本と川と街

街を巡るアートプロジェクト「本と川と街」は、2021年10月30日(土)〜11月28日…

本と川と街

街を巡るアートプロジェクト「本と川と街」は、2021年10月30日(土)〜11月28日(日)まで、東京イーストエリアの深川・本所を中心に開催。 ここではそのプロセスなどを実行委員会メンバーから入れ替わりでご紹介していきます。

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  • 本と川と街 鑑賞ガイド

    街を巡るアートプロジェクト「本と川と街」を、実際にまわって鑑賞したガイドレポート。

最近の記事

お好きな時にお好きな場所で、オンラインでも「本と川と街」を

【オンラインコース】 お好きな時にお好きな場所で、オンラインでも「本と川と街」を  取材・文:佐藤久美 写真提供:gift_lab       パスポートブック(¥1,600)はオンラインで鑑賞できる作品情報が詰まっています。オンライン作品は、アーカイブを繰り返し楽しめる作品と、期間限定の作品があります。ぜひパスポートブックで詳細日程を確認し

    • お店巡りをしながら、期間限定のワークショップとコンサートを

      【深川資料館通り&イベントコース】 お店巡りをしながら、期間限定のワークショップとコンサートを 取材・文・撮影:佐藤久美 各作品の開催日時は、HPやパスポートブックでご確認ください。パスポートブック(¥1,600)は作品の鑑賞に必要だったり、有料プログラムの割引が受けられたり、オンラインプログラムを楽しめたりといった様々な特典があります。街を巡るMAPの他、コンセプトブックやプログラムブックが同封された、手作りで製本されたアートブックです。 コース近隣のパスポートブック販

      • 水辺を巡り、街の記憶と現代アートを楽しむ

        【両国発-浅草周遊コース】 水辺を巡り、街の記憶と現代アートを楽しむ 取材・文・撮影:佐藤久美 各作品の開催日時は、HPやパスポートブックでご確認ください。パスポートブック(¥1,600)は作品の鑑賞に必要だったり、有料プログラムの割引が受けられたり、オンラインプログラムを楽しめたりといった様々な特典があります。街を巡るMAPの他、コンセプトブックやプログラムブックが同封された、手作りで製本されたアートブックです。 コース近隣のパスポートブック販売所:KAIKA東京、Ya

        • アートプロジェクトで時間のレイヤーを重ね、過去から未来に想いを馳せる

          【現代美術館発-清澄白河-森下コース】 本と川と街 2021 アートプロジェクトで時間のレイヤーを重ね、過去から未来に想いを馳せる 取材・文・撮影:佐藤久美 各作品の開催日時は、HPやパスポートブックでご確認ください。パスポートブック(¥1,600)は作品の鑑賞に必要だったり、有料プログラムの割引が受けられたり、オンラインプログラムを楽しめたりといった様々な特典があります。街を巡るMAPの他、コンセプトブックやプログラムブックが同封された、手作りで製本されたアートブックで

        お好きな時にお好きな場所で、オンラインでも「本と川と街」を

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        • 本と川と街 鑑賞ガイド
          4本

        記事

          音楽構築システム『AISO』による"終わらない・変わり続けるサウンドインスタレーション"を墨田区のアートホテル『KAIKA 東京』で無料開催

          こんにちは。『本と川と街』実行委員会の石松です。 昨年は「読書BGMライブ」で企画参加させて頂いたのですが、今年は「オンライン読書BGMライブ」として参加させて頂いています。 毎週日曜の夜に5週連続開催。YouTubeで初回のみ無料配信します。出演者はbirds humming the beat、daisuke miyatani、gen asai、morimoto naoki、moskitoo、no.9、paniyolo、[.que]、Suguru Oba、まるやまたつや

          音楽構築システム『AISO』による"終わらない・変わり続けるサウンドインスタレーション"を墨田区のアートホテル『KAIKA 東京』で無料開催

          まちの人で撮った、まちの映画「小名木川物語」

          「本と川と街」のなかでオンライン上映会が開かれる映画「小名木川物語」は、「深川発ローカルムービー」なんだそうです。ローカルムービーって、どんな作品でしょうか。製作委員会代表の東海明子さんに文を寄せていただきました。 「小名木川物語」をめぐる物語です。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 「小名木川物語」製作委員会代表で、映画『小名木川物語』プロデューサーの東海明子と申します。日頃はフリーペーパー『深川福々』を編集、発行しています。今回『深川福々』スタッフでもある黒崎亜弓さんのご尽

          まちの人で撮った、まちの映画「小名木川物語」

          私のなかの水辺。

          私が本と川と街に参加したのは、「まちづくり」というワードに惹かれたからでした。就職活動を控えている私は、将来のためになにをすべきなのかを模索中です。 そんななか出会ったのが、この「本と川と街」というアートプロジェクトのボランティア活動でした。 初めは、こんなにもアートに対して造詣の深い方ばかりだと思わず、馴染めるだろうか?私は場違いななのではないか?と不安でした。 しかし繰り返しミーティングに参加するなかで、それは杞憂である事に気付きました。 なぜなら、1つの事柄

          私のなかの水辺。

          日常記憶地図へのいざない

          地図をなぞる。 ただそれだけのことが、自分の奥底に眠っていた記憶を引っぱりだしてくれる。 自分は、これまで過ごしてきた時間の積み重ねで作られている。 地図をなぞって湧き上がってくるいつかの風景と向き合ってみたら、自分の輪郭が少しくっきりとした気がした。 私は私でしかない。良くも悪くも。 「本と川と街」で「日常記憶地図」ワークショップを企画している黒崎亜弓と申します。屋号は「ことばのにわ」。文を書いたり、編集したりしています。イベント企画なんてこれまで考えたこともない私が〝言

