を過ぎたので軽く雑記として適当に書いていこう。

    • 毎週金曜日はサウナに行く

      本の原稿の執筆を本格的に再開するにあたってとにかく原稿を書くのに役に立ちそうなことはお金が多少かかってもやろうと思ったのだが(必要なら毎日ファミレスに行くとか)そのうちの一つに「サウナに行く」があった。 サウナに行くのと原稿を書くのに何の関係があるのだと思うかもしれないがサウナというネットも何もない環境に行くことで強制的に構想を練ったり思考をリセットする効果があり、サウナ⇛水風呂⇛外気浴中に今週何を書こうとかあれを書こうとかいろいろ考えられるのである。一ヶ月ぐらい試したがい

      • 昔通っていた本屋の跡地をみながら思い出を語る

        いろいろな事情で本屋がなくなりつつある昨今である。これから先も本屋はその数を減らし、思い出も消えていくだろう。だから、思い出せる限り僕が通っていた本屋の思い出を語ろう──そんな記事を書いたのだが、個人的な話が多すぎて「他人に知られたくないな……」と思い6000文字あまり書いた文章は破棄してしまった。それだともったいないので、個人的な思い出は少なめにして昔通っていた本屋の跡地をストリートビューでみてみよう。 成瀬篇 僕が幼少期から23歳ぐらいまで過ごしていたのが東京都町田市

        • 一冊の本に必要な参考文献

          一冊の本を書くのに参考文献は何冊ぐらい必要だろうか。もちろん書かれる本と書く人によって様々で、特に裏付けの必要のない創作ならゼロでもいいし、たくさんの本を参照していても参考文献に上げるのはその中でも一部だけという人もいるだろうし、本の裏をみてもわからないことも多い。 自分の例でいうと『SF超入門』では具体的に参考文献として上げた(引用したりかなり参照したもの)だけでたぶん100冊ぐらいでそれ以外に参照したり参考にしたものを合わせると150〜250冊の間ぐらいだろうか。そもそ

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          冬眠と覚醒

          最近突然noteを連続して更新したり本の原稿も書き始めたり本も一日三冊ぐらい読んでいたりとにわかにアクティブになってきたがこれは暖かくなったからではないかという気がしている。冬眠状態から覚醒したのだ。 だいたい僕は昨年の10~11月ぐらいから夜ご飯を食べる⇛22時過ぎぐらいまで寝る⇛その後03:00ぐらいまで起きてゲームという日々を繰り返していたのだけど、この一週間ぐらいはその悪習も乗り越えつつある。これは戦略的にそうしていたわけではなくてただただ食事をとったら眠くなるから

          冬眠と覚醒

          四回以上作ったレシピを公開

          普段YouTubeや人気エントリーで見つけたレシピで夜ご飯を作っているのだが、一回作って満足してしまうレシピと何度も作るレシピがある。一回作って二度と作らなかったレシピがまずいわけではないが、複数回作るに至ったレシピはそれだけ「手軽さ」と「うまさ」が両立されているわけで、今回は「4回以上作ったレシピ」縛りで紹介してみたい。 シンプルでうまい。調理時間20分もかからん。 じゃがいもが食べたい気分のときはこれを作ることが多い。 チーズを食いたいときはこれを食べる。比較的カ

          四回以上作ったレシピを公開

          エスカレーター片側空けない運動

          僕はあまり主義主張というものがない人間で、それは日本や人類が破滅しようがどうなろうがおもろいやんと思っているからだが、時には主義主張を持つこともある。その一つが「エスカレーター片側空けるのやめろ」だ。 別に片側に寄って逆側がスカスカなら僕も何も言うことはないのだが、特に新宿とかの人が多くてロングなエスカレーターだと右側がスカスカで左は長蛇の列みたいになっていることが多すぎる。誰も歩きたくないから右側がスカスカなわけだがだったらみんな右側にも立ってのっていけばよい。それが結局

          エスカレーター片側空けない運動

          パフォーマンス改善と推敲と人生

          僕は本業としてプログラマをやっていて、時と場合によって異なるのだがここ5年ぐらいはRuby on Railsでサーバー側のコードを書いている。で、自社サービスの構築をずっとやっている。新規の機能を開発することもあれば、既存のコードを直すこともあるが、基本は(React使ってフロントを構築・修正する時もあるし)何でもやるわけだ。 サービスは利用者が少ない時はあまりパフォーマンスを気にしなくてもなんとかなる。100人、200人程度の利用者であれば、N+1が残っていようがなんだろ

          パフォーマンス改善と推敲と人生

          仕切り直し

          実をいうと新しい本の企画がだいぶ前に通って書き出していたのだけどいくつかの理由によって(ほぼ僕のせいだが)執筆は完全に停滞していた。で、止まってしまったしもうしかたがないよな〜とスト6とLoLに明け暮れていたのだけど編集氏と先日電話で軽く打ち合わせをして、もう一度やるぞ〜という感じでリスタートをきることになった。ある程度書いた原稿はあるけど。 心機一転また書き始めていこう。しかしあらためて計画を立てて思うのだけど、専業のライターというわけでもないのに本を一冊書くのは簡単なこ

