SF大会 やねこん参加
長野で行われたSF大会のやねこんに参加していた。SF大会とはなにかといえばSFファンが集まるお祭りで、基本は宿泊前提のイベントとなる。何十人もの参加者がホテルや宿に集い夜通し語り合うのがSF大会で、毎年開催の県が異なる。東京やさいたまでやることもあるが、地方でやることも多い。
SF大会は行ったり行かなかったりだが今回わざわざ参加したのは『SF超入門』がありがたいことに星雲賞ノンフィクション部門の参考候補作にあげてもらっていたからで、参加したら自分で少なくとも一票は投票できるし投票するか、というのが一点。あとこれまでの人生ほとんど旅行してこなかったので、たまにはしようかという気分が結婚してからあり、奥様といっしょに避暑もかねて長野刊行するか〜というので観光目当ての前泊でいったのだ。
今回の宿泊場所は「白樺リゾート池の平ホテル」というところで、一泊普通に止まると一人2万円ぐらいするのでそこそこの宿である。食事は朝夜がついてどちらもバイキング。良いのは白樺湖という人造の湖が見渡せる立地にあることで、これを最大限活かした立地になっている。歩いたらすぐに湖にたどり着いて散歩できて、白鳥のボートなど乗り物もたくさんある。
なんといっても素晴らしいのはその風呂で、混浴ゾーンに真正面からこの白樺湖を見れるお風呂ゾーン&サウナがあり、これが絶景だ。特にサウナからも湖が見渡せるのがよくて、何もすることがなく暑さにじりじりと耐えている間、絶景をゆっくり眺めることができる。サウナは素晴らしいが水風呂はそのままの流れの水を使っている関係上10℃とかいう僕が体験したことがない温度の低さで、10秒ぐらい入ったら凍えてしまったのは難点か。
ただサウナ&水風呂は絶景の混浴ゾーン以外にちゃんと男湯女湯にも配置されていて、そっちは入れる人数こそ少ない(水風呂は一人用が3個、サウナは7人用)もののあまり入る人もおらず、快適でよかったです。
ホテル外だと、この白樺湖周辺にはある程度の観光地があるので、それをブラブラと回ってるだけでけっこう楽しかった。たとえば白樺湖は一周4kmぐらいでロードも整備されているので歩きやすいし、途中でボートにも(金を払えば)乗れる。周辺には小さな遊園地も動物園もある。遊園地はほぼ子供用といったかんじで家族連れがほとんどだけど、奥様といっしょに連れ立って動物園に行き楽しかった。気温も準高所の標高なので涼しく、さすがに日が照っていると熱いが、日陰は25度ぐらいで快適な温度が楽しめる。
SF大会
さて、では本題のSF大会の方は──といえば、正直何もしていない。
企画に出てもいないし特に聞く側として参加した企画もなくほぼホテルの自室にこもってだらだら配信をみたりゼンレスゾーンゼロをしたり本を読んだり雀魂をしたりしていた。なぜなのかといえば──単純に誰かに話しかけられたり話しかけるのも恥ずかしい……知らない人が怖い……と思っていたからで、特に行きますともいますともどこにも告知をすることもなかったのでせっかく参加したのに奥様以外のほぼ誰とも会話をせずに(たまたま夕ご飯の席が相席になった鯨井さんと物販で購入した時に話しかけてくれたパゴプラのお二人以外との会話はゼロである……!)終わったのであった。
せっかく参加したんだから積極的に企画に出て話しかけにいけ!! ほら! あそこにも◯◯さんがいるんだから話しかけにいけ!! と奥様にせっつかれながら「いやだいやだいやだいやだいやだこわいこわいこわいこわい」と拒絶する哀れな35歳男性がいた。僕のことを知っている人であってもほとんどの人は僕が参加していることすら知らなかったのではないか。
そのため次回もし機会があったら誰か一人ぐらいには話しかけたいと思ったけど良い歳こいて立てる目標なのか……これが……。とはいえ観光はとってもたのしかったです。
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