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大学教育

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#学生ベンチャー

商品開発と起業をつなぐもの。近畿大学の取り組みから気づく、実学教育に足らなかったワンピース

商品開発と起業をつなぐもの。近畿大学の取り組みから気づく、実学教育に足らなかったワンピース

働くうえで役立つスキルや知識を、実社会に近い環境で身につけるというのが、現在の大学教育に求められているものの一つだと言えます。この究極的なものが学生ベンチャーのように思いつつ、それ以外にもいろいろな取り組みが、いろいろな大学で展開されています。

今回、見つけた近畿大学の取り組みも、そんないろいろなうちの一つ。よくある取り組みではありますが、ちょっとだけ視点が違うんですね。この少しの視点の違いによ

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育てると増やすは違う?異色の講演会から感じる、ベンチャー企業創出拠点づくりをめざす近畿大学の本気

育てると増やすは違う?異色の講演会から感じる、ベンチャー企業創出拠点づくりをめざす近畿大学の本気

つい先日、近畿大学のインキュベーションの話題を取り上げたところなのですが、今回も近大のインキュベーションネタです。見た瞬間は、これってどうなの!?と感じたのですが、あれこれ考えた結果、一周まわってこれはこれで有りなのかなぁと思うに至りました。何であれ、目的さえ明確なら、そこに至るアプローチは自由なのかもしれません。

近大「KINCUBA Basecamp」で開催する異色の講演会

今回、取り上げ

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近畿大学のスタートアップ支援から考える。インキュベーションの場としての大学特有の強みとは

近畿大学のスタートアップ支援から考える。インキュベーションの場としての大学特有の強みとは

岸田内閣が、2022年を「スタートアップ創出元年」に位置づけるなど、近年スタートアップへの注目がにわかに高まっています。これに合わせるようにスタートアップを支援する動きが社会のあちこちで強まっているのですが、大学もまたその一つとして、さまざまな動きが加速しているように思います。今回、近畿大学のスタートアップ関連のプレスリリースを見て、大学はインキュベーションの場として特有の強みがあるなと、ひしひし

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これからの大学に求められるのは、場のプロデュース力?武蔵大学の”ビジコン”に感じる、新しい大学教育のあり方

これからの大学に求められるのは、場のプロデュース力?武蔵大学の”ビジコン”に感じる、新しい大学教育のあり方

近年、学生たちのスタートアップ支援を行う大学が増えてきています。テクノロジーの発達や価値観の多様化によって新たなビジネスが生まれやすい環境が整ってきており、一方で終身雇用制が崩れてきているなど、良くも悪くも社会状況がスタートアップに適したものに変わってきていることも関係しているのでしょう。今回、見つけた武蔵大学のイベントも、そんなスタートアップ支援の一環。企画としては、以前からあるお馴染みのもので

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