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長生きしてね

連休なので神戸の夫の実家に帰省している。おとといの夜、帰省日当日の打ち合わせのために義実家に電話をしたら、夫のお母さんがこう言った。

「Mちゃん、このごろご飯もよう食べられへんようになって、痩せてきてるんよ。ぜひうちに寄ってMちゃんに会っていって」

Mちゃんというのは仮の名前で、夫の実家で飼われている御歳十六歳の猫である。

ふくふくのしっぽがチャームポイントだ。

今日の昼ごろ義実家にお邪魔して、夫のお母さんと弟さん、Mちゃんに会ってきた。

Mちゃんは腎臓が悪いそうで、食欲をなくしているので、夫のお母さんがしょっちゅう点滴を打ちに病院へ連れていっているらしい。

「もうすこし、長生きしてくれたらいいね」

そう皆で話した。

私が初めて義実家へ行ったときに、Mちゃんはさっと逃げて、どこかへ隠れてしまったが、今日は逃げなかった。夫に撫でられ、私にもしっぽをこすりつけてきたので、嬉しかった。

ヘッダー写真は、夫に抱き上げられているMちゃんだ。

お母さんが元気に過ごしてもらうためにも、Mちゃんがもうすこし、生きて皆を和ませてくれたらいい。

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