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詩集(自選版)

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私の紡いだ言葉たち。 自選版。
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2024年1月の記事一覧

【詩】黄金の精神

【詩】黄金の精神

黄金の

気高さを撒き孤独に伏す

危うさを燃える煌きに隠す

柔く 柔く

金色の幕引き

すべてを覆い

翳りを生む

その暗がりで

私は佇む

黄昏れる貌が見えぬよう

眩く 眩く

閃光を間借りして

景色を溶かし

その金波の余韻を束ね

脆く 脆く

精神を織る

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

己の繊細さに悩むあなたは、きっと脆くも

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【詩】名札

【詩】名札

あそこを見てみなさい
言葉を覚えたばかりの人間が
こちらを仰いで
君たちをなんと呼べばいいものか
困っている
だから
ほら
名札をつけなさい
君は「月」
あなたたちは「星」
そこの大柄なのは「夜」
と神さまは用意した名札を渡しました

しばらくすると

聞いてください
わたし
「星」なのに
人間は
「ベテルギウス」って呼ぶんです
わきのしたって意味らしいです

報告する者が現れました

それを聞

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