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          『デューン 砂の惑星PART2』

          映画みてきた。2021年にPart1 が公開された映画の後篇で、これでフランク・ハーバートによる原作第一巻『砂の惑星』は見事に映画化されたことになる。これまで幾度も映画化・映像化が試みられてきて、放映までこぎつけても出来的にはいまいちだったりもしたのだが、今回の出来で文句をいうひとはそうそういないのではないか。それぐらい見事な映画化だ。 原作の忠実な映像化に近いが、それでもやはり映画向けに調整が行われていて、原作とは正直印象が異なる。しかし前後編の映画としてはとても良い調整

          『デューン 砂の惑星PART2』

          週休3日がいいよなあ

          雑記回。昨日は休みをとっていろいろ雑事をこなす。午前中に日経の簡単なアンケート企画に回答して昼ご飯にパスタ作り午後は病院行って帰ってきたら確定申告。一個一個はたいした作業ではないが積み重なると大変で、こうやっていろいろな雑事をこなすだけの日が一週間に一回ほしいよなと思う。 昔何度かフリーのプログラマをやっていた時週休3日も半年ぐらい試していたことがあったけどあん時は身体が楽だったなあ。本もたくさん読めたしゲームもできた。しかし週休3日は一般的とは言い難いし、フリーとして切ら

          週休3日がいいよなあ

          ChatGPT超えが謳われるClaudeを試す

          ChatGPT超えが謳われているClaude。僕はプログラミングの仕事でめちゃくちゃGPT-4を使っている(当然課金している)のでこっちも試してみたが、いやこっちのがすごいな!! 圧倒的にいいね。即Claudeの方に課金した。 最近GPT-4の方は利用者数が激増しているせいかバカみたいにエラー落ちが頻発してうんざりしてたのもあるが、responseも圧倒的にはやいしかえってくる情報の精度も高い。たとえばGPT-4でRailsのコードを渡して「これのテスト書いといて」といって

          ChatGPT超えが謳われるClaudeを試す

          『ユニコーンオーバーロード』やめ時の見つからないSRPGの傑作

          https://amzn.to/3vhDqvn ゲーム『ユニコーンオーバーロード』、とりあえず一回クリア。おもしろかったー。『十三機兵防衛圏』のヴァニラウェアの新作。とはいえディレクターが異なる(十三は会社代表でもある神谷盛治、ユニコーンは野間崇史。)のでそこまで期待していたわけではなかったが、ちゃんとおもしろい。 このゲーム、『十三機兵防衛圏』と2ラインで動いていた企画だから十年ちかくかかっているんだね。だいたい構想うん十年とかいう企画は微妙なことが多いのだけど今作の場

          『ユニコーンオーバーロード』やめ時の見つからないSRPGの傑作

          読みたい本とやりたいゲーム整理

          読みたい本とやりたいゲームが多すぎるので一回整理しよう。 おもろそう。『タテの国』の人のSF。 これも絶対読む。ただ分厚いな。 これもけっこう期待してて半分ぐらい読んだけど思ったよりも教科書っぽい これは読みたいと言うか読み終わったけどおもしろかった。 これは積読してあるけどいずれ読む。書評用というか、今書いている本用(新しい本書いてたんかい、という感じかもしれないが) これは少し読んだけどおもしろい。外さない安定感がある。 ヴァニラウェアの新作なんかやらずにゃ

          読みたい本とやりたいゲーム整理

          スト6やってる

          最近LoLの合間にストリートファイター6もやっている。格ゲーはほぼやったことがないがスト6から導入されたモダンモード(ちゃんとコンボを入力するよりもダメージが落ちたり出せない技がある一方、簡単な操作で複雑なコンボが打てる)がやりやすいのもあって楽しんでやっている。 とはいえモダンでもコンボが難しいは難しい(コンボが難しいと言うよりは、適切なタイミングで適切なコマンドを選択するのが難しい)。最初の頃はモダンですらコンボが出せない&仮に覚えたとしても実践で一切出せなくてつまんね

          スト6やってる

          最近読んだ本とか

          最近読んだ本について書くか。これは気のせいであってほしいとおもっているのだけどひょっとして出版不況が進みすぎて翻訳物の刊行点数(特に僕が好むようなド直球のサイエンス物)が減っているのではと思ってしまう。 この世界にはいろんな野生動物がいて、当然だけどその治療のために駆け回っている獣医師もいる。そんな獣医師による患者のエピソード集でめっぽうおもしろい。たとえばトラやチーターなど同じ猫科の大型動物であっても麻酔の効きがそれぞれ違うから麻酔をそれぞれに調合してやる必要があるとか、

          最近読んだ本とか