eスポーツ観戦ガイドを書くとして、どうやって、何を書くか(試案)

この数年、完全にeスポーツ観戦が趣味になっている。毎週末はLJL(League of Legendsというゲームの日本リーグ)やLCK(韓国リーグ)を楽しみにしているし、年2回(サウジカップも入れれば3回)の世界大会も当然みている。

今年からはスト6の観戦にも熱が入り現在やっているサウジカップやら何やら(大会が目白押しだ)もみているし──と、とにかくeスポーツ観戦が趣味になるとみたいもの・楽しめるものはいくらでもある。今僕がメインでやっている対戦ゲームがこの2つだからこれらばかりみているが、別のゲームをプレイしそれがeスポーツ競技になっていたらそれもみたくなるだろう。

で、そんなふうに熱狂して楽しんでいるから、eスポーツ観戦っておもしろいよな、と思うわけである。おもしろいと、僕のような人間は「じゃあ、人にこのおもしろさを伝えられるかな」と考え始めるのだけど、これがまー難しい。ゲームの、特に対戦ゲームのおもしろさは、それをプレイしたことがある人人に伝えるのは容易だ。しかしそのゲームをやったこともみたこともない人にeスポーツ観戦のおもしろさを伝えるのはそう簡単なことではない。

たとえばLeague of Legendsというゲームがある。このゲームは5vs5のチーム戦で、現在168体のチャンピオンがいて今も一年に3〜4体ぐらいずつ増え続けている。で、5vs5なので当然ゲーム画面には10体の別々のチャンピオンがいて、それらはみなオリジナルのスキルを4つ持っているから、合計すると40の別々のスキルが戦場には存在する。このゲームの花である5vs5の集団戦はこのスキルが入り乱れ、一つのスキルの使い方が戦況を大きく変えることが多い。観戦している時にこのスキルのことがほとんどわからなかったら、画面をみていても何がすごいのか・何が起こっているのか何もわからないだろうし、それを仮に文章で説明しても何がなんだかわからないだろう。

ただ、こういうのはある意味ゲームの「コア」な部分のおもしろさなわけで、ここのおもしろさはさすがにプレイしてもらわないとわからないだろうけど、もっとその手前の部分ならおもしろさを伝えられると思うんだよね。

たとえばLoLは大きなくくりで言えばMOBAと呼ばれるゲームジャンルで、日本ではほかで言えばポケモンユナイトとかもこれだけど、これらのゲームには共通した部分が多い。で、MOBA特有のおもしろさ、ゲームシーンのおもしろさというものがある。LoLでいえばさっきいったようにLJLが毎週開催されて──(来年どうなるかわからないけど)、スト6でいえばこの季節にはこれ、この季節にはこれ、みたいな

で、そうした大会ごとにeスポーツ観戦を楽しんでいる人が「どうやって楽しんでいるのか」「いつみてるのか? 何を楽しんでいるのか」「MOBAと格ゲーでおもしろがりポイントはどこが違うのか」みたいな、ゲームジャンルごとの観戦のおもしろさのポイントの違いとかなら、ゲームのスキルやルールまで踏み込まなくていいはずだから。ゲームメカニクスの巧拙を語る「以前」の、eスポーツ観戦の本質的なおもしろさの部分の解説を書いて伝えることはできるよな、と思うわけである。それが実際に伝わるかどうかはともかく。

だから僕がまずeスポーツ観戦ガイドを書くとしたらそういうところから書くことになるだろうな。別に今のところ書く予定はなにもないんですが。

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