最期の時に 蓬莱ほっぽ 人は最期の時に後悔を語るという ああすればよかった こうすればよかった 後悔が溢れるという もっと遊べばよかった 美味いも…
懐かしい歌を 蓬莱ほっぽ 飛行機の轟音が空を割り 遠ざかる 見上げた鼻っ柱に花びら ひらり 飛ぶことも 舞うこともできない私は 懐かしい歌を一…
私は歌うだろう 蓬莱ほっぽ 私は歌うだろう 湯気の向こうに雀の歌を探して キーボードと電卓のセッションに肩を揺らして 水平線に溶ける陽…
蓬莱ほっぽです。詩を書きます。 ブログとTwitterを使って少しずつ出してきましたが、何だかnoteが楽しそうなので、こちらに移行しようと思います。 更新は不定期、それ…
蓬莱ほっぽ
2022年6月19日 22:32
最期の時に 蓬莱ほっぽ人は最期の時に後悔を語るというああすればよかったこうすればよかった後悔が溢れるというもっと遊べばよかった美味いものを食えばよかった旅をすればよかったあの時諦めなければよかった子どもをあやせばよかった医者の小言を聞けばよかった酒に溺れればよかった父の背中を見ればよかった母の背中を拭けばよかったあの子に好きと言えばよかった溢れ
2022年6月19日 22:30
懐かしい歌を 蓬莱ほっぽ飛行機の轟音が空を割り 遠ざかる見上げた鼻っ柱に花びら ひらり飛ぶことも舞うこともできない私は懐かしい歌を一節 春に霞んだ空へ放った轟くことも響くこともない懐かしい歌を一節年老いた唇を潤す森の奥の泉のような歌だ白布の下にあっても乾くことのない歌だここまで私の手を引いて来た鬼火のような歌だ鳴くこともなく飛ぶこ
2021年9月26日 23:29
私は歌うだろう 蓬莱ほっぽ私は歌うだろう湯気の向こうに雀の歌を探してキーボードと電卓のセッションに肩を揺らして水平線に溶ける陽を瞳に映して幼い寝息をメロディとして私は歌うだろう椿の落ちるのを見つめ清水に踝を浸し虫たちの歌を聴き分け白雪を両手で掬い私は歌うだろう高らかな産声の響く時も健やかなる時も病める時も天に帰す者に祈る時も隠され
2021年9月21日 12:40
蓬莱ほっぽです。詩を書きます。ブログとTwitterを使って少しずつ出してきましたが、何だかnoteが楽しそうなので、こちらに移行しようと思います。更新は不定期、それも未熟なものばかりでしょうが、よろしければご覧ください。詩を読むことが好きで言葉を紡ぐことが好きで歌を歌うことが好きです。自分が生きたことを少しだけ証として残したい。それが誰かの心に届き触れることがあったら