          日常記憶地図へのいざない

          2021 テーマカラー「桃花鳥色」について

          本と川と街 2021のデザインワークをはじめました。 キービジュアルに使っている1946年の写真は変えずに、今を捉える何かを追加する方向で検討をはじめました。 桃花鳥色(ときいろ)「コロナ終息への願い」いつまで続くのか分からない不安やオリンピック開催是非など、第三の感染症が広がっているのを感じる日々が続いています。1日でもはやいコロナ終息への思いをデザインに取り入れるたい。 その思いを色で表現することにしました。 選んだのが「鴇色」です。 鴇色にはいくつか種類が存在します

          2021 テーマカラー「桃花鳥色」について

          仕事をしたらお金をもらえるはずの世界でお金をもらわずに働いてみた

           本業の行き詰まりによる息抜きという不純な動機から、私はボランティアを始めました。10年以上私は目標達成至上主義の営業で、稼ぐ快楽に取り憑かれたように一般企業で仕事をしてきました。それ以外のことをあまり考えていなかったので、仕事が行き詰まるととても孤独な日々を過ごしてきたのでしたが、そんな中なんだかFacebookでふと見つけたこのボランティアを始めてみて、お金をもらわないのにたくさん仕事をする人たちがこんなにいることを知りました。 最初は、お金ももらわないのに結構な自分の時

          仕事をしたらお金をもらえるはずの世界でお金をもらわずに働いてみた

          徒歩20分を2時間かけて歩くと約100年と2000kmが過ぎました

          まちあるき、って知ってますか? 見知った近くの街を、この土地の歴史やアートや建物を、ここに生きてきた人たちの目線、訪れる人の目線、戦後という文脈で語るひとと一緒に歩くとき、いつも何気なく過ごしてきた街角が、驚くべきことにまったく違った世界に見えるんです。ちなみに、本と川と街が今年からなんとなく始めた試みです。本川街の「まちあるき」、その真の意味を知らなかった、初めて知ったあなたが正解です。 今日は、約12人ほどで菊川~森下エリアを歩きました。 電車でDD約10分(DD=出口

          徒歩20分を2時間かけて歩くと約100年と2000kmが過ぎました

          オープンミーティングふりかえり

          こんにちは。 本と川と街に参加させていただいております、みどりかわです。 今回は先日開催したオープンミーティングのことを振り返っていきます。 三組の登壇者の皆さまにプレゼンをしていただきました。 とっても濃い時間でした。 お一組目は、安藤誠さんの企画「NELKEN-Line」。 世界的振付家の故ピナ・バウシュの振付作品『ネルケンライン』を子どもや年配の方、障害のある方など多様な市民が踊る映像作品が、今年二月に京都で行われました。 約束事は同じ振り付けをみんなで踊ること。

          オープンミーティングふりかえり

          木偶人形は枯れ尾花の夢を見るか

          【序】この度筆を執らせていただきます、岡村昌範と申します。 今年2021年の『本と川と街』から、実行委員として関わらせていただき、今回は企画参加者=クリエイターとしても参加の予定です。 長年、広告企画制作の仕事に携わってきました。現在もグラフィックデザインおよびコピーライティングを主な生業としています。 近年、東京下町・深川というまちに魅了され、その一角に移り住んできました。深川の方々とのご縁もあり、また、このプロジェクトの妙味に惚れ込んで、まずは運営として関わらせていた

          木偶人形は枯れ尾花の夢を見るか

          10年後に、黎明期だったと振り返る日が来る本日。

          予言します。 このアートプロジェクト、10年以上続く長い文化的コミューンになります。先見の明のある皆様ご参加希望お早めに。 何を隠そう私の眉間には、大き目のほくろがあり、顔相学的にはこれを「先読みのほくろ」というようで、明日明後日というスパンではない未来を見たり流行るものに気づいたり、そんな力を持つようなのです。 「この黎明期のコミュニティに入っておけ。何事も作りはじめが面白いのである」と、彼(ほくろはフランス語で男性名詞)が申しておりましたのでついこの6月から運営とクリエイ

          10年後に、黎明期だったと振り返る日が来る本日。

          オープンミーティングを振り返って

          本と川と街プロジェクト実行委員の三熊愛です。先日、本名をもじった「あいくま」という芸名を頂きましたので、是非とも浸透させたいところです。 さて、私はプロジェクトメンバー兼クリエイターとして出展予定です。今回は自己紹介と、実際メンバーの方々との会議を振り返らせていただきます。 まずは自己紹介私は北海道札幌市出身で、京都芸術大学へ進学しました。2020年に卒業後すぐ、新潟県糸魚川市にて小滝地区担当の地域おこし協力隊として就任し、現在も活動中です。 大学で一番に求めていたもの

          オープンミーティングを振り返って

          本と川と街 はじめの

          こんにちは。本と川と街、運営メンバーのみどりかわです。 ここでは私たちがしている日々の運営に関する過程をnoteに綴っていこうと思います。 「本と川と街」って?江戸時代からたくさんの運河と舟運で栄えてきた東東京の深川・本所。 この土地を舞台に、「本」という記憶媒体を軸に風土と向き合い街をめぐる、 アートプロジェクトです。 昨年開催し、今年は2回目となる2021年10月30日(土)〜11月28日(日)の 約1ヶ月間を予定しています。 プロジェクト開催に向けて現在あれやこれやと

          本と川と街 はじめの