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「プール辞めたい」→「平泳ぎ、わかった!」息子が自ら『挫折』を乗り越えた瞬間。

小2の息子は、スイミングに通っています。

年長の秋頃から、お友達に影響されてやりたいと言ってから初めて、2年経ちました。

通っているスイミングスクールは、某大手スポーツジムに入っているキッズスイミング。

級が細かく分かれていて、クロール、背泳ぎ、それぞれの25m をクリアし、現在は平泳ぎに挑戦しています。

その次はバタフライで、レベルが上がってきて親としても嬉しく思っていたところでした。

ところが、平泳ぎをやり始めた息子が突如、

「もうプールやめる」

と言うのです!
ええー?!

今までプール辞めるって言い出したのは、年長の頃に1回あったけど、それからは一度もなかったのに。

話を聞いてみると、

「だって、全然できないんだもん」

まずは平泳ぎの足の動きから練習しているようです
が、どうやら、今までと動きが大きく異なることで、全然前に進めなくなってしまったらしい。
確かに私が見ても、ほんのちょっとしか進んでない感じでした。
息子曰く「3ミリしか進まないんだよ!!」。

これまでクロールや背泳ぎでスイスイ泳げていただけに、本人が感じるギャップは大きかったのでしょう。 
いわゆる挫折みたいな感じなのかなと思いました。

私も夫も、子どもの習い事は、子どもの意思ありきだと考えています。
なぜなら子供が楽しくない習い事は、どれだけやったところで学びたになりにくい、と考えているから。

…といいながらも、辞める!と突然言われると戸惑って、「ここまで続けたのに勿体ない」とサンクコストばかり考えてしまうのが、お恥ずかしい限り(^^;)

それでも、子供の自発性が促されるものこそ学びになると言い聞かせ、今回も「辞めないほうがいい!」などと大人の一方的な思いを強く伝えることは、しなかったはず。

「もう少しやってみたら、きっとできるようになるとママは思うよ」とか、
「これまでスイミング上手にできたんだから、息子くんなら絶対できるって思うよ」とか、
励ます方向になりつつ、息子自身の気持ちを無理に動かしすぎないよう、努めてきました。

ちょうどいいと言うべきか、スイミングの解約をしたくても1ヶ月単位でしかできない。
だったらその間少しばかり、やってみたらどうか、ということも伝えていました。

そうして、平泳ぎの練習をするようになって、7回目のレッスンから、帰ってきた後

息子が、嬉しそうに言いました。

「ママ、平泳ぎわかった!」

そして、床に寝転びんで、平泳ぎ足の動きを見せてくれると、おお!上手になってるじゃん!!

どうやら、ついに平泳ぎの足の動きが、本人が納得できるくらいに出来るようになったよう!
やったねー!!!

それを聞いて、これこそ、何度も繰り返していくとある時突然ポーンと浮上して出来るようになる瞬間だ!と、実感しました。

その後、息子はこうも言いました。

早くプール行きたいなー、楽しいんだもん!

おいおい、おとといまでやめたいって言ってなかったっけ?
とツッコミたくなる気持ちを抑えて、「そっか、良かったね〜楽しみだね〜」と受け止めた私でした。

周りにどれだけ励まされて、君ならできるとか絶対できるようになるから続けなよとか言われるよりも何よりも、自分の感覚で実感することが、前に進んでいくためのエネルギーになるんだということが、よく分かりました。



子供の習い事って、本当に難しい。

まあ、そもそも習い事をさせるかどうかというところも難しいところだなあと思います。
子供達の自由遊びの中にも、たくさんの学びがあると思うから。

それでも今回、息子が、自分の力で積み上げた経験によって自分で前に進むことができたことは、彼にとってひとつの礎になったのかなと思います。


では、今日はこの辺で!

最後までお読みいただきありがとうございました!



hona



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