昼月まひる
いわゆる晩婚、もしかしたら「晩産」に至れるかもしれない40代のリアルデイズ……。いちコピーライターとして初めて書き残したくなった自分ごとは、苦節9年、不妊治療の行末でした。普通の夫婦が、普通に不妊に悩み、普通にわが子を望む毎日。不妊治療をすることに、何も特別なことなどないのです。そんなお話を。📖一話読み切り、すべて無料記事です🤝
ふたりめの弟が生まれたとき。すでに弟をひとり従えていた私はもうすっかり母親気どりで、こ…
あれだ、あれと同じ感覚。宝くじを買ったときの気持ち。 「宝くじなんて、そんなんで運…
その月曜の朝、私はいつものように遅刻気味だった。もうそんなに寒くはない、まだ暑くもない…
やっぱり、あると思う。 ホルモンに関わる投薬の影響。個人差?気のせい?リスクよりもベ…
女の子、だった。 流産手術の後、絨毛検査でわかったのは、今回の流産がやはり受精卵の…
ポチポチと文字を打っては消し、打っては消し。もうメッセージは無しにしようかとも思いなが…
目の前に、2つの選択肢があったら。 リスクヘッジだとかキツいとか、無駄だとか、云々か…
つい、出来心だった。最後になるかも知れない移植前に、できるだけストレスを減らしておきた…
夢を見た。 夢の中で夫は、息子である私の父であった。彼は途方にくれている。いましがた…
姿勢が正せる。それがひとつのバロメーターだ、私の場合。家事をしていても、犬と散歩をして…
みーん、みんみんみんみんみいぃーーん……。いつもの川べりを犬と歩いていたら、嘘みたいに…
夫がつくるわが家オリジナルの「ラピュタパン」は、私が好きな休日の朝ごはんベスト1、2位…
まんちゃん。この子に、名前がついた。ついてしまったと言うべきか。 「お腹にいるときに呼…
まず、謝らなければならない。そのとき、血の気が引くほど動揺してしまったことを。手放しに…
昨夜遅くまで降り続けた雨の余韻をそこかしこに残す街を、真正面からの太陽がさやかに照らし…
突然、戦争が始まった。日本で、あきれるくらいのほほーんと暮らしていた私にとっては、本当…