ほっかいどう暮らし63 白糠町道の駅「あの豚みそラーメン」
先日無事に誕生日を迎えることができました。
ご近所のおじさん達がお祝いをしてくれまして、たくさんプレゼントもいただきました。
ちょっといいお酒やタンブラー、それと
お蕎麦屋さんのお食事券と「金ウンパーカー」…。
楽しく過ごした夜、誕生日を節目に自分の「来し方」を振り返ってみました。
学校を出てからは転勤族で、札幌、函館、道東の白糠町に勤務しました。それぞれの土地でいろいろなことがありました。
そう言えば、札幌や函館にはよく行きますが、白糠町には引っ越ししてからもう20年近く経ちますが、一度も行く機会がありませんでした。久しぶりに行ってみたいな…
そうだ!白糠町に行こう!!
ということで次の金曜の夜、いつものようにおじさん達とお酒を飲んでいた時に僕が
「誕生日を節目に、自分の今までを振り返ってみたい。ついては明日、かつて暮らした白糠町に行くつもりなので
と言ったら
「はぁぁぁ?しらぬか〜っ?!」
「遠いわ!!」
「なんであんたの『自分探し』に付き合わなきゃならないんだ?!」
だって…。
仕方がないので、翌朝早くに一人で出発
天馬街道を抜け
海岸線をひたすら走り、約4時間。やってまいりました
白糠町
先ずは昔住んでいたアパート、長女が通った幼稚園、それから僕が働いていた職場を見に行きました。多少変わってはいたものの、懐かしさで胸がいっぱいになりました。
その後は駅前の商店街
通称「ハミングロード」を歩き、漁港を見渡せる丘に上って町の風景を眺めながら
あの頃仕事はとてもキツかったけれど、たくさんの人と出会い、いろいろな経験をさせてもらった。何より二人の子供の父親になり
僕はこの町で少しは成長できたのだろうか
なんて考えました。
そうこうしているうちにお腹も空いてきたので、国道を走り道の駅へ。
白糠町の道の駅がある場所は、昔から「コイトイ」と呼ばれる地区で、これに漢字を充てて
道の駅も「恋問館」。
この裏の海岸も
「恋問海岸」というロマンチックな名前の海岸になっています。
まぁ、ロマンチックといっても今回はオヤジ一人旅ですが(笑)
さて、恋問館の名物と言えば
北海道の道の駅弁認定第1号の『この豚丼』。
久しぶりに『この豚丼』を食べようとレストランに向かったのですが
「あの豚みそラーメン」 「じゃらん見たと言って注文♪ 500円」
おおーっ、ワンコイン!これだこれだ!!
早速レストランに入りテーブル席に座って、注文をとりに来てくれたお店の方に
カレーやスパカツも美味しそうだな〜、なんて考えながら待っていると、やってきました
「あの豚みそラーメン」
ポスターにもありますように、チャーシューの代わりに「阿寒ポーク」と「エゾシカのひき肉」が乗っています。
ラーメンはコクのある味噌で、「エゾシカのひき肉」を混ぜて食べると一段と味が深まります。
途中で生姜やニンニクで味変も楽しめました。
「阿寒ポーク」は厚みがあるのですが、柔らかくてとても美味しかったです。
食べ終わってレシートを見たら
「じゃらん 1」
満足して道の駅を出た後は、チーズ好きの妻にお土産を買っていこうと
白糠酪恵舎さん へ。
直売所ではいろいろなチーズが並んでいましたが、残念ながら僕はチーズにはあまり詳しくないので
一番わかりやすい「チーズステーキ」を購入しました。
僕と入れ替わりにお店に入って来た若いご夫婦が、テレビか雑誌を見て訪れたようで、お店の人に
その時僕は気付きました。先程のレストランでは、書いてあった通りに「じゃらん見た」なんて言ったけれど、僕もいい大人だ。あそこは「じゃらん見た」ではなく
「じゃらん見ました」だろー!!
白糠町でまた一つ成長した......のか?
おしまい
帰り道で見かけたこのカンバン
やけに気にかかる...。
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