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27.自分の内面だけではなく外見も受け入れる、コンプレックスとの向き合い方と太る事の恐怖


自分の全てが受け入れられない

これまで記事には書いていなかったのですが、
自分の個性やメンタル面だけで無く、自分の体とも向き合って来ました

見た目に関して、身長が高いこと、目が一重であることが、とてもコンプレックスでした

自分の嫌な所を受け入れられなかったのは、
自分の性格だけでは無く、
自分の体型に関しても同様でした

身長に対するコンプレックス

自分は物心付いた時にはとても身長が高く、今もかなり高身長です
5歳の時点で、1つ上の学年の子達と同じか、それよりも少し身長が大きいくらい、
毎年どんどん背が伸びていました
小学生の頃は、毎年10cm伸びていました

そのせいで、どこに行っても身長が高くて目立ってしまい、それがとても嫌でした
周りの同級生にから、「デカい」と言われる事もたまらなく嫌でした

猫背にした所で対して変わらなかったのに、それでも背を少さく見せたくて、
背中を丸めて猫背にしていたら、姿勢が悪いのが癖になってしまいました

身長の小さい同級生は小さくて可愛がられ、
平均身位で、身長が近い同級生同士が一緒にくっついているのを見て、
身長が高くて、可愛がられる事もなければ、
同じくらいの背丈だからこその一体感の様なものは自分には無く、どこか疎外感を感じていました

また、皆で写真を撮る際は、自分が前にいると後ろの人が映らなくなる為、
低くかがんだり、後ろや端へ避けたり、
目立たない様、邪魔しない様、周りを見て行動していました

大学生になってから、なぜか少し風向きが変わり、
身長が高い事でスタイル良く服を着こなせて良いねと、
前向きに捉えて貰える機会が増え、
自分の身長を多少プラスに受け取れる様になりましたが、

とにかく自分の身長の高さがコンプレックスで、
小さくて可愛い身長で生まれたかったなと、
余計に自分を嫌いになり、姿勢が悪くなる要因になってしまいました

目が一重である事のコンプレック

目が一重だった事が、とてもコンプレックスでした

芸能人を見ると、皆二重で、目がぱっちりしていて、世の中で言うと可愛いと言われる目の形と大きさでした

自分の目はそれに比べると、細くて、切れ長で、
初めはコンプレックでは無かったのですが、
周りが可愛いといっている話を聞いて、自分の顔や目は可愛くないないのだなと思うようになり、
次第にコンプレックスになっていきました

小学生の低学年の頃には既に、目は二重の方が可愛くて、良い事なのだなと、
子供ながら感じていた事を記憶しています

目は二重の方が良いというのは、一重が良くないと否定されたわけではなく、
同級生同士が誰々は一重、二重という話をしていたり、
一重の同級生が二重になりたいとネガティブな発言を聞いたり、
周りからの影響がとても大きかった様に思います

大人になった今、耳にした、言われた程度で傷付かなくなって来ましたが、
子供で純粋だった頃にそう言った話を聞くと、
自分の両親の価値観以外に、
学校や習い事で出会う同級生が親から教えられた価値観や教えが自分にも波及して、
どうしても影響を受けてしまっていました

自分の身体との向き合い

姿勢が悪くて、疲れやすかったり、
緊張して体がこわばった結果、体がガチガチになり、頭痛や精神的な疲れが来ているのかもしれないと思い、
メンタル面の改善の為に、姿勢の改善を同時に進めて来ました

改善をするには、原因を知る必要があった為、
姿勢改善をし始めて初めて、自分の後ろ姿までしっかりと直視しました

なんと無くこの辺りにお肉が付いているかなと感じていた所も、
どれだけお肉がついているかわかり、自分の醜い部分を見るのがとても嫌でした

でも、自分の醜い部分を直視して、受け入れて、改善する事を繰り返している内に、
メンタル面にもとても良い影響を与えました

姿勢が改善し、メンタル面も安定して来て、
特に最近は、よく寝て、仕事や対人関係のストレスがほとんどないのに、
生理前後のPMSや、偏頭痛が治りませんでした

何か別の原因がきっとあると思い、色々調べている中で、
HSP傾向の人は、特にビタミンB群が取れているか、食事を見直した方が良いというこちらの動画を見かけました

栄養の大切さ

振り返ってみると、昔から身長の割に自分は食べる量がかなり少なかったらしく、周りから小食だと言われることが多かったです

大して運動もしていないのに、いっぱい食べてもいいのだろうか、
脂っこい物や、甘いものを食べると太るのではないかという気持ちがいつもありました

細身である事が美しい、太っているのは見苦しいというルッキズムの思想を持っていたのか、
太る事が怖かったんだと思います

体脂肪を減らして、筋肉を増やすことが大事で、
体重の数字だけ見てもさほど意味は無いとわかっていても、
今でも少し体重が減ると嬉しく感じる事があります

そういった太る事を怯えるあまり、食べる量が少なくなってしまい、
自分の体に必要な栄養やエネルギーが足りず、
疲れやすかったり、神経過敏になったり、鬱傾向になっている部分もあるのかもしれないと思いました

内向型で、感受性豊かな部分は、これまで欠点だと思い、
治そうと努力してきたのですが、どうしても治せませんでした
恐らく自分の生まれながら元々持っている個性だと思います

でも、人に過剰にビクビクしたり、不安になりやすかったりするのは、
もしかしたら食事で治したり、緩和させたりできるかもしれないと感じました

なぜ太る事が怖かったのか

幼い時から競泳をしており、毎日きつい練習をしていました
そのせいで、中学生になるまで、とても痩せていました

身長164cmに対し、43kgで、
美容体重53kgをはるかに下回る体重でした

女性らしい体つきというよりも、アスリートの引き締まった体型で、
女性である事を意識したくなかった自分にとっては、
日々の運動で引き締まった筋肉と、一切無駄な脂肪が無い身体をとても気に入っていました

