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"英語ができる"って何?①~カナダ・日本人0の極寒の地でワーホリ始めました

こんにちは、ほたぴよ(@Hota_piyo)です!

知らなかったのですが日本では桜が咲いているんですか?
私の生活では現在マイナス20度~30度が当たり前。
東京と30~40度くらいの温度差があると思われます。
その証拠に外に放置していたら食品サンプルが完成しました、どどーん!!

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カップラーメンを凍らせましたぞ!

…そんなこんなで現在カナダ・ヌナブト準州イカルイトという、日本人にはあまり馴染みがなく日本人0人の場所でワーホリ中です✨

と、呟いていましたが、病院従事者や政府関係者の中には過去に日本に留学をした人&日系二世の人がいて日本語での会話が成り立ちました!!嬉しい!!

さて、本日と今後、2回に分けて英語についてお話しします。

第1回目は「英語ができるって何?」についての概念的な考察です。
第2回目は英語上達に役立った具体的なテクニックを書いていきます。

元も子もないことを言うと日本に居ると英語の絶対的必要性は感じません。
また、今、先住民が多く暮らす土地にいると英語圏であるカナダであっても英語が苦手な方がもちろんいます。そういうのを見ると感じる「英語を学ぶことは本当に必要なのか」という根本問題がありますがそこは置いておきましょう…


1.私の経歴:中学2年生の英語の模試でほぼビリの私が、大学では外国語学部を卒業した

まずは、長い見出しから始まる私の経歴です。

私は、言ってしまえば「記憶力」が比較的良く、勉強は嫌いではありませんでした。ですから、公立の小中では成績がいい方だったと自覚しています。

ただ、そろそろ受験生か~、と、中学2年生の終わりに初めて外部の模擬試験を受けた際、英語の模試でほぼビリの順位を弾き出しました

教科書丸暗記型人間でしたので、学校のテストはまぁ悪くないけれどもそれ以外は太刀打ちできないよくあるパターンに陥っていたのです。

驚いていたのは私より親でした(笑)
私はね、まぁ自覚がありましたからね。

例えば学校の英語の授業で「日記を書いてみよう」と言われても、教科書のダイアローグ以外の英語は何もわからないわけですよ。

なので当時聞いていたアーティストの歌詞の英語部分だけをパッチワークのようにくっつけてなんかもう痛々しいポエムを提出していました(笑)なんでみんなすらすら書けるんだろう??って疑問符ばっかり浮かんでいました。

そんな私がなんと外国語学部の大学に入るとは(ドイツ語だけど)、当時は誰も想像することはなかったと思います。

こんな私ですので、これだけは言えることとして、「英語が自然にできるようになった」わけではありません。洋楽や洋画がすきなわけでもなく、別に海外にめちゃくちゃ興味があるわけでもなかったので、ザ・典型的日本人のような勉強の仕方(文法/ライティング/リーディングに力入れる系)でしたが、できないなりにそれなりに努力をしてきた自覚はあります。

いろんな勉強方法が謳われていますが、私は小さいころからピアノや踊りといった基礎練習に重きが置かれる習い事に親しんでいたこともあり、英語もそれにならって基礎を重視したコツコツの積み重ねをして1から文法を学んでいきました。ウサギと亀でいう、完全に亀型人間ですね。

正直、点数だけで見るとTOEIC900点以上のスコアの人は周りに大量にいすぎるため、その事実だけ見ると私は“英語ができません“。恥ずかしながらTOEIC900点を超えたことがありません。

ですが、英語は1つの言語です。
言語というものは奥深く、決して点数だけの判断や「できる」「できない」の二項対立ではかることが難しく、おもしろいものである、というのが10数年英語を学んできて感じたことです。

その最初のきっかけになった中学3年生の受験勉強、きつかったのですががんばってよかったな、と今でも思っていますし、それ以来大事にしている&これさえわかればOKだと思う、という文法については、次回書いていきたいと思います。

【2024年追記】
帰国後、英語の勉強はどうやったら続けられるのかな?と思っていたのですがなんやかんやNHKが優秀です。

※余談ですが、私は、この方のコラムがくすっと笑えて、でも核心ついていてすきなのですが、この内容にもとても同意できました。


2.日本語でも答えられないことは英語で答えられるわけがない

「外国語学部で留学経験」という肩書を持つと、「え~じゃぁ英語できるんですね!」という切り返しを本当に数えきれないほど受けてきました。

会社勤めをして1年目は、ドメスティック企業すぎて「こいつ外国語学部なのに話せないのか」って思われるのが嫌で英語コンプレックスを抱えるようになってしまったのですが、ドメスティックな環境にいればいるほど、この質問を受ける機会は多かったです。

ただのアイスブレイクなのはわかりつつも、この質問してくる人は多分英語ができない人なんだな、と内心思っていました。(うわ、嫌な奴~~~~。)

なぜかというと、「英語ができる」とは、日本語としてそもそもの定義が崩壊していると思うからです。

それについて、2つの観点から話していきます。

①日本語でも答えられないことは英語で答えられるわけがない

例えば、私は化学の話が苦手です。モルとか…ありましたよね…高校時代に初めて赤点取りそうになった科目でした。

例えば、私は法律の話が苦手です。大事でやらなきゃいけないこと…だけど確定申告、調べるだけで発狂しそうになりました。

さて、これら、日本語でも発狂するレベルの話題について、いきなり英語で書かれた専門書をすらすら読み解けるでしょうか。答えは簡単。できません。

例えば、世界情勢についての話。日本に居たらあまり考えることがない国際政治の話。恥ずかしながら、私は自分の考えを母国語ですらはっきりと表明することができないと思います。いわんや外国語でなぜできると言うのでしょうか。

