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不登校とカレー


私は家庭教師として不登校のサポートを10年やってきました。

不登校のわが子に対してお母さんお父さんがやってしまいがちなことに、正論や社会のルールで対応してしまうということが挙げられます。

「普通こうしますよね?」
「こんなこと普通は許しては行けませんよね?」
「学校に行かず時間があるんだから普通これくらいはできますよね?」

私に対してこういう同意を求めてくるお母さん、何人もいました。

もしくは学力が伸びると平積みされているテキストを買ってきたり、よくわからない通信教材を与えたり。まったく手をつけないでのを見てイライラ。
いいものを与えても取り組まないならこれは本人の甘えだ。と、なったり。

私はそのときにいつも同じ説明をします。

カレーライスは野菜もお肉も入っていて栄養もとれます。子どもも大好きですよね。

では、お腹が痛い、胃を痛めている人に栄養があるからと言ってカレーを食べさせますか?

まずはお粥などから始めて、回復に合わせて消化のいいものを与えていけば、いつかカレーを食べられるようになるかもしれません。しかし、無理やりカレーを食べさせ続けていると、回復しないばかりか、一生固形物を食べられないダメージを負ってしまうこともあります。

心のダメージも同じです。元気な人間には正論が通じるかもしれませんが、いまあなたのお子さんはその段階にないのです。

この心がけ1つで、不登校を乗り越えられるまでの時間が変わってきます。まずは消化にいいケアを考えていきましょう。

読んでくださりありがとうございます。


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