見出し画像

200社以上落ちても、折れないチャレンジマインドの作り方

キラキラした言葉に踊らされて
転職してしまった若者の例を前回は書いた。

もっと早く相談してくれればと
思うないこともなかったが、
まずはそれ以前の心構えも重要である。

筆者は200社以上書類選考落ちしながらも、
ウィルス対策に世間が追われる中、
年収アップ+職種チェンジを実現した。

今回は転職活動を例にとって、
チャレンジングなマインドの
作り方について、今日は取り上げたい。

①その不安は行動しなければ消えない

いまと同じ仕事を続けても成長できるのか。
給料が今年も上がらなかった。
家族もいるし将来が不安で仕方ない。

転職活動を始めるきっかけは人それぞれだ。

明確なキャリアアップしたいという
前向きな意向を持っている方も
いるが、はじめのきっかけは
上記のようなネガティブなところから
スタートすることが多い。


どうしよう、どうしよう。
このままでいいのかと自問自答しつつも、
現職の忙しさに忙殺され
時間がだけが経ってしまうのが
一番良くない。

ただ一つ言えること。

行動しなければ不安は絶対に消えない。
むしろ増幅する。

転職活動でいえば、
職務経歴書を書く、
転職サイトをチェックする、
転職エージェントに相談する、
といったタスクがイメージできるだろう。

思い立ったら吉日。
ポイントは後回しにしないことだ。

経験上、伝えておく。
この最初の一歩のハードルが一番高い
はじめての転職活動ならなおさらだ。

「いまの会社はこれから
繁忙期だから落ち着いてから
始めよう」

そう思ってしまう人は、
自分の不安増幅を先送りに
するために作話してしまっている可能性がある。

小さいことでも行動に起こしてみる。
その結果、
「やっぱり転職って面倒だから、
今のままのほうがいい」

そう思えるなら、
それはそれで本人にとって精神衛生上、
良かったといえるのだ。

筆者の場合、書類選考に
落ちれば落ちるほど書類の書き方や
応募する職種や媒体の見直しなど
次の行動に目を向けるようにしてきた。

どうしても結果は白か黒かで
出てしまうので、立ち止まらずに
前に進むことを考えていた。

②隣の芝生を見るな

転職についての最初の情報収集をすると、
立派な成功者の例が出てくる。

するといろいろ考えてしまう。

・そういえば大学の同期のAくんは
 もう課長になったらしい。
・Bくんは実家の家業を継いでとても
 羽振りがいいようだ。

上記のような考えが浮かんできて、
尻込みしないでほしい。

自分と他人を比較して落ち込み
モードに入る人は少なくない


アメリカの心理学者フェスティンガーによると、
人が他人と自分を比較してしまうのは
本能、あるいは無意識の
反応である
とのこと。

誰もがそのような感情になる
可能性があるのだから、
自分を責めたり、傷つく必要もない。

それに必ず他人と比べる末路は
「上には上がいる」という
事実を突きつけられるだけ
である。
満たされることはないのだ。

メンタルヘルスの観点からも、
他人と比べることは不幸の
はじまりであると伝えたい。

ではどうすればいいのか。
比べるのは他人ではなく、過去の自分である。

受験などにも言えることだが、
どうしても転職は最終面接合格、
つまり内定獲得をゴール
においてしまいがちだ。

ただそこまでに小さいステップやゴールがある。

・いままで通らなかった業界の
 書類選考を突破した。
・はじめて二次面接に進むことができた。

こうして何も行動していなかった
過去と比べると、
確実に前に進んでいることを
認識できるだろう。

周囲の人間にはその小さな
ステップが見えていなかったとしても、
客観的に行動してきたことを紙
に書き出してみるだけでも
効果を実感できるはずだ


③ドリームキラーに惑わされるな

「ドリームキラー」という言葉を
聞いたことがあるだろうか。
直訳すると、「夢を殺す人」

今回の転職の例で言えば、

・このご時世で転職活動なんて到底無理だよ
・新卒で入った会社にここまで
 お世話になったんだから、
 考え直したほうがいいよ

あなたが前向きにチャレンジしようと
すればするほど、
こんな言葉をかけてくる人が現れる。

そしてそういう人に限って、
良かれと思って声をかけてくる
あなたの両親のような身近な人
だったりするから要注意だ。

当たり前だが、人によって様々な価値観がある。

その人達すべての意見に従うことは
物理的にできないし、
他人はあなたの決断に
何一つ責任を取ってくれはしない


特にいままでこうした他人の意見を聞いて、
そこそこ上手く行った経験を
自覚している人は注意されたい。

対処法としては、自分の考えを
とにかくアウトプットすること


先にも書いたが、自分の考えを紙に書き出す、
転職エージェントに相談する際に
価値観を言語化して伝えておくこと。

自分の意向や価値観の軸を
ひとつ持っておけば、こうした
ドリームキラーの
言葉も参考程度に留めることもできるし、
正しい判断ができるように
なるのだ。

④最後に伝えたいこと

ここまで転職活動を例にして
具体的にチャレンジングな
マインドの作り方について
簡単に解説してきた。

①不安を消すために行動する
②他人と比較しない
③ドリームキラーのアドバイスを
 鵜呑みにしない

これらを意識し続けるだけで、
余計な遠回りや精神的負荷は
回避することができるはずだ。

だが最後にその前提として
伝えておきたいことがある。

上記の実践の前にきちんと自身の
心身の体調は整っているだろうか。


日々の生活習慣が荒んでいると、
うつ病をはじめとしたメンタルヘルスの
リスクが高まる。

そうなってくると、
転職や新しいチャレンジにも
支障がでてくるようになるだろう。

これは、健康経営コンサルとして
強く伝えたいこと。

食事、運動、睡眠いずれかの
基本的な生活習慣を見直すこと。


何をしたらいいかわからない
方のためにも、参考書籍を紹介する。
30万人近い登録者を持つYouTuberとして
も活躍されている精神科医の樺沢先生
の本である。

ぜひできるところから始めてみてほしい。

心身のコンディションを
整えておくことがどんなチャレンジを
成し遂げるためにも
土台になることを忘れないでほしい。

この記事が参加している募集

#熟成下書き

10,586件

#最近の学び

181,470件

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。 みなさんが生き生き健康に働けるためのメッセージを発信していきます。 ぜひサポート、よろしくお願いします。