子どもの手、見てますか?
私は家庭教師として不登校のサポートを10年やってきました。
生徒と接するときに心がけているポイントとして、「手を見る」ということがあります。
ベテランの幼稚園の先生が、園児の爪をチェックして、白い線が入っている位置を見れば大体何日前にストレスをうける出来事があったかわかると言っていました。
心理学でも手の動きや位置は重要とされています。
もちろんこれらの例にはそれ相応の知識が必要ですが、そうでなくとも見えることはあります。
爪を噛んだ形跡がある。極端に深爪をしている。反対に爪が伸びすぎている。
手が荒れていることもあれば、リストカットやペンを突き立てた跡があることもある。
話すときに手をギュっと握っていることもあれば、ずっと手遊びをしていることもあるでしょう。
それらが分析できればもちろんいいのですが、それもまた知識と経験が必要です。
手を見ることの本質は、手を見ることそのものではなく、それぐらい細かく観察することにあると思います。
子どもの心の変化を知りたいなら、爪を見るくらい細かく観察しましょう。ということです。
また、こうしたクセをつけることは何から手を付ければわからない、となることが多いです。
子どもの状態がどうであれ、まずは手を見てみましょうか。と思えると落ち着いてサポートを始められるので、この仕事をするには大切なルーティンみたいなものですね。
お母さん、お父さんも、毎日子どもの手をみる習慣始めてみませんか?
読んで下さりありがとうございます。
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