不登校の家庭教師

不登校の支援をして10年以上の家庭教師です。不登校に悩む人(本人、お母さん、お父さん)…

不登校の家庭教師

不登校の支援をして10年以上の家庭教師です。不登校に悩む人(本人、お母さん、お父さん)全てに届きますように。リアルな経験と少しのノウハウをお届けします。

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不登校の家庭教師[サイトマップ]

私は家庭教師として不登校のサポートを10年やってきました。 サイトマップ 自己紹介 noteを始めたきっかけと思いです。 ・不登校に悩む人へ(自己紹介に変えて) 子どもが不登校になったら〜心構えが9割〜 まずは心構えを変えること。そこから始まります。そしてそれができたらほぼ解決です。 ・不登校になったら勉強が遅れて取り残されるという心配 ・子どもが約束守らない ・不登校とカレー ・返事がないとイライラ ・不登校と学校の落とし穴 子どもが不登校になったら〜無理せず実

    • どんな情報を選ぶべきか〜不登校の悩みと向き合う〜

      私は家庭教師として不登校のサポートを10年やってきました。 今回は不登校の親御さんだけでなく、同業者の方にも読んでほしい内容です。私にも答えが出ていません。ご意見・ご感想お待ちしています。 ある日、1人の生徒が、よく見ているyoutubeを教えてくれました。 そのチャンネルは中学生がやっているチャンネルなのですが、「学年200位だった私が100位になった勉強法とノートを公開します!」(※実際のタイトルとは異なります)というものでした。 学年200位が100位になった勉

      • 流石に怒りがこみ上げます

        私は家庭教師として不登校のサポートを10年やってきました。 家庭教師として伺ったときに、私が一人目ではないということがたまにあります。今まで何人かお願いしたものの、うまくいかなかったので私を呼んだというパターンです。 これ自体は良いことだと思います。 医療の世界では、セカンドオピニオンという言葉がだいぶ浸透してきました。複数のお医者さんから診察を受けるということですね。 不登校のサポートも万能な方法というのは恐らくありませんから、色んな人の意見を聞ける選択肢があることは

        • 子どもの手、見てますか?

          私は家庭教師として不登校のサポートを10年やってきました。 生徒と接するときに心がけているポイントとして、「手を見る」ということがあります。  ベテランの幼稚園の先生が、園児の爪をチェックして、白い線が入っている位置を見れば大体何日前にストレスをうける出来事があったかわかると言っていました。 心理学でも手の動きや位置は重要とされています。 もちろんこれらの例にはそれ相応の知識が必要ですが、そうでなくとも見えることはあります。 爪を噛んだ形跡がある。極端に深爪をしてい

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        不登校の家庭教師[サイトマップ]

          不登校サポートは親から

          私は家庭教師として不登校のサポートを10年やってきました。 実は不登校のサポートって、子どもに直接できるアプローチはそんなにないのかもしれません。私の場合、子どもに対しては学習指導の家庭教師とやっていることはほとんど同じです。では何をやっているかというとお母さん、お父さんに対するカウンセリングにほとんどの時間を費やします。 残念なことに、これに取り合ってくれない親御さんがいらっしゃいます。子どものためにお金を払っているのだから、親と話している時間がもったいない。というスタ

          不登校サポートは親から

          不登校のサポート、時間をかければ時間がかかりません

          私は家庭教師として不登校のサポートを10年やってきました。 いままでサポートしてきた中で1番年齢が高かったのが24歳です。学校に行けず高校をやめてしまいそのまま引きこもり生活。厳密には不登校ではありませんね。 初対面ではとても明るかったのですが、3回目に会ったときは壁に向かって立ったまま1時間、リビングのテーブルの周りをぐるぐる周ったまま1時間。ペタペタというスリッパの音をずっと聞いていたのを覚えています。 それでも2時間待っていると、さあ先生、勉強しましょう!と、こう

          不登校のサポート、時間をかければ時間がかかりません

          子どもが不登校になったら読んで下さい。きっと大丈夫です。

          私は家庭教師として不登校のサポートを10年やってきました。 わが子が不登校になってしまった、どうしよう。という方。 うちの子もうずっと学校に行ってない、これ以上どうすればいいの?という方。 私が家庭教師としてご依頼を受けたらどういったアプローチをしていくのか、ほとんどのご家庭にお伝えしたポイントをまとめました。 子どもは性格も一人一人違います。その子に何が起こったのかも一人一人違います。ですのでこの記事のやり方や考え方は万能ではありません。ですが私の10年の経験と知識

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          子どもが不登校になったら読んで下さい。きっと大丈夫です…

          不登校になると勉強が遅れて取り残されるという心配

          私は家庭教師として不登校のサポートを10年やってきました。 不登校の子どもを持つ親御さん、学校に行っていないと心配になることの1番は勉強のことですよね。 勉強に遅れてついていけないという不安です。ですが、ついていくとはなんなのでしょうか? 実は私は不登校だけを専門としているわけではなく、受験指導の家庭教師もやっています。家庭教師として独立する前はローカルながらそこそこ大きな学習塾に勤めていたこともあります。 塾にしろ家庭教師にしろ、毎年のように1年生の内容からやり直し

          不登校になると勉強が遅れて取り残されるという心配

          子どもが約束守らない!

