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著…木村俊介『善き書店員』

 本を仕入れて、返本して、並べ方を工夫して、ポップを書いて、本だけでなく図書カードも売って、棚を作って、お客さんと一緒にプレゼント用の本を探して、クレーム対応をして…。

 これは、書店員さんたちの多岐に渡るお仕事内容、過酷さ、離職率、そして喜びや夢についてインタビューした本。

 本にどっぷりのめり込んでいる書店員さんもいれば、ちょっとドライでクールな方もいます。

 また、わたしが学生時代によく通っていた書店の書店員さんも紹介されているので、なんだか嬉しくなりました。

 わたしは特に、

 「同じ本なのに、読んだ人のそれぞれの中ではちがう物語が生まれるともいえる」

(P14から引用)

 という書店員さんの言葉に共感!

 それが本の楽しさの一つですよね。

 読んで、想像して、心の中に自分だけの物語が広がっていくのが。

 誰にも奪えない贅沢な世界です。

 だから、同じ本を読んでも、ひとりひとり感想が違う。

 他の人と感想を語り合うのが楽しいし、自分だけの宝物として大好きな本の内容を心にしまっておくことも出来る。

 書店って、人と本を繋いでくれる素晴らしい場所ですよね。

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