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読書記録(そして考えたこと)

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本を読んで考えたことなどを書いています。 歴史本が多め。小説と詩も好きです。 3行でおさまる日々の読書記録は、3行日記に入ってます。
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#読書記録

年間100冊なんて、ちょっと読めそうにないけれど……

世の中には、年間100冊以上、本を読む方がいらっしゃるという。 それで、昨年1年間、自分が何…

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カズオ・イシグロさんの『わたしたちが孤児だったころ』のタイトルの意味がわからなか…

カズオ・イシグロさんの『わたしたちが孤児だったころ』を読みました。 おおまかなあらすじ …

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『知的生産の技術』を読んだ話、その後の話。

梅棹忠夫氏の『知的生産の技術』を読みました。 今年度の上半期、放送大学を受講したんですが…

『歴史戦と思想戦』を再読して考えたこと。

山崎雅弘さんの『歴史戦と思想戦——歴史問題の読み解き方』を再読しました。 歴史戦とは巷で…

文章を学ぶことは、自分の生き方を見直すことだった話

家族に学生がいるので、改めて小論文の書き方を調べてみました。 『試験に出る小論文「10大テ…

老いた親を見送る本を読んで、見送ることと死んでゆくことを考えた話。

たまたま手に取った二冊の本に、共通テーマがあることってありますよね。 そんなつもりなかっ…

『サラブレッドに「心」はあるか』を読んで、馬と人間を学んだ話

昨年、家族がウマ娘をやり始めました。 日常生活の中に、ちょいちょい馬が顔を出して来ます。 始めは、サラブレッドの話をしたり、競馬番組を見るだけだったのですが、競馬をテーマにしたマンガ『みどりのマキバオー』が導入され、狭いリビングに置かれるようになり……。 せっかくだからと読んでみたら、これが面白い。 『みどりのマキバオー』は人間と動物の垣根を越えたファンタジー競馬マンガなんですが、馬・ネズミ・人の三者が自由に意思疎通してるし、出てくる馬がどいつもこいつも人間臭いし、それ以

村田喜代子さんの『飛族』を読んで考える、国境の島に生きる未来

村田喜代子さんの『飛族』を読みました。 東シナ海の離島に住む老婆たちの生活を、大分から来…

20年ぶりにミステリーを読んだら、クリスティーがめっちゃ面白かった件

約20年ぶりにミステリーを読みました。 先日行ったヘアサロンで、スタイリストさんがミステリ…

メンタルが落ちたときに、なぜエッセイ本を読みたくなるのか問題。

50数年人間をやっていても、メンタルが落ちることはあります。 生きてりゃ、失敗もするし。 そ…

『ドイツ人はなぜヒトラーを選んだのか 民主主義が死ぬ日』は、やっぱり怖い。

 『ドイツ人はなぜヒトラーを選んだのか 民主主義が死ぬ日』を読みました。 夏に『エルサレ…

素人が読むシェイクスピア『テンペスト』(ネタバレあります)

先月より、シェイクスピアをちょろちょろ読んでいます。 縁あって『タイタス・アンドロニカス…

『タイタス・アンドロニカス』を読んだ。ぶっ飛んだ。

縁あって、シェイクスピアの『タイタス・アンドロニカス』を読んだ。 家族が図書館で借りてき…

『機能獲得の進化史』を読んで考える弱肉強食と適者生存の本意。

『機能獲得の進化史 化石に見る「眼・顎・翼・あし」の誕生』を読んだ。図書館の新刊コーナーにあったので、つい借りてしまった。 古生物は、なんとなく好きで。 絶対にこの目で見ることのできない、時間の中に消えた生き物たちというのは、想像するだけでわくわくするんだけど、他の方はどうなんだろう。 古生物学は、人類史の延長線上にあると思っている。 我々はなぜ我々なのか、を突き詰めていくと、どうしたって生物の進化史に行き着くし。 なので、うちの子どもたちが幼少期の頃、乞われるままに恐竜