【怒ってはいけない?】子どもが嘘をつく理由。509日目
◇子どもの嘘
子どもの嘘に対するご相談が最近は特に多い印象です。
ここ最近だけでも10件近くのご相談がありました。
子どもだけではなく、相手から嘘をつかれると気持ちは良くは無いですよね、、
でも、親御さんからすると、子どもからの嘘のショックはとても大きいものだと思います。
そうなると、「なんで嘘をつくの?!」と叱責してしまうという話も多く伺います。
ただ、残酷なことに、嘘をついてしまった事を怒ったとしてもメリットはほとんど無いんですよね。
というのも、子どもの嘘は自分の心を守るための盾であるため、叱責という攻撃を受けると、より守りを硬くしようとしまうため、より嘘に拍車がかかってしまう可能性が高まってしまうのです。
◇ストレスが高まると嘘は出やすい
この時期はお子さんのご相談が多いのですが、子どもたちのストレスも増加しやすくなります。
連休も終わり、運動会の行事やテストなど、様々な行事やイベントもあり心身共に忙しくなりますので、ストレスも増えてくると言う感じですね。
ストレスが増えてくると、人間は「自分を守ろう。」という反応が増えてきます。
その一つに自分を偽装する。俗に言う「嘘をつく」行動も増えてくる場合があります。
少しでも自分をよく見せて周りから悪い評価を得ないようにするため。という目的が背景としは存在します。
子供の場合、大人と異なり自分を守る手段を多く持てていないため、簡単にできる「嘘をつく」という手段を取りやすくなります。
◇嘘以外の方法を考えられるように
子どもが嘘をつくことに対して、自分を守るため。という目的がわかったとしても、反射的に嘘に対して怒ってしまうと言う方もいるでしょう。
そうなると『嘘をついた時にどうすればいいのか?』という事を考えられると思うのですが、そこではなく、『どうすれば嘘をつかなくても良い状況を作れるのか。』と言う事を考えましょう。
嘘をつくという行動が出てからではなく、行動が見られる前にできる事を考え、少しでも嘘をつかない様にしていく事が大切です。
簡単に言えば予防ですね。
例えば、日頃のコミュニケーションを大切にしたり、子どものストレスが溜まりにくいように適度に遊びに行ったり、宿題をやった事を労ってあげたり。
日頃からできる事はかなり沢山あるので、嘘をつく子どもを責めるのではなく、嘘をつかなくても良いような状況を親御さんはできる範囲で構わないので作ってあげましょう。
とは言っても、子どもは嘘をついてしまう生き物です。
皆さんも少なからず嘘をついてきたことはあるでしょう。
なので、嘘を全て責め立てるのではなく、嘘をつく背景を考えて、子ども自身を含む人が悲しくなる嘘をつかなくても良いようにサポートしてあげてくださいね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました😊
それではまた!
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