また、周りと比べかなり身長が高く、スタイルが良いと褒められる事があり、それが何だか誇らしく、
とても自分の体型を気に入っていました

けれども、親の教育方針で、中学受験のタイミングで競泳をなぜかやめなければなりませんでした
いくら食べる量が少なかったとはいえ、毎日激しい運動をしていた日常から、ピタッと無くなってしまうと、当然何をしても太りました
太ったとはいっても、適正な体重になっただけなのですが、
元がかなり細かった為、ふっくらした様に感じられました

自分でもだんだん太って丸くなってしまう事をかなり気にしていた上に、
周りの同級生や父親からも、太った等言われ、余計に傷付いてしまいました

気にしなければ良いと言われても、自己が確立しておらず繊細だった当時は、
そういった言葉を浴びせられると、気にせずにはいられませんでした

そこから、太ることへの恐怖へだんだん繋がり、
食べていなくても太った経験から、沢山食べる事への不安も生まれたのだと思います

また、別の要因として、日本の女性の美意識に、
太っているよりも痩せている方が美しいとされている事もあったと思います

男性目線では痩せている事が必ずしも美しいことではないという事を大学生になってから知りましたが、

中学生〜高校生まで女子しかいない環境にいた頃、皆の憧れはセブンティーンモデルの桐谷美玲さんでした

細くてスラットとしたモデル体型が綺麗とされる対象であった為、
細いことは美しいことで、太っているのは醜いという価値観を持つ様になってしまいました

いっぱい食べる事の恐怖

太る事以外にも、いっぱい食べる事に対しての恐怖があります
栄養の良いご飯を食べる事が大事、白砂糖の摂りすぎは老化する、トランス脂肪酸は体を酸化させる、添加物は良くないなど、
様々な健康情報が出回り、耳にすることで、
よくわからない、変な食べ物を体に入れたく無いという恐怖もありました

摂食障害では無かったですが、いつ発症してもおかしく無い思考は持っていたと思います

外国に来てみて、そんな事を全く気にせず砂糖のたっぷり入った甘いお菓子やドリンク、トランス脂肪酸だらけのポテト、塩辛くて味の濃いソースをたっぷりかけて食事をしている光景を毎日目にします

気にしていない人も沢山いるから、自分も気にしないといのも1つの選択肢ですが、
皆やっているから自分もやるが出来ない自分の性格と、
その国の国民病を見た時に、同じ様に自分も気にせず食べるというのはできませんでした
むしろ、日本にいた頃よりも外食をするとハイカロリーになる分、
家庭料理を抑えなければという意識が以前にも増して強くなりました

自分のコンプレックスは日本の価値観で作られたもの

こうして書き出してみると、自分のコンプレックスは日本の価値観にとても振り回されていた事に気がつきました

・小さいことは可愛い
・痩せていてすらっとしている方が美しい
・二重が可愛い
・目立つと嫌がらせを受ける

日本を出てから、身長、目の大きさ、体型だけで無く、肌の色、髪の毛質、毛量、出身国など、
そもそも見た目も、文化も、言葉も、違う事が当たり前になっています

英語圏の為、今の自分は、アジア人というのがパッと見てわかる特徴ですが、
周りと違うからといって、悪目立ちする事はありません

日本と何よりも違うと感じるのは、他人の見た目に関して、誰も言及してこない事です
肌の色が白い/黒い、顔が小さい/大きい、鼻が高い/低い、目が大きい/小さい、脚が長い/短い、身長が高い/低い、痩せている/太っている等、
日本にいた頃は、初対面の時、こういった見た目に関して、言及されることがとても多かったです
自分も昔言ってしまっていた事があり、非常に反省しました

違う事が当たり前で、誰からもそれを指摘されなくなると、
自分でコンプレックスを努力で克服しなくても、
ただ環境が変わっただけで、コンプレックスはすぐに解消しました

最近、日本では、美容医療が身近になり、手頃な価格で気楽にプチ整形でき、
余計にコンプレックスを変えやすくなって来ていますが、
本当はそんな事をしなくても良いのではないかとふと思いました

コンプレックスを生み出しているのは、社会で良いとされる価値観の押し付けで、
コンプレックスは克服したり、自分が変えるものではなくて、
そもそもコンプレックスを生み出す環境がおかしいのだと気付かされました

身長がが高い人が好き、目が大きい顔が好みなど、
好き嫌いの感情を持つことは否定はしませんが、
他人の見た目に関して、実際に口外して、気安く言及するというのは、
本当にやめた方が良いと、自分の体験を通して痛感しました

仮に自分に向けられた言葉でなくても、
誰かが言っているのを聞くだけで、見た目に対する他人の価値観の影響を受けてしまいます

また、食べる事、太る事に対する不安の根本的な原因は、
完璧な綺麗な自分でいたい、完璧な食事をとりたいという
完璧主義ではないかと思っています

以前よりもバランスは取れる様になったものの、
まだ完璧主義の傾向を手放せずにいます

色々思考錯誤してみた結果、
不安を感じやすい自分の性格に対して、現状の最善な対抗手段は、
時間はかかっても不安の正体を紐解き、
それに対して不安を取り除くアプローチをしていくしかありません

その為、今は不安を払拭すべく、栄養の勉強をしています

また、自分の好きな自分は、やはり引き締まった体でありたいと思う為、
いっぱい食べて栄養を付け、筋トレや運動をして、健康的な体作りをしています

今回は、食べる事、太る事の自分の中にある偏見や、思い込みを整理してみました
まだ、取り掛かっている最中の為、また経過や詳細について、更新していきたいと思います

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