          私は家庭教師として不登校のサポートを10年やってきました。 今回は不登校に限らずですが、子どもとの関わりの中で気をつけてほしいことです。 「1日1時間までって約束したのにゲームばっかりやってるから取り上げたんです!」 よくあることですが、私がサポートする場合には見直してもらいたい点があります。 まず、ゲームは1日1時間という約束ですが、 ほんとうに双方の同意でした約束ですか? こういうやりとり、あるあるですよね笑 ですがこれは約束とは言えないかもしれません。 子

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          お家の時間割り

          私は家庭教師として不登校のサポートを10年してきました。 最近もとある不登校の小学生に効果的だった意外にストレートな方法を紹介します。 それは時間割作成です。 お家で過ごす時間を学校のように45分ずつに区切って、やることを決めるのです。まずは1週間分作成しましょう。土日はフリーでかまいません。この時間割に書き込むのは教科だけではありません。本を読む、洗濯物をたたむ、ゲーム、テレビ、なんでもいいんです。ここでポイントが2つあります。 1つ目のポイントは、なるべく成果がわ

          お家の時間割り

          不登校とカレー

          私は家庭教師として不登校のサポートを10年やってきました。 不登校のわが子に対してお母さんお父さんがやってしまいがちなことに、正論や社会のルールで対応してしまうということが挙げられます。 「普通こうしますよね?」 「こんなこと普通は許しては行けませんよね?」 「学校に行かず時間があるんだから普通これくらいはできますよね?」 私に対してこういう同意を求めてくるお母さん、何人もいました。 もしくは学力が伸びると平積みされているテキストを買ってきたり、よくわからない通信教材

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          返事がないとイライラ

          私は家庭教師として不登校のサポートを10年やってきました。 子どもに話しかけても返事がないとき、ありますよね。 子どもによっては毎日反応がない子もいるかもしれない。機嫌によっては黙り込んでしまう、そんなことがあるかもしれない。 そんなときに知っておいて欲しいのですが、 子どもはちゃんと聞いています。 しゃべらない子ほど、しゃべらないときほど頭はフル回転。色々なことを考えています。だから伝えたいことは辛抱強く伝えましょう。答えを強要してはいけません。いつかお返事をして

          返事がないとイライラ

          不登校の声かけ

          私は家庭教師として10年以上不登校のサポートをしてきました。 学校行かないのならお家のお手伝いをしなさい。 学校に行かないなら勉強しなさい。 コレ、不登校の子が言って欲しくないワードのトップ2と言っても過言ではないと思います。元不登校の方のお話でも嫌だったエピソードとしてよく聞きますし、私の生徒たちもそうだったと言います。 一方で親からすれば、これを言わないと他になんと言ったらいいのかわからないというのもわかります。実際、家のお手伝いも勉強も大切なことです。 では何が

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          不登校と学校の落とし穴

          私は家庭教師として不登校のサポートを10年やってきました。 今回書きたいのは子どもが不登校になったときに知ってほしい、学校の対応にある1つの落とし穴です。 最初にくれぐれも断っておきたいのは、 この記事によって学校や先生を批判したいわけではないということ。 そして地域や学校、先生によって例外があるということも私は十分に承知しているということ。 これらをご理解頂いた上で読んで頂きたいと思います。 学校は登校させることが目的自分の子どもが不登校になってしまったら、まず学校

          不登校と学校の落とし穴

          とある不登校の中学生

          Nくんという中学生2年生の男の子がいました。 家庭教師として何度も心が折れそうになったという意味でもご紹介したいと思います。 学校に行きたかったNくん Nくんは中高一貫校の中学2年生でした。 小学5年生で自閉症の診断を受けていたものの、中学受験は問題のない成績で通過していました。 学校に行けなくなったのは中学1年生の終わりごろ。2年生の始業式にはかろうじて行ったものの、それ以来学校には行けてないということでした。 私が初めてお家に行ったのは2年生の7月。最初は部屋か

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          不登校に悩む人へ。(自己紹介に変えて)

          私はこれまで、家庭教師として不登校の子どもたちの支援をしてきました。実を言うと、その経験をどこかに残したほうがいい、先生の功績はすごいんだから本を書いたほうがいいと周囲の人から言われることも多々ありました。 しかし、生徒の人生の1つの分岐であるエピソードをみだりに公開することにどうしても抵抗がありました。また、すべての支援がうまくいったわけではありません。その後悔もまた同時に蘇ってくるであろう作業に恐れを抱いていました。なので自分の経験やノウハウを残すことは考えてきませんで

          不登校に悩む人へ。(自己紹介に変えて)