つまり、当たり前なのですが「日本語でも答えられないこと」「わからないこと」「自分の意見がないこと」は英語でもわかるわけがない、That’s it!なわけですよ。

逆に言うと、日本語でわかることは英語でもなんとか通じ合える、ということです。

例えば先日、シェアメイトとこんな話をしました。全て英語で。そして、(微妙なニュアンスが通じているかどうか、とかは別にしても)「なるほどね、Hotaruが考えている価値観がわかったよ」、と言ってくれました。

・お金は大事だけれども生きる上でそれだけになることへの疑問
・経済至上主義への疑問。所謂“精神的な豊かさ“。経営理念で大事にするべきだと思うこと
・昇進とマネジメント、残業、仕事内容についての社会構造
・なぜ私が会社をやめてカナダにきたのか。去年農業をしていた理由
・これからの世の中の働き方や人生の考え方について
・芸術(特にピアノ)のどんなところがすきなのか、課題や今後について

これらの話は日本にいたときから積極的にいろんな人と話してきた話題です。それを単に英語に置き換えただけです。

つまり、決して英語力が伸びたのではなく、自分の視野が広がり、自分の考えを持てるようになったから、言語が置き換わったとしてもスムーズなコミュニケーションができたのだと思っています。

ちなみに出国前に家を整理していたら大学の過去問が出てきました。
大問の1つに日本語の論文を英語で要約してかつ自分の意見を述べる、みたいなものがあったんですけれどもね。18歳の私、よくこんなの解いていたな、と我ながら感心しました(笑)

↑ボロボロになるまで解いた文法書。

3.自分が立っている舞台を理解しているから英語が話せる

「英語ができる」とは、日本語としてそもそもの定義が崩壊していると思う2つの目の観点です。

②自分が立っている舞台を理解しているから英語が話せる

これについては、「英語」の話ではないのですが似たようなことを内田樹氏が下記の本で書いています。

今、私はカフェで働いています。「カフェ」という舞台の中で行われているセリフは、比較的そつなくこなすことが出来ます。なぜなら、私の中で「今、カフェに関係する質問を受けるはずだ」という想定ができるから、聞き取れない単語があってもなんとか周辺のワードを繋ぎ合わせて対応ができるのです。

なので、その舞台の外に出てしまうと途端になにが起きているのかがわからなくなります。
私に発せられたカフェ用語以外の話。例えばただのジョークとか、突然降りかかる雑談。それから、お客さん同士が話している仕事の話。

日本語だと、カフェや電車で話をしている人の会話が聞こえてきたときに内容を理解できるのですが、英語では前提の知識(=どの舞台で話をしているのか)がないため、本当にびっくりするほど何を言っているのかがわかりません。そういう意味では日常会話の雑談が一番難しいと思います。

また、いわゆるビジネスでのとっさの一言、にはまだまだどんなものがあるのかがわかっていません。

このことにおいても、「英語ができる」というよりかは、自分が今どの舞台でどの役をしてどの役の人と話しているのか、どの価値観を持っているのか、を理解していれば、なんとかコミュニケーションは取れるし、経験があることはちゃんと対応ができる。でも、そうじゃない場合にはついていけません、ということができます。

だからこそ、最初に戻りますがそもそも「英語ができる」という概念自体が正しい問いではなく、もっと奥深い話だよね、ということを理解いただけると幸いです。

4.終わりに&次回予告


またまた長くなってしまいました!今回は、概念っぽいことをお話ししましたが、少しでも思うことがあると嬉しいです!!

次回は具体的なテクニックについて書いていきたいと思います。

【予告】
テクニック①前置詞と語彙の成り立ちをイメージする

全体像もまったくわからないままがむしゃらに文法と単語を覚えまくったのが10代です。
そのままのテンションで大学時代に英語の塾講師をしていました。
当時の生徒たちには相当厳しくしたなぁ、と少々反省しております…。

転機が訪れたのはドイツ留学でした。そこで、文法だけに留まらないそもそもの「言語学」のようなものに触れて、丸暗記ではなくて語彙の成り立ちや結び付け、語学の応用方法を学びました。

そこからは、苦手だった長文読解もなんとな~く読みやすくなりやる気が起きてみたり、塾講師のアルバイトでも教え方のスタイルが変わりました。

このターニングポイントで得たことをお話ししていきます。

テクニック②5文型を駆使する

4年間塾講師をしてきた私が、一番大好きだった授業が5文型です。今の学生たちは項目として習うのでしょうか。

英語の文章は5パターン。

テクニック①と矛盾はするけれども、これさえ頭に入れればちょっとくらい前置詞とかいろいろ間違えまくってもちゃんと通じると思っています。

そんな、私が自分なりに解釈した学び方についてお話ししていきます。

★遅ればせながら書きました★

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と、まぁ偉そうにいろいろと書きましたが、まだまだ前途多難です。

英会話ではいつも中の上レベルといわれます。この中級っぽいレベル?からの脱却って一番大変なんじゃないかな?!と思っています。

とりあえず恥ずかしがらずに“awsome“って言える日が来るといいな、って思っています。(カナダの人めっちゃ多用するけれども日本での英語学習ではあんまり馴染みがない単語だったから使うタイミングがいまいちわからない笑)

See you later!



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