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2018年10月の記事一覧
優しさは巡る――大村あつしさんの小説「夏休みのキセキ」がおすすめです
大村あつしさんというnoterさんをご存知でしょうか?
IT書籍の分野でヒットを飛ばし、プロの小説家としてもご活躍されていらっしゃる、大村さんが、ここnoteでも次々と作品を発表されていらっしゃいます。
大村さん、とても気さくな方で、私の記事にもコメントをいただいたり、カクヨムのほうで温かいレビューを書いてくださったりして、以前から「お優しい方だな、この方の作品も読んでみたい!」と思っていまし
noteであえて長編を書いてみたい
私がnoteをはじめてから、ずっと、思い込んでいたことがあります。それは「長編小説は、noteでは読みづらい&読んでもらいづらい」ということ。
私自身、noteで長編小説を書かれている方の、第46話とかがタイムラインに上ってきているのを見て「こういうところからは、読めないなあ」と感じ、自分で一番いままでに長く連載した「洋食屋ななかまど物語」も11話で完結しました。
私自身、いままで長編が書けな
最近どんな小説を読んでも「良い」以外言えない
図書館から借りてきた、原田ひ香さんの「ランチ酒」を読んでいるが、しみじみと、上手さを感じて、ほうっと息をつきたくなる。
私が読むのはおしなべて女性作家が多いけれど、最近、何を読んでもおもしろい。というか、その小説の「良さ」がわかるようになってきた。
昔は、食わず嫌いが多くて、というか、読んでも良さにあまり気付けなくて「このひとおもしろくなーい」とか「あまり合わない」と不遜にも思っていたのだけど
調子が上向いてきました
腰がじょじょに直ってき出して、日常生活が明るくなってきた。
目がだめになったら執筆できないだろうな、と昔から思っていたけど、腰がだめになっても執筆できないことがわかり、ますます健康大事、と思った。
昨日今日と二連休だったのだけど、ほぼ、散歩がてらスーパーに行くほかは、ごろごろしていた。それで、すごーく元気が戻って来た。
やっぱり私には、何もしないでいる時間、というのが大切なようだ。心や体をリ
カクヨムで小説「冬嵐」にレビューコメントいただきました(感謝)
先日から連載している小説「冬嵐」ですが、いろいろな人の助言もあり、note以外の場所でも連載しています。
カクヨムとエブリスタでも、連載しているのですが、さっきカクヨムのほうに、応援レビューコメントをいただきました!とっても嬉しかったので、ご紹介します。
恋人の自殺を止められなかった過去を持つ、主人公の矢知順。
彼は海辺のゴミ拾いをしている最中、砂浜に倒れている少女を見つけます。
聞けば少女は
小説で描こうとするものの大きさに惹かれること――辻村深月さん「ハケンアニメ!」読書感想
ひとりの読み手として、どんな小説に惹かれるか、と聞かれれば『作者が「小説」という文学形態を使って、描き出そうとするモノが深くて広い作品』と答えたい。狭いところにエッジを立てて、独自の色で魅せる純文学的作品ももちろん魅力的だが、あくまで私は、広く深く、自らの小説畑を耕す作家を愛読する。
小説観といえばいいのだろうか。それが大きい作品に、惹かれる。それを言葉で表すのはすごく難しいのだけど、「小説」と
好きなものがあるってだけで
こんばんは、私です。
最近日常生活がなんだか楽しくて、しばらくnoteごぶさたしてました。私には毎日更新は無理やな(笑)って思います。書きたいときに書く!休みたいときに休む!のペースが必要なようです。
読書すると、やっぱり小説や本が好きだなって思うし、料理すると、ごはんづくり楽しいなって思うし、人生は夢だらけじゃないけど、わりあい機嫌よく日々を過ごしています。
好きなものがあるってだけで、人
すべての恋はギャグかもしれない
いつもの日記とは違う感じで、急にエッセイが書きたくなったので書いてみます。
大学時代の2個上の先輩で、いまはもう連絡のとりようもないけど、たまに会いたくなる人がいる。仮に、Yさんとしよう。
Yさんは私たちの所属していたサークルの部長で、言うことすべてが面白く、キレッキレで、人を笑わせるのが上手かった。
いまでも、Yさんとの思い出で、忘れられないのが、私がカラオケボックスで半泣きな気持ちで、失
楽しみなことあれこれ
楽しみな予定を数えてみる。
今夜、富山の小説会の人たちと居酒屋で合評会。お題「ビール」「雲」で短編を書いて持ち寄るという会だ。「あなたとおいしい時間を」「夜風の酔い覚まし」を「ビール」で書いてみたが、どちらもあまり気に入らないので出さず「雲の上のおじいちゃん――東京大空襲の記録」を出す予定。
週末は、夫の実家の神戸に帰省する。義実家の人たちにお会いするのが、とても楽しみ。和食の美味しいお店を予
小説「冬嵐」で伝えたいこと
こんばんは。
気持ちが落ち着いたら、noteを書きたくなってしまったので、すごすごと戻ってまいりました。
やはり気持ちを整理するのに、どうしてもここで書くことは自分へのセラピーになるようです。
現在連載中の小説「冬嵐」について、まだ完結を見ていないので途中であれこれ言うのは野暮なのですが、すこしこの作品を書く上での思いについて話します。
この作品は、私の心の中にもともとある強い願望「孤独な女