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編著…いろは出版 絵…真芝勇輔『人間図鑑 みんなのちがい』

 誰もが人それぞれ、見た目、感じ方、考え方、暮らし方といった様々なことが違う、と教えてくれる図鑑。

 ゆる〜いイラストのおかげで楽しく読めます。

 ●目の色
 ●肌の明るさ
 ●髪の色
 ●年齢
 ●癖
 ●身長
 ●血液型
 ●住環境
 ●食生活
 ●服装
 ●嬉しいこと
 ●恥ずかしいこと
 ●死後の世界に関する考え方

 といった「違い」が紹介されています。

 わたしは特に、「いいことがありますように」という気持ちをこめて他人の手のひらに唾を吐きかける部族や、眉毛が繋がっている女性が魅力的だとされる国の話がカルチャーショック!

 世界って広い…。

 また、エチオピアのムルシ族の女性が下唇にお皿をはめるようになったきっかけは、見た目を醜くすることで奴隷として売られないようにする工夫だった…とこの本で知り、わたしは何とも言えない気分になりました。

 今だって世界のあちこちで人身売買は行われ続けているわけですが、人が人を売り買いするというのは、なんてむごいことなのでしょうか。

 それをむごいと思うか当然と思うかどうかも「違い」の一つと言えるのでしょうか…?

 「相手は自分と同じ人間だ」と思っていたら、きっと人身売買なんて出来ないのに…。

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