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文…石原加受子 漫画…黒川依『会社・仕事・人間関係 「もう、何もかもしんどい…」と疲れ果てたときに読む本』

 頭は「もっと頑張れ」と急かす。

 けれど、心は「もう頑張れない」と悲鳴をあげている。

 「もっと頑張らないといけないのにやる気が出ない」と自分を責めてしまう…。

 そういう方におすすめの本。

 既にうつ病になった方向けというよりも、その一歩手前で早期に自分の異変に気づくための本だと思います。

 ●素直に「好き」「楽しい」と思えることをやれていますか?

 ●「休めない病」にかかっていませんか?

 ●とっくにキャパオーバーなのに、一人で更に抱え込もうとしていませんか?

 と問いかける内容です。

 …世の中、「頑張れ」とか「もっと頑張れ」とか「試練はそれを超えられる人に与えられる」などと、とっくに限界を超えている人に更なる努力を強いてそれを美談とするような風潮がまだまだありますが…、それってとても残酷ですよね。

 いかに努力家であろうと生身の人間。

 限界は必ずあるはずです。

 自分の「ここが限界ラインだ」というところを知るために、この本のような書籍をチェックリストとして活用することをお勧めします。

 自分を守るために。

 …しかし、既にいっぱいいっぱいになっている人は「自分が危険な状態」だと気づけなくなっている場合も多いです。

 だから、こういう本を読む人が増え、周りの人がいち早く異変に気づいて「よく頑張っているね。休んでいいよ」と声をかけてくれる世の中になることを願うばかりです。

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