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編著…大石華法『ブラインドメイク物語 視覚障害者もメイクの力で人生が変わる!』

 目が見える人も、見えにくい人も、見えない人も、お洒落が楽しいのは皆同じだ…と教えてくれる本です。

 タイトルには便宜上「視覚障害者」という言葉が使われていますが、少なくともスキンケアやメイクをしている時、人は「視覚障害者」ではなく「自分」なのだな…とこの本を読んでいると気付かされます。

 丁寧に洗顔する。

 顔に化粧水、乳液をつける。

 ビューラーでまつ毛を上げる。

 マスカラ、アイシャドウ、ファンデーション、チーク、リップを塗る…。

 こうしたスキンケアやメイクの時間を通して、人は癒され、時にはまるで戦闘服を着たかのような高揚感も味わえます。

 自分の顔のパーツの形、大きさ、肌のコンディションを把握しないとスキンケアもメイクも出来ませんから、こうしたお洒落は自分と向き合う大切な時間にもなります。

 スキンケアをするだけでも、肌が綺麗になったことが手で触れれば分かるので、嬉しいものですよね。

 それに、自分には見えなかったとしても、周りの人から「きれい」と言ってもらえると、よりいっそう嬉しいと思います。

 美容って素敵!

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